この一週間、他にやらなあかんことがあったのに、ほとんどインチキ「都構想」をやっつけることばっかりして来たので、今はちょっと脱力気味です(笑)。毎日の記事にたくさんのコメントをいただき、ありがとうございます。ホンマは一つ一つにちゃんとお返事をせなあかんと思いながら、全然できません。申し訳ありません。全部、ちゃんと読ませて貰うてますよ。
さて一日経って、どうもあるテレビ局は「都構想」実現を見込んで番組を作ろうとしてたのに、アテが外れてトンチンカンな番組になってた、みたいなネットの話題もあって、笑うてしまいました。今の日本の地上波テレビ局は、必ず台本ありで作られてますから、今回は見事に外れてしもたということですね。
日本語が読める人なら、あの「協定書」を読めば、いかにええかげんなことしか書いてへんか、誰でもわかりますね。新・淀川区の職員は8割が他区の建物に勤務?議員が18人の区議会?財源の裏付けは全くなし?市民プールとか、減らされる施設はいっぱいあるやん、とか、、、。
「都構想」は新しい統治機構への挑戦なんや、みたいに言う、おエラい評論家みたいな人もいてはるけど、あの「協定書」を読んだら、恥ずかしいなるで。統治機構の試みでも何でもなくて、ただのつじつま合わせの、できそこないやんか。実際にはそもそも最初から破綻した内容、というわけですね。
いろんな人の分析を見ると、今回は「維新vs自民+共産」みたいにしたがる人がおるけれど、そうではないですね。私は、維新vs「自分のアタマで考える人たち」と捉えたいです。実際ネットでは、ある30代の人が、何かおかしいと思ていろいろ調べたら、これはヤバいと思い、家族にも知り合いにも反対するように連絡した、という話が出ていました。
また私は、10代20代でわりと「反対」が多かったことに注目したいと思います。この年代はたぶん、朝から晩までスマホを見てるわけで、まず新聞は読まへん、テレビのニュースはウソばっかり、と知ってるわけですね。何でもすぐにスマホで検索、と。そしたらどうも「デマ!デマ!」と叫んでる方が実は怪しいことぐらい、すぐにわかりますよね。
そういう人たちの票がじわじわと増えて、最終的に、僅差でラッキーやったかも知れんけど、ひっくり返せた、ということやと思いたいです。はい、証明はできませんけどね。あれだけ朝から晩まで吉村くんを在版テレビ局に出してもらいながら、それだけでは絶対に動かへん人がちゃんと、半分以上おった、ということですね。
私の「都構想反対看板」に感謝状をくれはった自民党府連さんには申し訳ないですが、自民党が維新に勝った、という構図ではない、ということですね。あ、話の順序が逆になりましたけど、この話は、この看板の感謝状につなげてくれはった小坪しんやさんの昨日のブログ記事でも触れてはりますね(【維新敗北】大阪市解体住民投票。反転攻勢と今後の動き、速報版の分析)。これぞプロの分析、ですね。
「維新が敗北した」という表現がもっとも適切だろう。
ストレートに言えば、維新は敵を作り過ぎた。
そして、なるほどー、と思うのが
維新は今後、”都構想”というマジックワードを使えなくなる。
ですね。キラキラ輝いていたはずの「都構想」の言葉がもう使われへん、ということですね。まあネットでは、「どうせまた3回目、あいつら絶対言うてくるぞ」と警戒する人もめっちゃたくさんいてはりますが、つまりはもう、少なくとも警戒されるワードになってしもてる、ということですね。
さて、私らは「勝った、勝った」と喜んでる場合やのうて、実はホンマにこれから大阪を発展させるにはどうしたらええんや、ということを考えんとあきませんね。これについてはもう、「ホンマに大阪、関西を復活させるつもりなんやったら、大阪市を潰してるヒマなんかないはずやで。」で書きましたが、藤井聡さんの「大(だい)大阪が日本を救う」を紹介させてもらいました。
いずれにしても、これまでの日本の、間違うた緊縮財政路線では絶対にでけへんことですね。つまり、大阪の問題を日本全体の問題として動かさんとあかん、ということやと思います。あ、当たり前か(笑)。国に、大規模な財政出動をしてもらわんとあかん、ということです。
インチキな「都構想」騒ぎにつき合わされてしもて、えらい時間を損したわ。ホンマに大阪を、日本を発展させる方法は、何も大阪市をぶっ潰すさんでも、なんぼでもあるんや。そっちの議論をこれからはいっぱいして行きたいですね。
自分の感想の話ばかりになりましたが、早うスイッチを切り替えて行きたいと思います。
【文中リンク先URL】
https://samurai20.jp/2020/11/ishin-25/
https://gekiokoobachan.jp/blog-entry-1199.html
↑ 「都構想」の語はもう使えへんと思う人はクリック!ww
ツイッターもよろしく
コメント