一昨日は「アメリカは腹黒い」と書きましたけど、やっぱりそうやなあと思えるネタが今日も出て来ました。実は前に「地球温暖化ってウソやったんか?ありもせんことをデッチあげてお金儲け。どこも同じやな。」で、渡辺惣樹さんが産経新聞の『正論』で、地球温暖化のウソの元を教えてくれてはりました。
「地球温暖化」の原因は、地球上で人類が排出する二酸化炭素が増えてることなんや、というのが、これまで世界中の常識になってるみたいでした。せやけど実は、その根拠とされる二酸化炭素が増えている、というデータがインチキなんや、ということを訴えたカナダの人が、裁判で勝った、というのが前回の話でした。
その記事<「地球温暖化」論議に再考を促す>の最後の方では、<日本の人々も、地球温暖化議論が第三者が検証できない主張から始まっていることは知っておいたほうがよい。>と書いてはります。日本では、トランプさんがパリ協定を離脱したことが、とんでもないわがままのように報道されていますからね。
今日も同じく産経の『正論』(「温暖化プロパガンダに警戒を」)で渡辺さんは、このパリ協定を、いったい誰がどのようにして作ろうとしてきたのかが、ようわかる話を教えてくれてはります。
カナダ人のモーリス・ストロングという人は、4年ほど前に亡くなったのですが、国連環境計画(UNEP)の初代事務局長、というのが一般に紹介されるときの肩書のようです(「モーリス・ストロングさん死去 国連環境計画初代トップ」)。
世界恐慌の年(1929年)に生まれたストロングは、苦学して大学を出て努力し、ついにカナダ石油開発業界の重鎮となって富を築き、やがてカナダ政界に近づいた、と。<この時代の一部知識人の典型である「資本主義嫌い」を心に深く刻んで成長した>と書いてはるように、もともと左翼チックな考えの人やったんですね。
そして<ストロングは、環境保全を「梃(てこ)」にして、国連に米国以上の権限をもたせられると確信した。彼の理想は、豊かな先進国(とりわけ米国)から開発途上国への富の移転だった。そのためには米国内にも協力者が必要だった。彼はアル・ゴアに目を付けた。>
出たー、アル・ゴアの「不都合な真実」。これは私でも知ってましたね。衝撃的なシーンがいっぱいありましたね。この映画ができる前にすでに「排出権取引所」というものを作っていて、アル・ゴアはちゃんとその株主になっていた、と。そしてこの映画の成功のおかげで、大儲けしました、という話ですね。結局カネ儲けかいなと、げんなりしますね。
<06年、ストロングは国連石油食糧交換プログラムの資金100万ドルを横領し有罪(米連邦裁判所)になると中国に逃げた。彼は、共産主義国家中国こそが米国に代わって世界覇権を握る理想の国と信じていた。>
<だからこそ京都議定書策定プロセスで中国を開発途上国に分類し、30年まで削減義務を負わせなかった。中国共産党が彼を歓待したことはいうまでもない。ストロングは、米国の訴追を逃れながら故国カナダに戻り、15年11月オタワで死去した。>
自分が勝手に考えた理想のためには、他人の犠牲なんか何とも思わへん人なんやろか。いかにもおパヨクな人ですね。そして最後に渡辺さんは書いてはります。
<米大統領のトランプは、「地球温暖化(CO2悪玉説)は、米国製造業から競争力を奪うために中国が創造した概念(嘘)である」とツイートしたことがある(2012年11月6日)。>
<彼はここに書いた地球温暖化二酸化炭素悪玉説創造の経緯をうすうす気づいていたに違いないのである。>
何十年にもわたって、地球的規模で作られてきたウソを、今こそちゃんと正さんとあかんな。それにしても、世界で一番主体性の無いのは、実は日本人なんとちゃうか。他人が言うことに合わせることばっかり考えてるように思いますね。あ、捕鯨の話ではやっと主体性が戻ったかな。これからも騙されんように、ちゃんと監視していかなあかんな。
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