「太平洋戦争」と同じく「日中戦争」も、後から作られた用語で、自虐史観のプロパガンダですね。日本と「中国」は正式には戦争なんかしてません。当時のシナ大陸には、中華民国、蒋介石の国民党と、毛沢東の共産党、そして各地に「軍閥」が割拠していて、国家として一体、誰が責任をもって統治してるんか、ようわからん状態やったわけですね。
とは言え昭和20年8月15日に終戦の詔勅が下ったので、日本軍は武器を置いたわけですね。ただ、実はそこから、シナ大陸で悲劇が始まってしもた日本人がいっぱいおる、ということですね。その中の生き残りの一人が、私が時々引用させて貰うてる遠藤誉さんですね。もう80歳です。
満州に生まれ、昭和28(1948)年、7歳の時に命からがら長春を脱出をしはったわけですが、そのことを遠藤さんは『もうひとつのジェノサイド 長春の惨劇「チャーズ」』と題して出版したそうです。ただ、この本は元々は1984年に『チャーズ 出口なき大地』として出版したものの、何度も絶版になっていたので、やっとのことで出版社を見つけて復刻した、と。
そして、そのPRも兼ねて?6/27の「Yahooニュース」の常連コラムに記事を書いたところ(許せない習近平の歴史改ざん_もう一つのジェノサイド「チャーズ」)、「中国の古い友人や知人から連絡が殺到し、注意喚起を受けた。中国のネットで遠藤批判が広がっているという」という事態に陥ったそうです(中国から批判が集中した、長春の惨劇「チャーズ」に関するYahooのコラム)。
終戦後、日本軍が出て行った後、シナ大陸では共産党と国民党の死闘が始まるわけですが、この話の舞台の長春は、当時の満洲の首都で、ここを国民党は支配していたが、共産党がこれを包囲し、兵糧攻め、つまり食糧封鎖を始めた、と。そしたら当然、一般民間人も巻き添えになって、多くの人が脱出をし始めたわけですね。
国民党が支配する出口をいったん出て、共産党の支配する地域の入口(出口)までの間の、この中間地帯が「チャーズ(卡子)」と呼ばれていたそうです。今で言う、難民の避難所みたいなもんですね。ところがそこでは共産党も何だかんだ理由を付けて一般人を中(支配地域)には入れなかったため、多くの餓死者が出た、という話です。
私は知らんかったんですが、今の「中国」の「歴史」では、これを「長春包囲戦( 長春圍困戰)」と呼び、共産党がいわゆる国共内戦でこの後に勝利を決める重要な戦いであったことになってるそうです(「遼瀋戦役」)。そして何と、習近平は先日、北戴河会議の後、最初に訪れたのがこの遼寧省やったそうです(習近平の遼寧省視察の目的は台湾問題 背後には遼瀋戦役と長春の惨劇「チャーズ」)。
つまり、この「長春包囲戦」は、共産党の歴史にとって輝かしいものでないとあかんわけで、何万人?もの餓死者を出したことには触れたらあかんわけですね。お得意の歴史改竄ですね。またこの「長春包囲戦」は、今に至る「台湾問題」のとっかかりでもあるわけで、タイミングとして習近平が今回ここを訪れたのには大きな意味があったんや、というわけです。
話は遠藤さんの本に戻ります。「チャーズ」での悲惨な光景が、ごく一部、最初の引用の記事の中にも出て来ます。それだけでも吐き気を催すような、この世の話とは思えないほどの凄惨さです。まあ、もともと人肉食も平気でする民族ですからね。あーコワ。
そして今日(9/2)の同じくYahooニュースのコラム記事では遠藤さんは「『大地の子』と『チャーズ』 モデルとなった中国残留孤児の述懐」として、山崎豊子の『大地の子』を取り上げてはります。あー、この山崎豊子さん、結構売れてはりましたけど、「盗作」疑惑があちこちであった人ですね。
今はもう亡くなってはりますが、詳細は是非、リンクからお読みください。一言だけ言うと、やっぱり山崎豊子さんて、基本的に「不誠実」な人ですね。
上で記した6/27の「Yahooニュース」の遠藤さんの記事の、最後の部分を、長いですがコピペさせて貰います。遠藤さんの魂の叫びが伝わってきます。
習近平は、この残虐な大量殺人を覆い隠すつもりか。
これを「ジェノサイド」と言わずして、何と言おう。
この史実を、ありのままに書いた私を中国は「犯罪者扱い」しただけでなく、別の物語を書くことによって、史実を塗り替えている。
私はこの事実を残すために生きている。
事実を書き残すことによって犠牲者の鎮魂をすることが、生き残った者の使命だと自分に言い聞かせて、80を過ぎてもなお、日夜全力を尽くしている。
習近平よ、「事実求是」を守れ!
事実を認めるのが、そんなに怖いのか?
中国共産党は、そんなにもろいものなのか?
事実を認めたら崩壊するような党ならば、崩壊すればいい。
バイデン政権の戦争ビジネスは、戦争を経験してきた人間として許せないが、歴史を改ざんして犠牲者の魂まで侮辱する党は、なおさら許せない。
数少ない生存者として、どこまでも追及する所存だ。
遠藤さんはまだまだ戦う気満々、私らも見習わなあきませんね。
【文中リンク先URL】
https://www.amazon.co.jp/dp/4408650242/
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20220627-00302943
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20220802-00308469
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20220825-00311769
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20220902-00313209
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コメント
遠藤誉さんの魂の叫び。
我々は真摯に受け止めよう。
決して戦いをやめてはいけない。
ゝ「中国の古い友人や知人から連絡が殺到し、注意喚起を受けた。中国のネットで遠藤批判が広がっているという」
でもその復刻版が出たのを中国に知らせた奴が日本に居るってことでしょう?だから~スパイ防止法が〜!と言うのも、もう虚しくなります。キッシーが日本に入れる中国人の数を増やそうとしてるし。
小坪先生の所のコメント欄に書いたのですが、国葬終わったら勇退してくれないかな、自民党議員がクーデター起こしてくれないかしらと本気で思ってます。三年間選挙は無いし、他にどうやれば??
このこともだし…。
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