全世界で一斉に始まった「プーチン悪魔化」のおかげで、実はいろんな選択肢が日本には増えてきたんとちゃうか、という気がしています。あのウスノロ岸田くんでさえ昨日(3/7)の国会答弁で、北方領土は「わが国の固有の領土」と言いましたからね(北方領土は「固有の領土」 岸田首相)。
実は安倍ちゃんの時に「二島先行返還」みたいな雰囲気があって、けっこうそれにのめり込んでたので「固有の領土」の言い方は控えてたみたいですね。これは安倍ちゃん、アホやったなあと今では言えますね。もちろん外交はその時々の駆け引きの結果やろうから、裏にはいろいろあったんかも知れませんが、少なくとも今回のウクライナ侵攻で、元の話に戻ったということですね。
そしてさらにネットでは、千島、樺太まで取り返したれ!みたいな話も出て来ています。今から考えたら、かつてソ連が崩壊した時が、それこそ千載一遇のチャンスやったわけですね。国がボロボロになって国際金融資本からズタズタにされてた時、とにかくお金が欲しいはずやから、お金で取り返せたかも知れん、というわけです。
まあ日本には、相手の足元を見て、札束で顔をひっぱたいて交渉できる人なんて、今も昔もおらへんような気はしますけれどもね。それでも外交なんてそんなもんやと、今回、多くの日本人は気づき始めたんとちゃうかな、と思いたいですね。
せやけどロシアは狡猾ですからね。2014年にクリミアを強引に併合した時も、既に言われてはいましたが、今回、同じことを日本にも仕掛けてることを指摘するツイートがありました(Chieko Nagayama @RibbonChieko)。
①プーチン氏…アイヌをロシアの先住民とする
②アイヌ団体からプーチン氏へ要望書を送付
理由は、日本政府から非常な労苦を強いられている
「アイヌを自治区にし北海道島と一体の保全管理を検討を」要望
アイヌはロシアの先住民で、日本に差別されていじめられてるから、それを救うために北海道を併合する、とプーチンやったら言うて来そうですね。形としてはクリミアや今回のドネツク、ルガンスクといっしょやんか、というわけですね。アホらし、と笑うてたらあきませんね。
そもそもアイヌは、何百年も前から既にして日本人ですからね。「先住民」と言うのは学問的にも全くのウソですね。ところが「アイヌは先住民」とした法律がすでに通ってしもてるわけですね。あのウソっぽい「ウポポイ」に、とんでもないお金が流れてるわけです。
これって、ウソで利権を作って国からお金を引き出すためだけやなくて、ロシアに北海道を差し出すための仕掛けやったんか、と思うとぞっとしますね。まあ日本のサヨクはそうやって、日本を解体することばっかりやってるわけですね。
ただ、最近の鈴木宗男・貴子父娘の言動を見てると、日本解体はサヨクだけの話やないですね。まあ自分の利権作りのことしか考えてへん売国奴なんやろなあ、と思うことにしましょう。同じような危険はもちろん、沖縄にもある、と。もう油断もスキもありませんね。
「中国」が今狙うてる台湾の次は、間違いなく尖閣、沖縄ですからね。そしたら今日(3/8)の「宮崎正弘の国際情勢解題」で、「西側がロシア制裁で団結し、ウクライナを熱烈支援したように 中国が台湾を侵攻したら、SWIFTからの排除、生産停止などは可能か?」の3回連続記事の2回分が出ていました。
めっちゃ気合入ってはりますね。というか、今「中国」は、プーチンのウクライナ侵攻を固唾を飲んで見守っていると思われますね。そして例えばもし、台湾侵攻したとして「中国」が「SWIFT排除」されたらどうなるか、とか、いろんなことを考えてるに違いない、ということですね。
まだ2回までの記事ですが、結論から言うと、「中国」の「SWIFT排除」ははるかに難しそうですね。西側が浴びる「返り血」はハンパないものになりそうや、と。グローバル勢力、ウォール街が許容でけへんのとちゃうか、ということです。
さらに、日本にとってもどえらい問題が山ほどあるんやと、戦慄すべき話がわんさかと出て来ます。そのほんの一部です。
日本のアキレス腱は在中邦人をいかに脱出させられるかにある
ロシア在住の日本人は2400名(3月7日現在)、外務省は帰国勧告を出している。在中邦人は、じつにこの100倍!
24万人が日本に引き揚げるのはたいそう難儀であり、満州の悲劇の二の舞を演じないことを祈るばかりである。
あの2005年の「反日暴動」のおりも邦人引き揚げは大問題となり、大手企業や大学のチャーター便が飛んだ。便数の多い沿岸部を別として、中国の奥地に滞在する人々が円滑に引き揚げるには難儀を伴うだろう。
中国の従来的な方法では、かれらは「人質」である。
もう一刻の猶予もあらへんやんか。宮崎さんが指摘するまでもなく、スパイ防止法もあらへん、外国人土地購入規制も与党公明党のせいで、ザル法になってしもてるとか、もう不安ばっかりですね。今すぐ、次から次へといろんな法律やらも整備して行かんと、「満州の悲劇の二の舞」になる、と。
ロシアから千島、樺太を取り返したれ、と言うのもええけどその前に、「中国」には今、24万人の日本人「人質」が取られてるんやという危機を、しっかり認識せなあきませんね。
【文中リンク先URL】
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022030701026&g=pol
https://twitter.com/RibbonChieko/status/1500847360804417536
https://www.mag2.com/m/0001689840
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コメント
シナに出向くのなんか、
日本の足を引っ張る断たせないための結着材(ザイニ)で確信犯ですわ。
マッチポンプでしかない。
もうずっと危険だから行くな言うても聞かへんのやから一緒にちょん切ればいい。
どうせ、ペラペラだし向こうでの生活には困らんよ。
それに、向こうの連中も日本に何百万いるか判ったもんじゃない。
それらと交換・・・すらしないよシナは
どうでもいい貧民層ばかりよこしてるから交換にもならん
日本が馬鹿なだけ。何で自ら手枷足枷を渡したり呼び込んだりするのだろうね。
220309-2
ソロです。
>>在外邦人の保護
「危険があるから行くのは止めとけ」は、勿論、危険の程度問題やろうし、その程度は時々刻々変化するもんやから、例えば植林事業とか農業指導とか、成果を出す迄に時間がかかる事の為に行っておられる方々の安全も考えたいのが日本人らしいジレンマになっているんやと思う。
海外青年協力隊なんかの海外非営利事業は、千変万化な外交事情は無視しての話やないと元々成り立たへん種類のもんやけど、そんな事言うてたら「目の前で起きている悲劇で、我々が少しのお金と大きな勇気を奮えばなんとかなる問題」は看す過さにゃならんから、に敢えてわが身の危険に目を瞑って飛び込んでやってる人もいるからやろ。
言うてみれば、自己責任なんやろうが、国として、国民として、ほんまにそれでええんか?
自己責任は営利事業の論理やろ? ボランティアの「止むに止まれない」精神で活動している人も国民なんやし、そんな通り一遍の理屈だけやったら自衛隊を筆頭に非営利の公務員は誰もおらん様になるで?
この矛盾した現実が潜在している事は日本国民全部が知っておくべきことやと思いますね。政治家は問題点を精査して指摘/指弾せないかん。
220309-2
ソロです。
>>日本も元々多民族国家という認識
プーチンにアイヌが「我々は北海道の原住民」や、と訴えて救済を求めてるみたいな話初めて聞いたが、アイヌは謂わば500年の日本人やし、民族証明の方法もDNA位しかあれんから500年も経ってるのに告発者を
特定する事も難しいやろ、こんな話はガースーにでも持って行き。
固より日本だけやなく、民族自体が後付けの括りやから、その区分で分けたら世界中の国は殆ど多民族国家や。
只、日本は江戸期260年の鎖国でその間、海外からの流入者が極端に少ないけれど、国境自体曖昧な時代で難破~漂着でそのまま居ついたものもいるやろから、千年単位で見れば、日本は間違いなく多民族で成り立った国家やで。
南や西からは、隼人や肥(くま)曽於(そお)の海人族、それに大陸系、南洋系、北からは氷期の地続きの頃からのマンモスハンターとか、内海だった日本海から渡ってきたツングース系のヤクート、ブリヤート、オロチョン、渤海人まで、アイヌなんて新参ものや。
就中、北海道や東北の原住民と言って好い1万年以上前から列島に住んでる蝦夷族なんて、千年前迄は「日高見の国」の住民として、シナと交易をしていたんやけど、これは、南は3万5千年以上前になるんで、日本人を定義するんはナンセンスやね。
だから日本は、大和王朝が建てた国やと言うてるや、そんならアイヌが日本を守るために一滴でも血を流したんかい? と、聞かれるで、ながしたんやったら「日本人」として戦ったんじゃないんか?
都合のよい時だけ少数民族を主張してたら日本はあっという間にバラバラやで、そやから、日本人になりたくない日本人が日本人にはようけおるんやろう、こう言う奴らはどうぞ出て行って貰おう、これも法制度が必要やね、国会議員の仕事やな。
領土問題は主権の問題です。内々の議論だけなら結構ですが、2島(先行)返還はロシアに”残りは結構です”という誤ったシグナルを送ることにほかならず、日本にとって悪手です。
ロシアは力しか信じない軍事国家なので、日本が旧ソ連に奪われた領土をロシアから奪還するには、まず日本がロシアを交渉のテーブルにつかせるくらいの強力な軍事力を保有することが必要になります。
なぜロシアが中国とスムーズに未確定国境線交渉を妥結したのかをみれば、それは明らかです。
世界は、理想や道徳によってではなく、軍事力と経済力によって動いています。