最初にお断りしておきます。「日本人差別条例」というのはレッテル貼りです(笑)。これの元になった法律、「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」を作るのに功のあった西田昌司参議院議員が、動画の中で必死になって「日本人に対するヘイトスピーチにも適用される」と言うてはりますし、国会での答弁でもそのようなことが言われていたような気はします。
せやけど、やかましいわい、法律の名前が「本邦外出身者」になっとるやないかい!と言いたいところですが、まあそれは、私みたいな単細胞人間では理解でけへんのかも知れませんね。この法律を作ることで、この問題を可視化できたことに意味がある、という人もいてはります。うーん、それはこれからのことですね。
そしていよいよ川崎市で、違反者には50万円の罰金を科すという条例が制定されようとしています。今日取り上げたかったのは、一昨日に引き続き、行橋市議の小坪慎也さんのブログの記事(ヘイト条例の現在の動きについて。川崎市・自民市議団を応援しよう。属地主義とは何か)です。私ら一般の人間は、あんまり関心のない地方議会のことを詳しく教えてくれはります。
この議案(条例案)が上程され、さっさと採決されて制定されるところやったのを、すんでのところで川崎市議の自民党員が、実に健闘してくれている、という話です。川崎市議会は、定数60のところ、最大会派の自民が19、公明が11、みらいが11で、この3つで与党を構成している、と。ただし、みらいは元民主党系、と。
そして今回の条例案の上程後、自民が賛成してしまえばあっという間にしゃんしゃんで採決、制定されてしまうところを、自民が「継続審査」を要求した、と。そしたら本会議では審査がでけへんことになって、結果的に時間稼ぎができたんやそうです。つまり今回の議会でなくて、3月に審議が持ち越される、というわけです。
そこで早く決めたいと思てるおパヨク側が、この継続審査を否決した、と。そしたら自民側が今度は「附帯決議」を再提案した、ということやそうです。議会運営のことがようわかってへんと、何が何やらわかりませんが、小坪さんがまとめてくれてはります。
①自民市議は「継続審査を求めた」②公明(与党)、みらい(与党)が反対。共産(野党も反対)。チーム無所属は、賛成。③継続審査の提案が反対多数で沈没し、終わるかに思えた。④自民は、さらに「附帯決議」を再提案。⑤各会派は、持ち帰って審議。 ← いまココ
自民側が出した附帯決議案の「2」は、次のようになっています。
本邦外出身者に対する不当な差別的言動以外のものであれば、いかなる差別的言動も許されるとの理解は誤りであるとの基本的認識の下、本邦外出身者のみならず、日本国民たる市民に対しても不当な差別的言動が認められる場合には、本条例の罰則の改正も含め、必要な施策及び措置を講ずること。
つまりは、日本人に対するヘイトスピーチもちゃんと取り締まらんかい、という話ですね。そしたら何と、公明党までこの附帯決議案に反対しているそうです。そして今日9日にも動きがあるようで、小坪さんは、最終的には条例は通ってしまうやろう、とも書いてはります。ただ、川崎の自民市議が一つにまとまったことは、めっちゃスゴいことなんやそうです。
もうワケわからんな。というより、公明党はもう保守のフリをやめたらどうや?日本人より、外国人のための政党になってしもてるやんか。憲法改正にしたって、実は元々やる気なんかなかったんとちゃうか?こうやってだんだんと、誰が敵か、がバレていくんや。私ら日本人、しっかり見極めんとあきませんね。
何と私が毎日チェックさせて貰うてる「パチ倒ブログ」でも、「ぱよぱよ日記」さんでも、この問題を取り上げてはりました。先にそっちを読む方がわかりやすかったな(笑)。日本人は川崎市議会に注目!やな。
【追記(同日)】もう一つ、大事なブログを忘れてましたがな(笑)。瀬戸弘幸さんの、昨日の記事です(川崎・民主主義が憤死(2))。「ヘイトスピーチを許さない川崎市民ネット」という団体が、自民党が提案した付帯決議案に対して、これを削除することを求めている話が出ています。
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