
今日もまた、ハタと膝を打つような、秀逸な動画を視ました。昨日公開の「もぎせかチャンネル」ですね。タイトルの「石破茂の文化大革命」に、グッと惹かれました(笑)。茂木誠(もぎまこと)さんですね。昨日の「もてぎ」とちゃいますよ(笑)。もし私が高校生か予備校生の時に、この先生に歴史を習うてたら、もっともっと歴史が面白くなったやろな、と勝手に思っています。
タイトルでピンと来ましたが、やっぱりそうでした。石破は今、毛沢東が仕掛けたある種のクーデター、つまりは「文化大革命」を起こしてるんやな、ということですね。その意味では、私も世間も皆がボロクソに言うてる「政権居座り」でも、石破にとっては今、「大勝利」の真っ最中なわけですね。ひえーー、ですよ。
毛沢東は数千万人規模の餓死者を出した「大躍進」政策の失敗で、政権を追われそうになってたんです。そこでこの「文革」を発動して、自らの地位を脅かしそうな劉少奇(りゅうしょうき)と鄧小平(とうしょうへい)を、これで追い落とすことに成功したんですね。
そのかわり、「中国」はその後ガタガタになり、数十年もの停滞期に入り、田中角栄が手を差し伸べるまでずっと、貧乏な国やったわけですね。でも、毛沢東は死ぬまで権力の座に留まることができたわけです。毛沢東は「中国」人民が何人死のうが、全然平気な人ですからね。
茂木さんはそもそも自民党の結党から説き起こしてはります。吉田茂の対米従属・自由党と、鳩山一郎のGHQ体制脱却・民主党が一緒になった、とっても不自然な、ムリのある「保守合同」やったというわけです。吉田茂は今に至る宏池会、鳩山一郎は今の清和会につながる、と。
そして石破はさらにその中の第3局、親中の田中角栄の経世会、二階派とかに連なるというわけですね(おおざっぱに、ですが)。そして今の今は、「中国」を脅威とみなし始めた旧「安部派」、保守派を、安倍さん亡き後、見事に潰しまくって来たわけですね。ほら、大成功やんか。
茂木さんはこれは、一種の「党内クーデター」もしくは「自爆テロ」と言い切ってはります。もともと自民党というシステムそのものに無理があった、ということです。なのでここは安倍さん批判にはなりますが、「党内融和」を優先するあまり、二階を重用し、媚中派をのさばらせて来てたわけですね。
今まさに、その矛盾が隠し切れなくなって大爆発を起こしている最中ですね。そして茂木さんはこの後の石破の行動も予測してはります。党内で攻めてくる奴がいたら、「解散するぞ」「逆らう奴には公認は出さない」と言えば、みんな震え上がる、と。
総裁選は、もし石破VS高市になったらまた恫喝すれば、ごっそり自分に票が戻る、と。もしかしたら岸田が小泉進次郎を担ぐかもしれないが、そしたら放っておけばいい、強い味方、立民の野田がおるやないか、連立を組んだら?というわけです。
事ここに至ってやっと、高市さんをはじめ、保守派は自民党を出ていくことになるだろう、と。そしてそこまで来てやっと、もともと発足時から無理のあった「自民党」がついになくなるというわけですね。うーむ。
少し時間がかかるかも知れませんが、それでも茂木さんは最後に言うてはります。「選ぶのは国民やで」と。そうや、それを忘れたらあかんな。
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