最近ちょっと時間が無くてあんまり本を読めてへんのですが、これは本屋さんで手にしてすぐ買うて、気軽に読めました(「日本の心をつくった12人 わが子に教えたい武士道精神」)。私は日本近現代史は好きやったんですが、チャンバラの時代、日本の中世は、はっきり言うて嫌いやったんです。そりゃあ自虐史観そのままでしたから、中世も含めた戦前の日本は、ひたすら暗くて悪い国やった、というわけですね。
今から考えたらおいおい、な話なんですが、教育って恐ろしいですね。日本の歴史は実はめっちゃ面白いんですね。全国各地にある「お城」にしても、マニアがいっぱいいてはりますね。モノを知らんのは恥ずかしいことですね。あ、以前に石平さんの講演会に行った話は「石平さんの講演会。感動の瞬間や「宗族」「圏子(ちぇんず)」について。」で書きました。
石平さんが日本に留学してきた最初に、ご自分の保証人になる日本人の奥さんを、同じ留学生の先輩に連れられて初めて訪ねた時の感動的な話を、上の記事で書かせてもらいました。石平さんはその奥さんに会った時、「今『中国』ではどこにも残っていない儒教の精神は、この日本にしっかりと残っている」ことを知って驚愕し、涙した?という話です。
そしてこの本は、日本にしかない「武士道精神」は、いつ生まれ、どう受け継がれて来たのかということを、まだ子供であるご自分の長男に教える、という形で書かれています。中世のことをあんまり知らん私にはぴったりですわ(笑)。しかもこれは史実を確認した上で石平さんが、自分はこれについてはこう考える、とはっきり書いてはりますので、わかりやすいです。
ちなみにタイトルの12人とは、 源義経/北条時頼/北条時宗/楠木正成/徳川家康/徳川吉宗/松平定信/大塩平八郎/武市半平太/大久保利通/東郷平八郎/西郷南洲です。武士道の本なんて、星の数ほどあると思いますが、これはこれで一つの筋が通っています。もうホンマに歴史ってワクワクしますね(笑)。
そして最終章の最終節で、三島由紀夫と一色正春さんを取り上げてはります。一色さんは、尖閣沖で「中国」船が体当たりして来た時の動画を流出させた人ですね。一色さんはこのことで国家公務員という安定した地位も身分も捨てることになったわけで、ここにこそ、武士道精神がいまだに日本人に引き継がれている、ということを石平さんは熱く書いてはります。
社会のために、国家のために、自分の安定した身分と生活の拠り所を失いながら、不平不満の一言もいわずに、泰然自若として淡々と対処していく一色正春さんの姿に、私はそれこそ本物の日本武士の心、日本の武士道精神の真髄を感じ取っているのである。
石平さんが言うには一色さんは、自分が見た最後の「日本武士」というわけですね。けれど、決して彼が最後にはならへんと信じてるし、願ってもいる、とも書いてはります。そうですね、私らもいっしょに言いたいですね、「出でよ、日本武士」と。
昨夜のBSフジの「プライムニュース」で、櫻井よしこさんが熱く語ってはりました(ちぢれ麺 @RamenReiwa)。
櫻井よしこ「私達はこの事で気が付かないといけない。安倍総理が一斉休校にした事に対して、今国難だから皆で力を合わせて危機を乗り越えようと論説を書いた新聞があったか?皆ケチばかりつけるが目標はこの危機を乗り越える事。何もしなくても口開けてたら平和が来るから文句ばかり言う。これは異常」
そしてマスコミに対しては(ちぢれ麺 @RamenReiwa)
櫻井よしこ「安倍さんの言葉は国民の心に届いたと思う」
反町理「届いてるけど感染が抑えられなくて大変なパニックになった時は辞めるんですねと逆手に取られかねない」
櫻「そんな事よりも目の前の事に一致協力してやりましょう。出処進退は御本人が決める事、無責任なマスコミが決めるものではない」
安倍ちゃん、今こそ日本武士になってほしいなあ。昨日は「策士なんか?」と書いたけど。アメリカで「隠れトランプ支持者」がようけおったように、「隠れ安倍支持者」もようけおるように思うんやけどなあ。
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