がっすん（菅さん）は、安倍ちゃん以上に策士なんかも知れんなあ、と思う今日この頃ですが（笑）毎日、展開が早いので付いて行くのが大変ですね。
今日は一つ、私にとって残念な話があります。
前に「大阪都構想に反対します。大阪市民の皆さん、ホンマに大阪市がなくなってもええんですか？」で、「都構想反対」を訴える新聞意見広告を出すために、クラウドファンドを募る話を書きました。
想定している原稿案については、ある新聞社の内諾はもらえたんですが、肝心のお金集めのためのクラウドファンドの複数の会社から、プロジェクトを拒否られてしまいました。うーん、今クラウドファンドは大人気で、審査にけっこう時間がかかったんですが、結果拒否、しかも理由はどの会社も言うてくれません。
時間的にはもうタイムリミットということで、全国紙、いわゆる大新聞の大阪本社版に意見広告を出す企画は、諦めることにしました。まあ何も始まってはいないので、今後もここでの発信は続けます。あー残念。
ところで前回の「都構想」カテゴリーの記事では「大阪市は公務員天国？！入れ墨の人も多い？！橋下くんはよう頑張ってきた？！都構想の裏の目的？！」として弁護士の徳永信一さんの「note」の記事を紹介させてもらいましたが、何と今チェックしたら、当該記事は削除されていました。その記事を教えてくれたメーリングリストの主宰者さんには了解を得ていたのですが、何かあったんかな？
徳永さんの記事でもう一つ、今回引用させて貰いたかった部分があったんですが、もうやめときます。前回は、大阪市は公務員天国で、自治労が強く、当時市長やった橋下さんはそれと戦うてはったんや、という話を書きました。そして今回出て来ている都構想は実は「組合潰し」なんや、と。
そしたらコメント欄で「依存症の独り言」というブログのずいぶん前の記事を紹介してくれた人がいて、懐かしいなあと思いながら読ませてもらいました。大阪市の現業職員の採用は、長年、特殊な慣行があった。
職員の採否を決めるのは市当局ではなく組合（労組）。
で、その労組を支配しているのは部落解放同盟（解同）。
環境局（清掃事業）や交通局などは、その典型である。
ゴミを集めるのも電車を運転するのも学歴はいらない。
ということで、労組＝解同が同和地区出身者を優先的に採用してきた。
実は大阪市出身の私は、この話はよう聞きました。清掃局や水道局には部落の人がいっぱいいてはるんやで、と。
大阪市は「現業職の給与が高すぎる」と、よく指摘される。
大阪市のホームページには、現業職（技能労務職）の民間給与との比較表が載っている。
それによると、大阪市の清掃職員の平均年収は655.65万円、民間の廃棄物処理従業員は415.61万円、そこには240万円もの開きがある。
ふうん。この記事は2012/02/11となっていますが、これは今はどうなんやろか。そういうのを表立って言われへんから、とにかくまずは大阪市を潰すんや、というのはめっちゃ乱暴な気もします。ホンマに給与バランスがおかしいんやったら、ちゃんと取り上げて市民にも説明せなあかんやんか。採用の話にしても、そういうことは一朝一夕では変えられへんから、少しずつ仕組みを変えるなりして改善していくしかないんとちゃうか。
そして今、一番危険なのは、ホンマに大阪市を潰すことが決まってしもたら、2025年1月1日までの４年ちょっとの間に、悲惨なことが起こる、ということですね。大阪市を解体するのに、めっちゃお金と時間がかかる、と。そしてその移行期には必ず市の行政のどこかがマヒするか、サービス低下してしまうのは、誰でもわかる話やんか。
家を建て直すことに例えてもええかも知れませんね。建て直す間はどこで生活するねん、という話です。しかも今の計画では、新しい庁舎は作らへんから、最初から「淀川区」と「天王寺区」の職員の５割から８割が、今の大阪市役所に勤めることになることは、前にも書きました（無責任の極み、維新と公明！特別区の職員の８割が他の区役所で勤務？最初から破綻してるで都構想）。「最初から破綻してる」と。
不誠実極まりない「説明会」でも、今はもうあらへん「二重行政」をなくすため、とかの理念の話しかしてへんから、現実に、大阪市が無くなることは実はどういうことなんか、大多数の大阪市民はまったくわかってへんのでしょうね。
大阪市という、日本第三位の都市が無くなったら、というのでちょっと調べてみました。世界各国の「人口第三の都市」は、アメリカはシカゴ、イギリスはグラスゴー、フランスはリヨン、ドイツはミュンヘン、イタリアはナポリ、カナダはカルガリー、、、、。日本は、、、大阪市というのがあったんですが、今は廃止しましたー、て言うつもりなんか？
もうアホの極みですね。世界に恥をさらす大阪市民になってしまうやで。「わかってしもたら皆が反対する都構想」というのは別にスローガンではなくて、ちゃんと調査した結果、数字で示されてることを、今日、藤井聡さんがツイッターに動画で投稿してはりました。
あ、そうそう、私はまだ読んでませんが、『都構想の真実 「大阪市廃止」が導く日本の没落』が出たばかりのようですね。もし不幸にも大阪市が廃止されてしもたら、という話のようですが、めっちゃヤバいですね。
何べんでも言います。なんにも大阪市を廃止せんでも、できることはいっぱいあるはずや、と。あまりにも乱暴な維新のやり方は必ず失敗するし、大阪市民にとっての大惨事になると思います。
【文中リンク先URL】
https://gekiokoobachan.jp/blog-entry-1148.html
https://gekiokoobachan.jp/blog-entry-1178.html
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/
https://gekiokoobachan.jp/blog-entry-1174.html
https://twitter.com/SF_SatoshiFujii/status/1313741008140599297
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