香港のデモは世界が変わる兆なんかも知れんな。一民間人がペンス、ポンペオに会うって。

自転車小

 宮崎正弘さんのメルマガは、ものごっつい役に立ちますね。新聞にお金を出すのがアホらしくなります。あ、もちろん私は時々、宮崎さんの本もちゃんと買うて読んでますよ(笑)。いっぱい本を出しはるから、読むのが追いつきませんけどね。そして今日もまた、びっくりする話をさらりと書いてくれてはります。今も続いてる香港デモの話です。


 宮崎さんの記事(「ジミー・ライ(頼智英)がペンス副大統領、ポンぺオ国務長官と面会していた」)は、頼智英という人が今回の香港でのデモにポンと寄付していたり、挫折はしたものの、2014年の「雨傘革命」のときにも支援してはったことを書いてくれてはります。


 <ジミー・ライ(頼智英)は不屈の人物、中国共産党の圧力に決して屈しない。自宅に火炎瓶を投げ込まれたり、系列のアパレルチェーンを放火されたり、あらゆる妨害を乗り越え、香港で「自由、民主」を掲げた「リンゴ日報」と「壱」を発行し、北京の政策に批判を展開してきた。> そんなスゴい人なんやそうです。ようまだ生きてはるなあ。


 <「返還後、中国共産党の統治が進んで言論の自由はなくなるのではないか」と聞くとジミーは楽天的で、「中国は香港という国際金融都市を必要としている。国際金融には自由な報道、情報の透明性、客観性が絶対必須条件であり、香港がまるまる飲み込まれることはない。私はハイエクの信者である」と胸を張って答えたものだった。> というエピソードも紹介してくれてはります。ある意味典型的な、大らかで楽天的な「中国」人のようにも思えます。


 私がびっくりしたのは本筋の話のところではなくて、六四天安門事件の後、日本が世界に先駆けて「中国」への制裁を解いて、海部俊樹首相が訪中し、宮澤喜一首相の時に天皇に訪中してもらうなどという、あからさまな天皇の政治利用をしたときの裏話?です。


 <日本は中国制裁解除へ一番乗りをはたし、西側から軽蔑されたが、後に銭基深外相(当時)が回想録で「(日本を騙して天皇を訪中させたのは)外交上、あれほどうまくいったことはなかった」と書いたほどだった。> 何や、結局日本は騙されてたわけやんか。しかもずっとアメリカの言いなりになってきてたわけですよね。アホらし。


 宮崎さんの分析では、今回の香港のデモ騒ぎで、台湾にも波状効果が及んだそうです。国民党から出馬している郭台銘の支持が急落し、下降気味だった蔡英文の支持率が盛り返したんやそうです。まだまだわかりませんね。


 私の前の記事(「よっしゃ安倍ちゃん!イランも香港も北朝鮮も、全部つながってるんや。世界は邪悪やで。」)では、江沢民派と習近平派が戦っている最中なんや、ということを書きましたが、実は所詮、習近平派にしても、自由を抑圧するどうしようもない中共(中国共産党)やんか、ということですね。


 宮崎さんの記事ではブッシュ親子も親中で、その後のオバマの民主党も巧妙に中共から政治献金を受け取っていたわけで、ヒラリーが当選してたら、ずっと対中政策は大甘やったやろう、と書いてはります。ホンマにトランプさんが当選してよかったなあ。


 「中国」との戦いはまだまだこれからですけど、日本、絶対に世界から孤立せんように、これからもうまいこと立ちまわってほしいですね。繰り返しますけど、世界は邪悪、ですから。

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ナニワの激オコおばちゃん

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