ついこないだ発売されたばかりの本ですが、すぐに買うて読みましたよ。「入門『女性天皇』と『女系天皇』はどう違うのか」。第一部と二部に分かれていて、第一部は竹田恒泰さんと谷田川惣さんの対談、二部は谷田川さんの論考となっています。もう有名ですが、竹田恒泰さんは明治天皇の玄孫ですね。
内容はタイトルの通りなんですが、女系、女性の違いがちゃんとわかってる人でも、めっちゃ参考になる本です。というより、なんで今、私ら日本人がこの話をきちんと知っとかなあかんのか、ということがようわかります。
実はつい先日、「皇位継承問題、わかってしもたら簡単やのに、言うのが難しいな。女性・女系天皇、「愛子天皇」。」を書いたところでした。そこで書きましたが、結論だけを言うたら「女系」は天皇ですらない、「女性宮家」は意味がない、とても怪しげな「愛子天皇待望論」、ということなんですが、上の画像の本の帯に書いてあるようにこの本は、「愛子さまが天皇になれないのはおかしい」と思っている人は、必読!ということなんですね。
ホンマに、マスゴミの邪悪さには改めて、ぞっとしますね。あんたら、ついこないだまでやたら「愛子さま」のことを貶したり、前の皇太子殿下、皇太子妃殿下をぼろくそに貶してたやんか。それが今は「愛子さま」アゲアゲ記事ばっかりやんか。その一方で、目を覆いたくなるような秋篠宮家をディスる(貶める)記事を、毎週のように書いてるやんか、と怒りが沸いてきますね。時代が時代なら、こんな記事を書いたら不敬罪で○刑!やでホンマに。
この本にも出て来ますが、日本人の心を持っているとはとても思えないようなあの小泉元首相の頃に、「皇室典範に関する有識者会議」という、小泉首相の私的諮問機関が設置され、平成17(2005)年の11月にその報告書が出されて大騒ぎになったわけですね。「皇位継承について女性天皇・女系天皇の容認、長子優先を柱とした報告書を提出した。」とWikipediaには書いてありますね。
当時の私はまだ「覚醒」してへんかったけど、それでも何か違和感はありましたね。皇太子殿下のところに男の子が生まれへんかったからと言うて、女でもええから天皇に、なんて、愛子さまも困りはるんとちゃうか、という素朴な感覚やったように思います。その後、奇跡的?にも悠仁親王殿下がお生まれになって、この話はぴしゃっと収まったんですね。
そらそうや、皇位継承者がお生まれになったというのに「愛子さまを天皇に」なんて言うたら不敬千万やんか。ところが皇室を壊したい奴らはあきらめきれず、いよいよまた蠢き出した、ということなんでしょう。
上の本に戻りますが、ここではもう、そんな不敬、不逞の輩のよこしまな考えを、文字通り完膚なきまでに論破してはります。いや、「論破」という言い方は実はこの本にはふさわしくないです。「論」、つまり理屈ではないところで天皇、皇室は成り立っていて、それが二千年以上も続いてきたことこそが正当性の証なんや、ということを書いてくれてはります。
第一部の竹田さんとの対談で、谷田川さんが次のように言うてはります。
例えば、地域に樹齢何百年のご神木があって、それがちょっと邪魔だから切るとなったとき、切るか切らないかはともかく「ちょっと待って」という感覚があると思います。
日本人ならわかる「理屈やない」ところの感覚、ですね。それこそ縄文人のDNAなんやろか。皇位継承問題について今、私ら日本人に問われてるのは、二千年以上続いてきたことを、今の私らの理屈や感覚で壊して、変えてしもてもええんかどうか?ということなんやと、ようわかります。
そらあ変えたらあかんやろ、というのが結論なんですが、日本を壊したい連中はあの手この手でインチキな「世論調査」なんかも駆使して、攻撃してきています。明らかに将来的に皇室をなくしてしまおうと考えてる奴らもいますし、自分の憲法や法律の解釈が絶対正しい、と考えるアホな法匪や学者もいますが、それについてはまた書くことにしましょう。日本人、しっかりせなあかんな。
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