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日本人のギャラは中国人の三分の一というアニメ制作の現場。まずは財政規模の拡大や!財務省。

 少し前に、小さいけれど結構ショッキングなニュースを目にしました(「日本人なら中国人の3分の1で済む」アニメ制作で進む”日中逆転”の深刻さ)。

日本のアニメスタジオが、中国企業の下請けになるケースが増えている。新聞記者の中藤玲さんは「中国の求人サイトによると、アニメーターの平均月収は杭州では3万4062元(約52万円)。一方、日本では月収17万5000円でも業界平均よりずっと高い。中国と日本の関係が逆転しつつある」という――。

 いやあ、もしかしたら、と思てはいたんですが、三分の一!?もうあかんやんこれ、と絶望的になりますね。アニメって、日本が世界に誇るコンテンツやんか。せやのにそれを支える、いわば最先端の現場のアニメーターがロクに生活でけへんて、おかしいやん!な話ですね。

 上の記事ではいろいろと分析してはりますし、たとえば「製作委員会」方式があかんとか、色々と問題はあることとは思います。せやけど、もっと根本的な話をすると、間違いなく日本が国として落ちぶれてしもてることが問題なんやと思います。

 前にもどこかで引用した画像を貼っておきます。

 もしも日本が江戸時代以前みたいに、鎖国(この言葉自体は不正確なようですが、イメージとして)して日本人だけで暮らしてるんやったら、それなりにみんなが幸せに暮らせてしまうのが日本人やと思います。日本人はけっこう「がまん」してしまうんですね。和を尊ぶ国民性、みんなと同じであることで安心してしまうところがありますね。

 せやけどこれが「グローバル」、国際競争の場に引き出されたら、あっという間に潰されてしまうんやと思いました。せやからこそ、国全体としての経済規模を大きくせなあかん、つまりはGDPを増やさなあかんという、めっちゃ単純な話です。

 そのGDPを増やすためには、国がお金を出したらええだけの話なんですね。「中国」がこの30年、40年でここまで経済規模を拡大できたのも、ものごっつい勢いでお金を国中に出しまくってきたからですね。そしてさすがに国民全員が「今だけ金だけ自分だけ」なもんやから、やり過ぎてしもて、いよいよバブル崩壊が近づいてるわけですね。

 ホンマにこの30年、日本は何をしてきたんやと、悲しうなります。ただの一度もインフレになったことがないんですね。私が会社勤めの現役時代は、売り上げも給料も、毎年上がって行くのが当たり前、でした。今の若い人たちがホンマにかわいそうです。

 そしてそんな緊縮財政と増税を延々と続けて来た財務省の間違いに、もちろん10年も20年も前から声を上げて来た人はたくさんいてはりますが、ようやく最近は、わかってる人が増えて来たように思います。せやけど結局、「コロナ後の財政再建、与野党で協力を 自民・谷垣氏」みたいに、何もわかってへんアホな政治家が、自民党の重鎮の中にもまだおる、ということですね。

 最近は陰謀論やないですが、結局これは、戦後ずっとアメリカの言いなりになって来てるだけやったんかな、という気もしています。デフレのさなかに増税したらあかんという話は、実は財務省におる東大出の優秀な官僚が、わからへんはずはあらへん。

 そういう、国として超基本的な部分は、実は戦後は日本人が勝手に動かしたらあかんことになってるんや、ということなんやろか。昨日も書きましたが、そのために菅さんが来週また訪米して、アメリカの裏の人たちからの指示を仰ぎに行くんかなと、それこそ「自虐的」な気分になります。

 もう1週間前になりますが、「バイデン氏『一世代に一度の』経済対策を発表 インフラ整備に255兆円」などと言う報道もありました。

新たな経済対策では、8年間で2兆3000億ドル(約255兆円)を投じる。電気自動車の充電ステーションの整備や、鉛製の給水管の撤去などにも数十億ドル費やす。

 ものごっつい規模ですね。

今回の経済対策では、道路整備、鉄道やバスの車両交換、老朽化した橋の補修などのインフラ整備に6000億ドル超を投じる。
また、退役軍人病院の改良、低所得者向け住宅の改善、高速ブロードバンドの拡充、製造業とテクノロジー研究に対する助成金などにも数十億ドルを投入する。

 もうめっちゃ正しいことを言うてはりますね。あ、アメリカ国内ではまだ論争があるみたいですが。アメリカのマネが好きな日本の官僚、これを見習うたらどうや?また財源がーというアホが湧いてきますが、こういうインフラこそ、国債をバンバン出して賄うたらええだけの話ですね。

 え?将来世代へのツケ?ちゃうちゃう、まったく逆や。将来世代へのプレゼントやで。海外から借金してまで作った東海道新幹線は、長年にわたってものごっつい「富」を日本国民にもたらしてくれたやんか。ホンマに単純な話や。

 明治維新の元々のきっかけは実は「外圧」やったように、今回も何とか世界の大激動を、うまいこと利用して色んなことを一気に変えてほしいなあと思います。と書きながら、そしたらそれを、一体誰ができるんや?と思うと空しい気分になりますが、諦めたらそこで終わりや。蟷螂の斧でもええから、みんなで声を上げて行きましょう。「国はお金を出せ」と。

【文中リンク先URL】
https://president.jp/articles/-/44767
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE201C50Q1A320C2000000/
https://www.bbc.com/japanese/56599135

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【ナニワの激オコおばちゃん】

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