
日本人にとって北朝鮮という国は、もうトンデモない国やということは、ほとんどの人から賛同を得られると思いますね。別に差別や偏見と違うて、実際に、何の罪もない日本人を拉致してることを、国のトップが認めたわけやし、それにもかかわらずその息子はミサイル、核?実験を続けて世界中を恫喝しまくっているわけですからね。
どなたか、これに反論できますか?北朝鮮に拉致された人は千人以上はいるわけですからね。「トンデモない国」という言い方も何だかなあ、とは思いますが、どんなに口汚く罵ったところで、拉致被害者がすぐに還ってくるわけではないことが、ひたすら悔しい話ですね。
せやけどよう考えたら、そんなトンデモない国に対して、結果的には何もできてへん私ら日本国民は、実はもっとトンデモないと真剣に反省せなあかんのとちゃうか、と最近は思い始めるようになりました。特定失踪者問題調査会の代表、荒木和博さんが月刊『正論』の最新号(令和3年5月号)で書いてはります。
「拉致問題に関わって四半世紀、拉致被害者の救出のために永田町と霞ヶ関がいかに役に立たないか、場合によっては阻害要因になっているかを痛感してきました」。去年の十一月以降、立憲民主党・国民民主党・日本維新の会の拉致問題対策本部の会合で同じことを言ってきた。信頼できる自民党の議員にも直接お伝えした。
実はあまり知られていませんが、日本政府が認定している拉致被害者は、横田めぐみさんを含むたったの17人ということになっていて、そのうちの5人が、あの小泉政権時に日本に帰国したわけですね。けれどもまだまだ、それこそトンデモない数の人たちが実際には拉致されたまま放置されている、というのが実態なわけです。
荒木さんの特定失踪者問題調査会のホームページでは、
「特定失踪者」という言葉は「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者」を意味し、当会発足とともに定められた。令和2年(2020)5月現在、調査会には約470名の失踪者リストがあり、警察には約900名の拉致の可能性のある失踪者のリストがある。
と説明してはります。そして表に出て来やへん、もっと複雑な事情のあった人たちを含めると、ざっと千人を軽く超えて来るやろう、というわけです。いったい日本人、何をしてるんやと腹立たしくなりますが、荒木さんの『正論』の記事はもっと辛辣です。
かつてあるところで「拉致被害者救出と自衛隊」というテーマのシンポジウムがあり、私も基調講演とパネラーで参加した。パネラーの一人は自民党の国会議員だったが、この人の話はすべて自衛隊を使うことに否定的なものだった。憲法・自衛隊法であれもできない、これもできない、法律には立法意思というものがあるから拡大解釈もできないということばかり。国民を救えない理由を延々と述べたのには正直暗澹たる思いだった。その法律を作るのが国会議員の仕事のはずなのに。
ははあ、でけへん理由を延々と述べる、と。これを読んでハッとしました。毎日のようにYouTube番組で発信してくれてはる青山繁晴さんの4/6の発信(【ぼくらの国会・第137回】ニュースの尻尾「恐るべき“自民党”の実態」)で、自民党の「国防部会・国土交通部会・安全保障調査会 合同会議」での裏話をバラしてくれてはりました。
何と自民党の中にさえ、「憲法9条があるから、海上保安庁法25条は絶対に触っちゃ(削除しては)いけない。日本は人を傷付けないでやって来た」と言うた重鎮?がおるんやそうです。海保法25条とは、海保は自衛隊と一緒に軍事的なことはしたらあかん、という意味の条文です。
さらにもっと前の回では、「尖閣の問題は鄧小平が棚上げにしてくれたんだから、日本からそれを壊すような事を言うたらあかん」という意味のことを言うた重鎮?もおったそうです。一体何十年前の話をしてるんやろか。目の前の危機が全くわかってへんわけですね。
こんな時代遅れのモウロクジジイどもに、日本の防衛の話をさせたらあかん!という話ですね。『正論』で「暗澹たる思い」になった荒木さんの気持ちがようわかります。つまり、尖閣問題も、拉致問題も、それを解決でけへん理由は日本国内にある、ということです。
そして最初の話に戻ります。北朝鮮による拉致問題に心を痛める私ら日本人は、少しでもその思いを共にしたいという意志を表わすために、ブルーリボンバッジを着けています。何と先日の日米2+2会談では、アメリカのブリンケン国務長官も、オースティン国防長官も、ずっとバッジを着けてくれていたそうです(【主張】拉致と米国務長官 同盟強化が解決の道筋だ)。
今や国際的にも認知されてきたこのブルーリボンバッジを、何と日本の裁判官が「それを外さへんかったら裁判を開けへんぞ」と恫喝した裁判がホンマにあったわけで、それがフジ住宅裁判ですね。これについては、私はご縁をいただいてずっと応援させて貰うています。
※過去の記事は「ナニワの激オコおばちゃん【旧】」のカテゴリー「フジ住宅」にまとめてあります(CATEGORYフジ住宅)。
裁判でブルーリボンバッジを外させられたことに対して、それはおかしいと訴える『ブルーリボン訴訟』の第2回期日が明日(4/14)となりました。フジ住宅さんのホームページに案内が出ています(4月14日(水)『ブルーリボン訴訟』第2回期日傍聴についてのお知らせ。)。私も行きます!
また、フジ住宅の今井会長とともに原告の一員になってはる南木さんのホームページにも案内が出ています<(重要)4月14日(水)『ブルーリボン訴訟』第2回期日傍聴についてのお知らせと、依頼。>。ぜひみんなで応援しましょう。
「ブルーリボンバッジを外せ」と日本国民に命令する裁判官というのは、このトンデモない北朝鮮に対して共感を覚えてるとしか考えられませんね。もう、アタマが狂ってる!と言うてあげることにしましょう。
【文中リンク先URL】
https://www.chosa-kai.jp/
https://www.youtube.com/watch?v=D2s7dz13r3A&t=1184s
https://www.sankei.com/column/news/210323/clm2103230002-n1.html
https://gekiokoobachan.jp/blog-category-19.html
https://www.fuji-jutaku.co.jp/blog/?year=2021#article88
http://huji1.jugem.jp/?eid=46
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