もう毎日のように財務省の悪口を書いてますが(笑)、官僚って、ものごっつい勉強をして受験競争をくぐり抜け、東大を出た賢い人たちがほとんど?やねんから、みなさん、ホンマはアホではないんですよね。デフレの最中に増税したり緊縮財政をしたら、もっと景気が悪うなることは、実はわかってはるんやと思います。
せやけど、組織として決めたことやら、上司が進めることに反対することは絶対にない、という、ただそれだけのことなんですね。そらそうや、トップの事務次官でなくても、ちょっとでも上の位に行くほど、退職金もガッポリ、天下りをしていくつかの会社を渡り歩いたら、老後なんて楽勝どころか、ウハウハやんか。
高橋洋一さんなんか、東大理学部、数学科を出て旧大蔵省に入ったという異色の経歴やけど、もともとアタマがええから上司に媚びる必要もなく、今は本もいっぱい出してはるし、結構好き勝手に発言してはりますね。まあそういう、自分の才覚で、大蔵、財務省をやめてもちゃんとメシを食うて行ける人はあんまりおらへん、ということなんでしょうか。
つまりは官僚というのは究極のサラリーマン、ということなんですね。波風立てずに、上司や同僚と上手いことやって「大過なく」勤めた方が、最終的にトクをするという話ですね。そんな人に、天下国家を論じる資格も、国家百年の計を考える度量も何もあらへんのは当たり前やな。
昨日(7/13)の産経新聞(大阪版)の夕刊に、「ノーベル賞受賞者に聞くコロナ(下)」として、野依良治さんへのインタビュー記事が出ていました。
米中の対外強硬政策は修正を迫られるだろう。世界の多くの国は人類の危機克服のために協調路線を基軸としている。覇権主義を捨てなければ共感は得られない。
さすがノーベル賞受賞者、覇権やのうて協調や、と言うてはります。せやけどその前にちゃんと、
中国の次なる野心は、強力な科学技術力をてこにした一帯一路経済圏構想の実現で、間違いなく地政学的勢力図の書き換えをもくろんでいる。
と正しくCHINAのことは警戒してはります。せやけど今の日本はあかんで、という話が続きます。
日本では政府の科学軽視が常態化し、研究開発投資の伸びは過去20年間でわずか1・2倍にとどまる。他方、米英独仏は2倍程度で韓国は約6倍。中国に至っては20倍近い。
いやあ、金かけたらええ、というものではないにしても、20倍! そらあ負けるで。もう絶望的やんか。それでも言うてはります。
やるべきことはたくさんある。大事なことは、ただ米欧に倣うだけの体制を脱却し、日本らしいユニークな科学を創造することだ
わが国にも日本人らしい感性で臨む科学があり、それこそが世界の共感を呼ぶ
日本風の科学、というものがきっとあるはず、という主張です。
話は戻りますが、結局この20年の「中国」との差は、間違いなく財務省の緊縮財政によるものですね。私らがアホになっていく分にはどうでもええ話かも知れんけど、日本の科学技術が「中国」に抜かれてしもて、「中国」人に支配されるようになってしもたら、もう悲惨やで。
結局、結論はまたおんなじになってしもたわ。ひたすら日本を弱体化してきた犯人は、財務省やったんや、と。そういえばこないだ、レジ袋のことを書いた記事のコメントで、官僚を批判するな、みたいなことを書いてた人がいましたね。ビックリやわ。やっぱり選民意識は強烈なんやなあ、と思いました。
【文中リンク先URL】
https://special.sankei.com/a/life/article/20200628/0001.html
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