前に「かつて日本は情報戦に負けて滅びかけたんやで。ヘイト法も通し、「中国」にも媚びるんか?」の記事で、産経新聞がウイグルの「訓練施設」の写真を、一面で写真付きで報じたことを書きました。
中国新疆ウイグル自治区の「職業教育訓練センター」のフェンス脇を歩く人々=2018年9月(ロイター)
そして、地上波ではなくBSですが、12月5日にBS日テレの「深層NEWS」という番組が、ウイグル人のアフメット・レテプさんという人を呼び、辛坊治郎さんが司会進行をして、このウイグル問題を取り上げたことを、私が入れて貰うてるメーリングリストの情報で知りました。
私はこの番組を見ていなかったのですが、期限つきながら「TVer(てぃーばー)」というネットテレビで観れることを知り、観てみました。
他にゲストとして、宮家邦彦氏(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)、凌星光氏(日中科学技術文化センター顧問)、石平氏(評論家)が招かれていました。また解説は読売新聞の編集委員の飯塚恵子氏でした。
このアフメット・レテプさんは、NPO法人日本ウイグル協会の理事、在日ウイグル族で、17年前に来日しはったそうです。今は日本国籍を取得している、と。2011年以来、ずっとウイグルにいるお父さん、お母さん、弟とまったく連絡が取れない状態になってしもたんやそうです。日本で活動をしていてやっと、2018年になってお母さんと連絡が取れた、と。
お父さんと弟は?と問うと、「施設で勉強してる」と答えたんやそうです。そしてさらにその後、当局からお父さんが映っているビデオが送られてきたんやそうです。今回、そのビデオが番組の中で公開されました。その中ではお父さんが、無事生きていて中国の施設でちゃんと勉強している、何不自由なく、体も元気で暮らしているから安心しろ、と言うてはった、と。
いやいや、こんなビデオ、ISが人質に言わせてるビデオそのまんまやないか、という話ですね。本来ウイグル人は、帽子をかぶり、お父さんの年齢だとみんな、豊かなひげをたくわえているはずなのに、ビデオのお父さんは無帽で、ひげは剃っています。もう胸が張り裂けそうですね。そしてこのビデオ入手後も連絡は全く取れず、とうとう一年以上経った今、アフメットさんは意を決してリスクを覚悟のうえで、このビデオを公開しはったんやそうです。
自宅に一人で?いるお母さんにも危害が及ぶかも知れません。あるいはアフメットさんの知り合いやらに、嫌がらせなどがあるかも知れません。もうぞっとしますね。
「中国」政府がウイグルで無茶苦茶してる話はもう結構知られてきましたから、今さら改めて驚く話ではないかも知れません。けれど、目の前でこのアフメットさん本人の生の言葉を聞くと、ものごっついその思いが共有できますね。そして、この番組にのこのこと出て来ていた凌星光氏に対しては、恐らくアフメットさんと同様の、底知れぬ怒りが沸いてきます。
この凌星光さんというのは、日中科学技術文化センター顧問 中国社会科学院教授 福井県立大学名誉教授、ということで、堂々たる「中国」側の人ですね。番組の中でまんま「中国」側の代弁者となっていました。
「中国」がなんでウイグル人を片っ端から「訓練施設」に入れるんや?と聞くと、「テロ防止のため」と。そして以前はテロが絶えなかったが、最近の3年間はこの政策の成果が上がって、「テロの発生はゼロにとどまっている」と、何と自慢してはります。当然、アフメットさんは反論してはりましたが何と「中国政府が発表したもので、いい加減なものはありません」やて。もう工作員というか、まんま向こうの人やんか。
ネットでは番組終了後、この人が「お父さんは一生出てこれないな」とつぶやいた、とまで書かれています。おっそろしい人やなあ。この番組を観た人は誰でも、この凌さんが「中国」側の手先やとわかると思います。もうなりふり構わへん、ということでしょうね。こんな人が今、日本の中で堂々と活動?できるというのが、恐ろしいですね。この番組はいつまで観られるかわかりませんので、是非早めにご覧になってください。
そして、私はいつもマスゴミ、というてる日本のマスコミですが、それがBSとは言え、読売新聞の編集委員も同席させてこれを報じたということは、前の記事でも書きましたが、北野幸伯さんが言う「米英の【中国悪魔化】情報戦が進んでいる」ということやと思います。そしてそのことをアメリカが認めている、と。あ、もともと戦後の読売新聞、日本テレビはCIAが作った、とも言われていますね。
アメリカは今、国を挙げて「中国」を敵視し始めています。それは共和党も民主党も同じ、と。いよいよ習近平の国賓招待がますます問題になりそうな雰囲気が作られて来ていますね。どないすんねんや?日本国内の親中派の親玉、二階幹事長。安倍ちゃんも、きっとどこかで判断せなあかん場面が出て来そうやな。もう二度と間違うたらあかんで。
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