たかがマスクとちゃうで。実は世界の先頭を走っている?アメリカと台湾。日本、早う追いつけ。

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 なんでマスクに関係ないトイレットペーパーがあらへんねんや、と思てたら、なんとお米まで、スーパーの棚から消えていました。もう嫌になりますね。アホちゃうか、と思ても、ホンマに今すぐトイレットペーパーや米が必要な人にとっては、とんでもない話ですね。たまたま今日読んだメルマガ<『表現者クライテリオン』メールマガジン> で、松林薫さんという人が書いてはりました。

これは「予言の自己成就」と言われる現象です。「紙の原料が不足する」という噂が打ち消されてからも列に並んだ人は、明らかに違う理由で行動しているわけです。おそらく「そろそろ家の在庫がなくなりそうだから急いで確保しよう」といった実需や、「今後もこんなデマが流れて品薄になるなら、いつもより多めにストックしておこう」という判断に基づいているのでしょう。その結果、現実に品不足は生じてしまいます。こうして、「予言」に根拠があろうがなかろうが、ある時点からはみんなの合理的な行動の結果、それが実現してしまうわけです。

 この現象は、銀行の取り付け騒ぎと同じなんやそうです。アホや、とかいう話ではなくて、実は合理的な行動なわけですね。ところが今の私ら日本の社会は、あまりにも精緻な社会システムを作り上げてしもたために、こういう突発的なことには対応でけへんようになった、と。

「無駄」や「あそび」を徹底して排除した効率至上主義のシステムは、すべての条件が予想の範囲に収まっている限りにおいてしか機能しません。

ということですね。それでも実は、台湾では何と「マスクアプリ」ができていることを、藤井厳喜さんの有料動画情報(ダイレクト出版)で知りました。藤井さんと対談してはる林建良さんの話では、今台湾ではマスクは本名(実名)で申告せんと買われへん、と。過去の購入履歴も全部わかるから、買い占めなんかしたら絶対バレる、という仕組みなんやそうです。

 そしたら逆に、余分があるから回しましょう、という人が出て来たりもしてるんやそうです。いやあ、さすが、もと日本人の台湾人(笑)。林建良さんは、日本は世界一清潔できちんとしてるのに、なんでこんなことになってるんや?とみんなびっくりしてるんやそうです。半分お世辞としても、日本人、情けない話ですね。

 一方では、マスクごときで個人情報を全部取られるのもどうなんかなあ、などと思いますが、これからのIT時代、そんなことを言うてられへんのかも知れませんね。少なくとも今回、マスクの買い占めがでけへん仕組みが、ホンマに台湾でできているとしたら、大したもんですね。

 そしたらマスクの話で、一週間ほど前に深田萌絵さんが有料情報で書いてはったことを思い出しました。実は今、「米中マスク戦争」が始まってるんやそうです。ご多分にもれず、米企業スリーエムも、医療用マスク工場をCHINA国内に持っていたところ、つい最近、それをCHINA政府が国有化しようとする動きがあったんやそうです。

 そして、今回の武漢肺炎騒動で、世界で一番早くマスクの輸出を禁止したのが台湾やったそうです。

 今回、ウイルス流行で奇妙なことは、多くの国が確かな情報がないのに、台湾だけがいち早く情報を掴んで適切な対応を行なっている。

台湾では、2月7日にマスクの在庫状態がリアルタイムで見られるシステムが報道されて絶賛されているが、あんなシステム作るのに一週間や二週間ではできない。

台湾は中国ですら把握しきっていなかったマスク不足に関する情報を事前に持っていたということになる。どうりで、台湾が米国に対してウイルス情報を先駆けて提供して、台米関係強化を計ろうと奔走できるわけである。

台湾企業フォックスコンはiphone工場で働く人の復帰の為に多額のボーナスを支払い、マスク調達不足解消の為に自社工場の中にマスク生産ラインを整備した。生産ラインの整備は2月6日だ。

 どうもアメリカは、かなり早い時期から情報を持っていたし、それを台湾はCHINA政府さえ出し抜いて、迅速に対応しているように思えますね。ん?これは今回、マスク工場を大急ぎで作ったシャープのことか?

 そしたら別の角度から台湾が今回、ものごっつい迅速に武漢肺炎に対応できていることを分析した記事を知りました(台湾が新型コロナの感染拡大を抑制できている理由)。

台湾が今回、感染拡大を効果的に抑制できているのは、2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の教訓が生きているという見方が一般的だ。SARSでは73人もの死者が出た。当時の恐怖は今なお鮮明で、思い出が今も語り継がれている。

 逆に日本ではSARSに関しては、ほとんど被害がありませんでしたね。台湾ではこれを機にいろんな体制を整備してきたそうです。さらに、

台湾の強力な個人管理システムも、感染拡大防止に一役買っている。台湾は国民皆保険制度で、誰もがICチップ入りの保険証を持つ。個人の番号は、医療保険や身分証明書など公的書類に共通で、海外渡航や治療履歴がすぐに分かる。

 なるほど、マスクの買い占めがでけへんわけですね。スゴいですね。日本は世界一清潔なんや、と自慢してても、いざパニックになってしもたら対応でけへんねんから、これは見習わなあかんのとちゃうか。実は今、アメリカと台湾が世界の先頭を走ってるんとちゃうやろか。

 とにかく変化に追いついていかんと、ホンマに世界の流れに置いていかれそうですね。日本ではずっと言われ続けてるのに、いまだにスパイ防止法もでけへんし。日本、負けたらあかん!

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ナニワの激オコおばちゃん

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