
毎日読者の皆さんにはたくさんコメントをいただき、有難うございます。ホンマに勉強になりますね。そしてもちろん、大いに励みにもなります。今日は前向きな話も書きます(笑)。あ、読者さんから、今ニチホが大変やという話をお聞きしました。最新のところではこれを視ればようわかる、と(【藤岡信勝】日本保守党「自由な社会の敵」の正体を暴く【デイリーWiLL】)。
「編集長」の山根真さんは、ええ感じ、ですね。正直やし。そしてこの藤岡さんは、若い頃は民青にもいたそうですが、今はもちろん保守の人です。めっちゃ真面目で誠実な人ですね。内在批判、外在批判の話をしてはりました。あ、左翼用語やな(笑)。
批判に対して、その批判の中身についてではなく、その批判者の、例えば外見とか年齢とか出自とかを出して来て「反論?」するのが外在批判、と。つまりは批判にはまともに答えんと、はぐらかして貶めてるだけやんか、という話です。あ、これ、百田さん、有本さんのことですね。
私は百田さんが、岸田のLGBT法「ゴリ押し」に怒りまくって政党を立ち上げたことは、めっちゃ良かったと今でも思いますし、それで目覚めた日本人もたくさんいると思います。何より本を100万部売るだけのファンを持ってはりますから、数としては有難いですね。
せやから、それ(つまり「ニチホ」)を大いに利用したらええやんか、という考えです。ホンマに倒さなあかんのは、自民党内の媚中、リベラル派と、公明党、そして当たり前ですが反日の立民と共産党、と考えてます。今は、百田さんがヤバいことを言いまくってても、実はお金が大好きでも、大目に見といたる、でええやんか、と思てます。
私は何の情報も持ってはいませんが、たぶん7月の参院選で自民党は惨敗し、石破は降ろされ、総裁選で高市さんを選んで、そこからやり直しになるんやと思います。衆参ともに少数与党になるので、その先はまた大変ではありますが、クーデターはあり得へんのやから、普通はそうなりますね。
そこでまた石破が森山や岸田と組んで、どんな卑怯な手を使ってくるのかは、想像が付きませんが、裏の裏を知ってる国会議員、あ、麻生くんにしてもわかってると思いますね。いくら何でももう終わりでしょ、岸田と石破は。
そしてそこにトランプ政権の、ビックリ暴露がいっぱい出て来ると、変化が加速するかも知れませんね。私は安倍さん暗殺の真相が知りたいですね。「費府の飛行士」さんは「安倍さん暗殺の裁判は何故始まらないか?簡単に言えば銃刀法違反はともかく殺人罪では有罪になる可能性が低いからでしょう。」と書いてはりました。その通りですね。
あかん、前置きが長すぎたわ。今日、ええ話やと思たのは、伊勢雅臣『国際派日本人養成講座』の「ゆっくりと進化を続ける日本企業 ~ ウリケ・シェーデ『シン・日本の経営』を読む」でした。私は無料メルマガで読んでいますが、リンク先は同内容の「note」ですね。孫引きになりますが、これです。
日本が世間で言われるよりもはるかに強い理由は、日本企業の再興が進行中であり、グローバルな最先端技術の領域で事業を展開する機敏で賢い企業が新たに出てきたことにある。こうした企業の多くは最終製品ではなく、素材や部品などの中間財を製造している。消費者は日本の中間財の技術や生産設備の重要性に気づいていないことが多い。[シェーデ、p5]
ということやそうです。そんな「機敏で賢い」企業例の上位の5社の事業内容と利益率は、
・(株)キーエンス センサ、測定器など、47.48%
・ファナック(株) 工場自動化、ロボットなど、32.69%
・ヒロセ電機(株) 高性能コネクタ、29.42%
・(株)ホギメディカル 医療用不織布、24.72%
・ユニオン・ツール 産業用切削工具、24.38%
なるほど。そういえば先日、宝塚市に巨額寄付をした人が、元キーエンスの創業者の一人やったことを知りました(なぜキーエンスを辞めてボランティアの道へ…?宝塚市《254億円寄付》夫婦が「奉仕の精神」に目覚めた「運命的な事件」)。ストックオプションで得たキーエンスの株式の時価総額が1800億円を超えるとか。ひえーー。お近付きになりたいな(笑)。
あかん、話が下世話になるわ。上の本に戻ります。つまり日本は「素材や部品などの中間財の技術や生産設備」が強い、ということですね。さらにこの本では「日立製作所の変貌」も書いてある、と。
バブル崩壊後、日立は大苦戦し、2001年から2010年にかけて営業利益率は2%を割った。過度に多角化して多数の事業に手を広げたものの、その多くは収益性が低かった。
ところが、(写真)
そんな日立が過去10年の間に新しい会社へと変貌を遂げている。既存事業の多くから撤退し、日立化成など珠玉の事業も売却した。新たに掲げた目標は「スマートシティ」技術とアプリケーションのリーダーになることだ。・・・
日立製作所は2023年に11年連続で、情報サービス企業クラリベイトの「Top100グローバル・イノベーター」に選ばれたが、これは同社が集中的にディープテック(JOG注: 先端技術)戦略に移行している証だ。[シェーデ、p69]
ふむふむ。あ、スマートシティにはいろいろありますが、まあここでは措いておきましょう(笑)。そのスマートシティ技術の一環が鉄道事業で、イギリスからは車両の製造と保守事業の一括受注で、総事業費5500億円もの巨大プロジェクトを受注したんやそうです。スケールも大きいですね。
でもそしたら、次のような心配もありますね。今日(3/9)の産経の一面に出ていました(次世代電池技術、機微情報が中国に流出か 潜水艦搭載を検討中 経産相「調査したい」)。あ、ネット版では3/1に出ていたようですね。
次世代潜水艦などへの搭載が検討されている全樹脂電池技術の機微情報が中国企業に流出した恐れがあることが分かった。固有技術を持つAPB社(福井県越前市)が中国企業と関係が深いとみられる日本企業に経営権を握られ、中国側に機微情報が漏れたとみられる。武藤容治経済産業相は2月27日の衆院予算委員会分科会で、実態について経済安全保障の観点から「調査したい」と述べた。
ホンマに「中国」人には油断もスキもありませんね。こんなわけで、今の日本には希望と不安と、期待と心配が、ゴチャゴチャになっていますね。何度も言いますが、日本国民自身がしっかりせなあかん、ということですね。そして日本には、世界トップクラスの実力が、まだまだたくさんあるんやで、と言うておきましょう。
あかん、またマイナスの話やった。上のシェーデさんの本に戻ります。この本の結論部ではこう書いてはる、と。「日本では、
多くを望みすぎなければ、一部のパートタイムの仕事は終身雇用に転換されることもある。社会は混乱状態にはないし、大きな社会的な分断もない。社会のセーフティネットは充実し、国土は美しく、都市は清潔で安全だ。これらはすべて大きな成果といえる。[シェーデ、p183]
そうそう、前向き、前向き。日本では当たり前のことが、世界では強みになるんや、と言うことですね。
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