「費府の飛行士」の部屋7

 マスコミが決して伝えない観点でのニュースをお伝えします。トランプはネタニヤフに脅されているとか操られているとかいうご意見に対しそうじゃないと思いますとお伝えしてきました。イランとの紛争をアメリカとイランという観点だけで見ると本質を見失うともお伝えしてきました。トランプが今一体何をしようとしているのかについてもお伝えしてきました。
 今その意味のビッグピクチャーの最終章に舞台は変わったように感じられます。
 なるほどそうかと思われる方。信じられないと思われる方色々おいででしょうが一旦先入観や偏見を取り去った上でご覧になれば違う景色が見えてくるかもしれません。今は世界史的な変わり目を目撃しているのかもしれません。
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ベッセント財務長官:「蛇の頭を切り落とす」だけど誰が本当のターゲットか?
   https://www.youtube.com/watch?v=3Guqxu2FKNQ
   プロメシアンアクション:スーザン・コキンダ  2026年9月2日
 ● イランの革命防衛隊の資産を追跡し英領ヴァージン諸島のどの信託口座に何があるか把握している、(子供の頃の思い出)庭にはたくさんの毒蛇がいた。斧やオールで首を切り落としても尻尾は動いており首ごと埋める必要があった。とベッセント長官は公言した。
 ● ベッセント長官はイランの革命防衛隊のことを言ったのかそれともイランよりももっと大きなターゲットのことを言ったのか?

● 誰が英領ヴァージン諸島(BVI)を所有しているのか?
 ● 名前からして英国領の島でイギリス国王が法律に基づき支配しロンドンからの総督がいて何らやましいことはないと思う人が多かろう。
 ● だがこの島は世界一のシェルカンパニーの島だ。人口は3万人だがピーク時には何十万ものシェルカンパニーが登録されていた。
 ● この島は1960年代にケイマン諸島を手始めにしたシティオブロンドンの海外の租税回避地の一つだ。
 ● カリブ海の島々は以前の領主国により膨大な闇資金の洗濯機として機能しそのカネが現在のグローバルシステムの推進役となってきた。
 ● トランプ政権は麻薬資金やマデューロ追跡でこの機能に打撃を与えてきたがその実態は闇の中にあった。
 ● 昨日その実態をベッセント長官が白日の元に曝け出した。世界に知らしめたのだ。そしてこうも発言した。
 ● 「我々はパートナーのところにも行きこの仕組みを終わらせる。過去47年の仕組みを終わらせ、我々の味方か敵かを明確にさせる」
 ● つまり、ベッセントは我々はシェルカンパニーの帳簿を全て把握しており最早隠蔽は不可能だと世界に告げた。
 ● これは単にイランに対する脅しではない。これはイランのカネを握っているシステムとその他勢力全てへの警告だ。
 ● これに先立ちベッセントは60のターゲットを指定し仕組みの解体とその報告をしなければ頭を切り落とすと忠告した。
 ● その最大のターゲットは香港だった。香港は政治的には中国の支配下にあるが英国が作った金融システムは健在でBVIと同じ仕組みだ。
 ● だがトランプ政権の狙いはケイマン、香港、イランだけではない。全てを戦略的に仕組み替えすることだ。
 ● 「地政学的な世界のエネルギーセンターを中東のチョークポイントから西半球に移す」とダグ・バーガム内務長官は述べた。
 ● 海外で闇資金の洗濯機を作り、エネルギーのチョークポイントで価格を操作し、両者に資金提供して永遠の紛争を続けさせる、という帝国システムそのものがターゲットにされているのだ。これが切り落とされる頭でありカネが蛇の毒だ。
 ● この永遠に続くように設計された戦争のモデルの1番の犠牲者は中東の人々だ。

● 誰が中東の仕組み替えの蚊帳の外にいるか
 ● 過去80年間ワシントンのエリート達はそのような帝国式ゲームを中東の国々にさせてきた。
 ● ネオコンが中東のイスラム過激派を使って諸国の政権転覆を繰り返してきた。
 ● シリアは宗教の自由もあり安定した政権だったが悪魔のように扱われ制裁を受け不安定な国にさせられた。
 ● トランプはレバノンのヒズボラ退治にはシリアの方がイスラエルより良い仕事をするかもといってシリアに対する制裁を解除した。
 ● 制裁解除によりシリアに対する投資や国際貿易が活発になりシリアが再建しシリアの人々に新しい生活の一章ができるかもしれない。安定した団結して平和なシリアになればシリアや近隣諸国だけでなく世界の利益になる、とルビオ国務長官は述べた。
 ● この恩恵を受けないのは誰か?英国式システムだ。英国式システムはあちこちで地盤を失いつつある。
 ● 先月、サウジアラビア、トルコ、パキスタンがメッカ共同防衛同盟を形成した。地域のイスラム三大強国の同盟だ。
 ● イスラム3国が自分達独自の防衛同盟を形成したことでイスラエルは警戒している。
 ● イギリスらしくもなく彼らは無反応だがトランプは大歓迎している。中東が一体化する今後への大きな一歩だと。
 ● アメリカのシンクタンクのCFR(外交問題評議会)はアメリカ主導の中東秩序が終わった、と問題のすり替えを試みた。
 ● だが終わったのは米国主導の中東秩序ではなく帝国主導の秩序だ。それが最も明確なのがイスラエルとパレスチナ紛争だ。
 ● イスラエルが作られて以来あの国の勢力はイギリスの作った中東チェス盤の上でイギリスの作ったムスリム同胞団やイギリスが支援してきたテロリストグループを相方とした戦いの役割を演じてきた。
 ● これこそが地域の宗教戦争を永続させてきた仕組みであり、トランプが挑戦してきた仕組みだ。
 ● 第1期ではアブラハム合意を推進し手先となっていたテロリストグループを排除し、イスラエルにとっては国が存続できる条件を作り出し、アラブやイスラム諸国にとっては過激派の活動がなくなるように、全ての人々が繁栄できる下地作りを推進した。
 ● ところが(2023年)10月7日事件が起こりイスラエルパレスチナ双方の殺し合いが始まった。
 ● そこでトランプは平和評議会を立ち上げ60カ国がガザ地区での暴力を終わらせイスラエルの安全とガザ地区の再建を約束した。
 ● この枠組みの中でハマスが武装解除に合意した。事情通であればハマスの合意が画期的なこと、イランへの金融締め付けにより革命防衛隊がハマスにカネを流せなくなったことが大きいということがわかるだろう。
 ● イギリスは10月7日事件を作り出した仕組みが永続し地域での紛争が絶えないようにアメリカとイスラエルにさせてきた役割を壊されないように工作してきた。
 ● だからこそ、イスラエルがトランプを操っているとかいうタッカーカールソンの言うような作り話が流された。
 ● 先週ロンドンでチャダムハウスは「イラン、ガザ、トランプ、ネタニヤフ:中東危機の理解」と第したセミナーを開いた。
 ● そこでイスラエルの政治家でジャーナリストのカサニア・スベトロワはこの問題にかかる現実を提示した。
 ● イスラエルはこの件に関し全く主導権を失った。これは重要な点だ。戦争以前はイスラエルが主導していたのに今ではトランプ主導だ。
 ● ロンドンのチャダムハウスでイギリス帝国の代理人の一人がそれを認めたと言うことは中東問題よりも大きな点だ。

● G20誰が招かれたか
 ● その点はG20で誰も気付かなかったが主催国であるアメリカは画期的な人物を招待した。ロシアのアントン・シリュアノフ財務相だ。
 ● プーチンの4年前のウクライナ侵攻以来初めてのことだ。欧州諸国は不機嫌だった。ドイツのクリンベル財務相は特にそうだった。
 ● そのせいで集合写真から除外されたがベッセントとしリュアノフとの個別会談は行われた。
 ● 欧州諸国はロシアを孤立させたがっているがアメリカは再びロシアとの関係構築を目論んでいる、とAXIOSは伝えた。
 ● アメリカの報道機関はトランプが何故ロシアを招待したのか詰め寄って批判した。
 ● どう展開するのか様子を見ようじゃないか、でも私はみんなと一緒にやるのが好きだ。だから私は成功してきたのだ、とやり返した。
 ● これは地政学とは反対のやり方だ。
 ● ベッセントは先ほど紹介した我々の味方か敵かを明確にさせる、と言う発言の後このような発言をした。
 ● 「中国はどうするのだと皆私に尋ねるが中国はイランに関しては核兵器は持たせない、海峡の航行の自由等我々と共通の認識だ。その実現の為中国と私的な会合を持った。」
 ● これら全体をまとめるとどう言うことになるか?
 ● 第二次世界大戦以来、イギリスの地政学の原則は世界中を特に超大国を相互に戦わせている間に自分達がチョークポイント、カネの流れ、闇資金の流れ、手先をコントロールして世界経済を牛耳ると言うことだった。
 ● ところがアメリカのアッシュビルで開催されたG20でそのやり方は完全に破壊された。