
またまた北朝鮮がミサイルを撃ちました(北朝鮮 弾道ミサイル1発を発射 EEZ外側に落下か)。何だか日本人はもう慣れてしもて、いつも通り岸田くんは「断じて容認できない」と言うだけですね。北朝鮮や世界の軍事関係者は、こいつら(日本人)はアホちゃうか、と思てることでしょうね。
そもそも日本人はコワがってへんのとちゃうか、実際になんぼ撃っても何も変わらへんし、と。核シェルターの話が盛り上がる気配もありませんしね。どうも根本的に日本人の感覚は、世界の標準とはかけ離れてるんですね。スイスでは核シェルターの普及率が100%やというのに。
大都会では地下鉄の施設が流用できるとは言え、それも実は限られていて、古い地下鉄は浅すぎて役に立たへんようです(第466回 核シェルターが足りない?先に増やすのは防衛費)。小池都知事が新築住宅にソーラーパネル設置を義務付けるとか変なことを言うてますが、それやったら地下室を作らせる方が現実的やな。せやけどそれさえ、今の私ら日本人には違和感ありあり、ですね。
北朝鮮に話を戻すと、先日、西岡力さんが会長をやってはる「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」から資料が送られて来ていて、5月29日に「国民大集会」を実施するんやそうです(拉致被害者の即時一括帰国を!私たちは決して諦めない! 国民大集会)。
今にして思えば、安倍=トランプ時代に、拉致問題はものごっつい進んだんですね。資料の中に、西岡力さんが書いた「『全拉致被害者の即時一喝帰国』実現への道筋」という文章がありました。蓮池薫さんたちが帰って来てから既にもう、20年が経とうとしてるわけで、改めて、一体私ら一般の日本人に何ができるんやと、絶望的な気分になりますが、それでもしっかり話は進んでるんやと思いたいです。
西岡さんの言う「道筋」は、「世論の盛り上げ」「米国をはじめとする国際社会からの理解促進」「国際制裁の維持」「日朝首脳会談の実施」、の4段階です。そのうちの2段階目の部分で安倍=トランプの働きかけが効いたわけですね。
一言で言うと、「核問題の中に拉致問題がセットになって入った」ということや、と。アメリカにとっては自国に核ミサイルが届くことは絶対に許さへん、核・ミサイルはすぐに廃棄せよ、と。とは言えアメリカは、経済支援はせえへんけど、そのカネは日本からもらえ、そのためには日本と話をして拉致問題を解決しろ、と言うた、という話です。
2019年5月に、私たちがホワイトハウスに行った時、トランプ政権の関係者から次のように聞きました。
「ハノイでの会談で最初の1対1の会談で拉致問題を出した。その時、<意味のある回答>があった」。
<意味のある回答>の中身は、「それは外交上のことであなたたちにも教えられません。でも安倍総理には全部教えてあります」という話でした。
意味のある回答って、めっちゃ気になりますね。
アメリカは日本のお金を使って核問題を進める、日本は核問題が進んでも拉致問題が置き去りにならず、核が進む時は拉致も一緒に進む構造になった、ということだと思います。
とは言え西岡さんは、「絶対北朝鮮は嘘をつきます」と断言してはります。せやからこそ「救う会」は、「全拉致被害者の即時一括帰国」にこだわっている、ということやそうです。
「一括帰国が先、真相究明と実行犯引き渡しは後でもいい」、そういう我々の主張に対して、「家族会・救う会は硬直している。何人かだけまず取り戻してきっかけを作ればいいじゃないか」という人たちがいます。
いやいや、20年前に既に、ウソをつかれて死んだことにされた人たちが何人もおるやんか、という話ですね。ここは妥協したらあかん、と。
いまだに裏切り者の田中均氏(元外務省アジア太平洋局長)は、「日朝合同調査委員会」を作って東京と平壌に連絡事務所を作ればいい、などと言うてるようですが、そんなもん、北朝鮮にウソをつく場を与えるだけの話ですね。
もう一度、確認しましょう。「全拉致被害者の即時一括帰国」でないと、絶対に動いたらあかんのや、ということですね。原則が大事なんや。岸田くん、わかってるか?
【文中リンク先URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220504/k10013611171000.html
https://www.youtube.com/watch?v=ZQUru2R2coI
http://www.sukuukai.jp/syuukai/item_7831.html
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