舐められたもんやな、日本の半導体エンジニア。何で外資に金を出すんや?甘利くんの売国議連。


 今日(6/9)は大阪地裁で「ブルーリボン訴訟」を傍聴して来ました。いずれフジ住宅さんや、原告の一人である南木隆治さんのブログで報告があるかと思いますが、よう考えたら変な裁判ですね。裁判所を訴える裁判、なわけですからね。ブルーリボンを外さへんかったら裁判を開けへんぞ、と恫喝されたことを訴える裁判です。

 次の裁判の日は何と、9月10日になりました。主に被告である裁判所側の弁護士?の都合のようです。おいおい、真面目にやれ!と言いたくなりますね。ホンマに裁判て、めんどくさくて時間がかかるもんですね。

 さて、今日はもうタイトルの通りです(笑)。ニュースはこちらですね(TSMCと協業の形、半導体企業は検討を-甘利氏「自前は無理」)。

自民党の半導体戦略推進議員連盟で会長を務める甘利明税制調査会長は、半導体産業強化のため、日本企業は海外勢と共同で国内に開発製造拠点を作るべきだとの考えを示した。具体的な提携候補として、世界最大の半導体受託生産企業である台湾積体電路製造(TSMC)を挙げた。

 何でブルームバーグが最初に?報じたんかな。この前は「経産省主導でソニーと台湾TSMCが半導体合弁構想、熊本に1兆円新工場」というニュースが最初に業界紙(日刊工業新聞)に載りましたね。今回、甘利くんはとんでもないことを言うてはります。

 甘利氏は「自前主義では絶対無理だ」とした上で、半導体製造装置や素材といった日本の強みを海外勢の技術と合わせて拠点をつくることが大事だと指摘。最先端の半導体を生産できるTSMCと「どういう形でコラボレーションしていくかしっかり考えないといけない」と語った。

 へえー、日本の半導体エンジニア、舐められたもんですね。「絶対無理」やて。あんたにわかるんか?私は前にこの甘利くんのことを、ウスノロと罵倒したことがあります。皇位継承問題に関して「最終的選択としては女系も容認すべき」とテレビで発言したからです。こいつ、アホや。

 話は戻って、この記事では正しいことも書いてあります。甘利くんが「兆円単位」とか、安倍ちゃんが「異次元のものを」と言うたことですね。せやけど、そんな大金を、何で今、中国人民解放軍とのつながりも疑われる台湾TSMCに渡さなあかんねん、という話です。

 「共同研究」なんかしたら、スパイ防止法も諜報機関もない日本では、まっっっちがいなく、情報が盗まれますね。泥棒が「私は盗みませんよ」と言うのを信じるんか?せやから甘利くんは「ウスノロ」やと言うてるんや!

 先日できた半導体議連は「3A(甘利、安倍、麻生)」なので、多くの人が政局と絡めて見ているとか。何でもええけど、とんでもない巨額が動くことが明らかなので、いち早く立ち上げたということでしょう。利にさとい台湾、「中国」人が、ずっと前から必死になって、経産省にも自民党にも食い込んでることでしょう。

 一方で多くの人が言うように、日の丸半導体を潰したのは通産、経産省やというのも明らかですね。バックにはアメリカがおったにしても、日本の国益という観点で動いたとはとても思えないのは、今の惨憺たる日の丸半導体の現状を見れば明らかです。

 今度はもっと酷い間違いをするんやろか。ぞっとしますね。今日もまた深田萌絵さんは発言してはります(アメリカで中共と闘う理由。勝算は!?)。深田さんの言うことはデマ、怪しい、と私への直接メールでも言うて来る人がまだいますが、あんたらこれ見てもまだ言うんか?と言いたいですね。

 重要な話は、アメリカではTSMCのことは、国家の安全保障の問題、今回の半導体不足を引き起こしたことに対するカウンターインテリジェンスの問題として捉えてるそうです。このところのTSMCの活動は、供給力という支配力をもって、取引先である産業を支配しようとする諜報活動の一環、と認識してる、と。

 しかもTSMCは巨大な企業なので、放置すると一握りの「中国」人に、日米欧の基幹産業が牛耳られてしまうという危機感を持っているようです。正しいな。甘利くん、甘いで。あ、日本を売って儲けるつもりか?まあこの人は「ええ人」っぽいから、単にダマされやすい人なんでしょう。せやから「ウスノロ」なんや!

 昨日のコメント欄にも読者さんが経産省の情報を寄せてくれてはります。ありがとうございます。みんなでしっかり監視して行かなあかんな。「国家百年の計」を考えることがでけへんようになった、小粒なサラリーマン官僚に、国を売らせたらあかん!

 日本国民みんなが、それぞれ自分ができるやり方で、日本の危機を乗り越えて行きましょう。昨日紹介させて貰うた #TSMC田中太一 さんは今、株主総会で質問するという方法を懸賞金付きで提案してはります。そうや、諦めたらあかんのや。諦めたらすぐに日本は、「中華人民共和国・日本自治区」になって、私らの臓器は好き放題、取られてしまうんやで、と言うておきましょう。

【文中リンク先URL】
https://www.fuji-jutaku.co.jp/blog/
http://huji1.jugem.jp/
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-07/QU5VP7T0G1KZ01
https://newswitch.jp/p/27370
https://www.sankei.com/article/20191124-YB2YQ7UYZBJNHP2J7O4NHUSX7M/
https://www.youtube.com/watch?v=jMgnI554H8o


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ナニワの激オコおばちゃん

コメント

  1. ベテランは消え去るのみ より:

    元業界人です。ブログ主様と同世代です。
    甘利さんが何を根拠に無理と言われているかは分かりませんが、私も今の現状では無理かと思います。いわゆる最先端プロセスの最上流の露光プロセスはかつてはキャノンニコンが世界を制していましたが既に20年近く前よりオランダASML(かつてのフィリップス系)に王座が移り製造装置でのエンジニアそのものが継承育成されていない故、金を突っ込んだところで実際に開発現場を担い得る上位ー中位ー実行の各エンジニアが質量とも寂しい現状と推量しています。以前ブログ主様も触れていらっしゃった湯之上さんをご参照頂ければTSMC、インテル、三星と現状どれほどの差となっているのかがお分かりいただけるのではとも思います。TSMCのみならず台湾の電子産業の技術者年齢別人口分布は50-40-30-20代が依然綺麗に積み上がってますが、日本の場合は(ここから先は想像です)オーバー50はリストラで薄く、40は数がいるものの次のリストラ候補怯えながら、この20年新規投資は絞られ最先端よりも既存プロセスのコストダウン優先、30-20は採用大幅減。これでどうやってノウハウの継承や次の最先端の研究開発ができるのか?これを大きく変えていくには金のみならずまずトップマネジメントが肝腎要となるはずですが、誰かいるのですかね?容易に考え得る展開はかつての著名エンジニア(多分60後半)を引っ張り出して社長ー役員に当てる、でしょうが、インパールの敗軍の将を再任命することになるような気がしてなりません。そう言うライトスタッフが見つかったとして、、、技術、営業の兵員育成から配備、実戦にまあ最低5年は必要ですし、失敗をミニマムにしながら進めるための仕掛けや仕組みなど思えば茫洋とするばかり。これも負け組ジジイのネガティヴ発想かもしれませんが、、、。

  2. 波那 より:

    TSMCに投資する事にえらい怒ってはりますが、今世界的に半導体が大幅に不足していて皆が一斉に欲しがっている状況である為、TSMCが最も生産力が高く体制が整っているからではないですか。半導体はコロナのせいもあって生産が遅れて来ているのもあって現況は半導体需要が逼迫しています。だから今は世界的に慌てていますが、このように需要の有無に左右されるので製造し過ぎになり在庫を抱えるリスクもある産業なのです。アメリカと日本は誰が見ても赤化が進んでいる韓国のサムスンを見離し、台湾を主軸にサプライチェーンの再編をしています。何と言っても半導体は戦略物資ですからね。ですからアメリカは完全に半導体で安全保障費を稼がせる国を台湾にシフトしようとしています。日米欧が、次世代半導体で主導権を握ろうと国家戦略を決めた以上グローバルサプライチェーンは支え合いですから。日米の投資が台湾に向かっていますが当然ながら、拠点を中国の影響範囲外にするという条件付きですけどね。台湾は地政学的に最も中国に狙われている国なので、クアッドとして台湾を守るのは国策であることも当然の事ですね。

    深田さんですけど、何年か前に杉並区の小林ゆみ議員の選挙の時に応援されていて、その時に写真が出ていたので見たぐらいで全く関心がなかった部外者として言及はしませんが、彼女が言ってきた事についての随分と詳しい検証が為され、丁寧にこと細かに論証もされている人なのだぐらいはネットで見て知っています。デマだ、怪しいと言って来られる方ですけど、それなりの根拠があるからじゃないですか。

  3. wako0755 より:

    ブログ主の記事とコメント欄の意見が180度違うみたいですが、私はブログ主の慧眼に期待します。1986年の日米半導体協定までは日本は世界の産業のコメの半導体の過半を抑えていました。
    アメリカは日本の電気・電子製品に100%の関税を掛けるなど理不尽な圧力をかけ、生産をファブレス(工場なしの企画・設計のみ)、ファウンダリー(製造工場)に分け、関税逃れのためファウンダリーは台湾・韓国そして中国に移転を余儀なくされました。
    台湾と言いましても、本省人、外省人、客家と、いて対日感情は全く異なります。
    今話題になっていますTSMS(モリスチャン・張忠謀)、フォックスコン(テリー・ゴー、郭台銘)達がこの業界に入り込んできます。彼らはもちろん日本と戦った外省人でアヘン戦争以来の青パン(チンパン)の末裔アーサー・チャオの仲間で、中国共産党、そして蒋介石・宋美齢以来のアメリカ民主党政権の命脈とも繋がっています。
    コロナウイルスを武漢発の生物兵器、アメリカ大統領選を中共・SNS・マスコミ・民主党による巨大で大胆な詐欺、と語るものは陰謀論者呼ばわりされます。
    しかし、勇気をもって理屈に合わないことに納得せず、情報を集めて自分の意志で発言を続けるブログ主に敬意を表します。

  4. ひろ太郎 より:

    当たり前のことを当たり前に考えればいいだけの話ではないですか?
    日本は半導体素材、半導体製造装置、半導体積層技術、或いはセンサー技術で世界最先端技術を持っているんでしょ? その技術を取りにつくばに研究所やソニーとの合弁会社を立ち上げようとしているんでしょ? どうして国費を使ってまで、持っていってくださいとしなければいけないのか? 誰が考えてもおかしいことだと思います。
    それらの技術が移転してしまえば、日本の貿易収支は一気に悪化すると思います。日本の強みは下積み技術者が積み重ねてきた努力の蓄積結果だと思いますが、その強みを自ら、差し出す訳ですから。
    チャラにした後で、日本が強みを持とうとしてもそれは「ベテランは消え去るのみ」さんの言う通り難しいと思います。恐らく、最近の日本企業はコストダウンが仕事、のようなことになっているのではないでしょうか? そして人員も非常に絞られているでしょう。
    だから逆に、強みが残っている今、技術の継承を図るべきでしょう。設備産業である半導体産業に韓国・台湾・中国は金を注ぎ込んできました。それに対して、日本は技術の切り売りをしてきた。そして最後の技術の切り売りの段階に入ろうとしているように見えます。
    アメリカは24兆円の半導体産業支援を決めたようですし、日本は2兆円。この2兆円が日本だけに使われれば、日本人技術者を呼び戻せば、長期投資を行うことが出来れば、復活は見えてくるでしょう。著名エンジニアや野に放たれた関連技術者を呼び戻せばいいでしょ。サムソンが日本人技術者にしたように、コアの技術者であれば一般技術者の5~10倍の給料でも出してもいいでしょう。その代わり、評価はシビアに。成果が出なければ、翌年の契約更新はないというような。
    車載用はルネサスの設備拡張要請などで、対応出来るのではないですか? 国家非常事態なのですから、設備投資支援など行えば。要は本気でやるかどうかです。
    半導体議連の言質は、技術移転ありきの言い訳に聞こえます。その尻馬に乗ってしまえば、日本の産業は萎みます。