昨日あたりから日本で売り出し始めた『反日種族主義 日韓危機の根源』【日本語版】李栄薫(イ・ヨンフン)編著。昨日の大阪梅田の紀伊国屋では、一番目立つ新刊のコーナーに、平積みされていました。昨日の産経新聞には全5段広告(1/3ページ)も出ていましたね。
「慰安婦・徴用工・竹島・・・韓国を愛する研究者らが実証的に検証。日韓関係を危機に陥らせた数々の『嘘』を指摘した憂国の書。」
「韓国を震撼させたベストセラー」
「歴史に嘘をつくことはできない」
ほほう、韓国にもちゃんとわかってる人はおるんやなあ。まあ普通に考えたらわかることやけど、この本に取り上げられた人たちは、たぶん韓国では生きて行かれへんのとちゃうかな?と心配になりますね。先日の「BSフジ LIVE プライムニュース」でゲスト出演してはった櫻井よしこさんが、発売前のこの本を手にして、紹介してはりました。付箋が何十枚も付けられてるのが見えましたね。
そしたら昨日紹介した『日弁連という病』の本を送って下さった人からの情報で、雑誌『致知』の12月号の中の連載、元韓国空軍大佐の崔三然(さい・さんぜん)さんという人「韓国の共産化を断固阻止せよ」の記事の情報をいただきました。副題は「文在寅政権の正体と朝鮮半島の行方」です。
崔三然さんは「1928年l月生まれ。1943年日本陸軍少年飛行兵として大東亜戦争を戦う。終戦後、韓国に戻り、大学で英文学、大学院で行政学などを専攻。朝鮮戦争に空軍将校として従軍。1971年大伎で退役。退役後は経済界の要職を歴任し、韓国工業基盤の発展に尽力。退職後は、日韓両国に跨る民間交流、執筆、講演に取り組んでいる。韓国空軍士官学校名訴教授」と書いてあります。
<現在、文在寅大統領をはじめとする韓国の政機中枢・青瓦台のメンバーの大半は、北朝鮮の金日成を崇拝する主思派の人間で占められている。つまり、韓国が元々標榜していた自由民主主義ではなく、共産主義の思想に染まり、北朝鮮の意向を汲んで動く売国奴たちによって国が誘導されているのだ。>
<この状況下で文政権が見据えているのが、来年四月十六日の総選挙である。彼らはこの総選挙で勝って憲法を改正し、韓国の国体を引っ繰り返して共産主義国家になろうと目論んでいる。北朝鮮との南北統一国家をつくり、軍を統合し、核を保有して、中国、ロシアが主導する大陸勢力に加わろうとしているのである。>
うわあ、日本の新聞は絶対書かへんような、正しいことをきっちり書いてはるやんか。日本のマスゴミは「文在寅大統領は何考えてるんや」とか、アホな奴やなあ、みたいな言い方しかしてへんけど、私は文くんは、信念をもって韓国で革命をおこそうとしてるんやと思いますね。せやからいよいよ来週に迫ったGSOMIAの破棄も、前々からちゃんと織り込み済みなんや、と。
崔三然さんは、歴史認識についてもめっちゃ正しいです。日本がこれまで韓国に対してずっと弱腰の対応をしてきたことについて、これは日本人が、先の戦争で悪いことをしたからという負い目からくるものであろう、と正しく分析してはります。そして
<しかし、韓国人の私からここでハッキリ申し上げておきたい。日本は決して悪くない。日本が戦ってくれたおかげで、地球面積の八十五%にまで及んでいた白人による植民地支配に終止符が打たれたのである。もし日本の努力と犠牲がなければ、アジアの国々はいまだに西洋の列強に踏みにじられていたと私は断言する。>
<韓国は、日本が戦前に朝鮮半島を侵略したと主張するが、この認識は誤りである。日本は朝鮮半島を脅かす列強と戦い、中国への隷属と列強の脅威から切り離し、独立させてくれたのである。しっかりやりなさいと様々な援助を与えたにも拘らず、当の朝鮮は権力闘争に明け暮れ、フラフラとロシアになびき、中国になびき、とても自立した国家運営は無理な状態であったため、日本はやむなく併合という手段を執らざるを仰なかった。これは日本が独断で行ったことではなく、当時の世界秩序の中で合法的に行われたことが、数多の資料に記録されている。日本が日清戦争で勝ち得た遼東半島の権益すら三国干渉により手放さざるを得なかった当時の国際秩序が、日本の韓国併合を許したのである。>
えらい長いこと引用しましたが、これ、完璧やんか。日本の教科書を書いてる人や、アホな監修者に読ませたいわ、ホンマに。これ以上コピペしたら著作権侵害かも知れんけど、この崔三然さんの熱い記述がこの後もずっと続きます。今、韓国政界はもう救い難い、と。そして北朝鮮が核保有をあきらめることは絶対にない、せやから日本はアメリカと共に北朝鮮を倒さなあかんのや、と。
韓国に対しては、日本が韓国の共産化を食い止める真っ当な政権の誕生を応援してほしい、と期待してはります。韓国人は、「国家のために己を犠牲にできる愛国心や正義感、義侠心、倫理感等に著しく悖る」んやそうです。あ、それはようわかってるんですけどね(笑)。そして、
<これに対して日本人は、倫理、道徳、遵法精神に徹し、恥を知り、潔さを読んずる抜群の国であり、世界人類モラルの最後の砦である。列強に伍して世界に冠たる国家を創り上げた先人の志を受け継ぎ、朝鮮半島の安定と極東の平和実現のために、日本が大きな役割を果たしていくことを願って止まない。>
いやあ、何かこそばゆくなってきますね。今の日本人、そんな大したことあらへんで、と。そしてもういっぺん読み返して、はっとしました。この崔三然さんは日本人として、戦前の日本の教育を受けはったんやんか。その日本人の心を、いまだに身体の中に持ってはるんとちゃうか?今の私ら日本人が恥ずかしいなってきました。
もうコピペついでに、最後の言葉も書いておきましょう。
<自由世界の国際秩序が日本を再び必要としているのである。>
憲法は改正して、軍備もしっかり増強せなあかんな。
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