パチンコ屋はたしかに混んでくると「３密」、「集近閉」になりますね。それでなくても緊急事態宣言が出たんやから営業を自粛せえ、というのはわかります。せやけど、あくまで「要請」ですよね。大阪ではこれに応じずに営業したパチンコ屋の名前を公表した、と。そしたら他府県からパチンコ好きがどっとやって来て、行列もできて大混雑、と。一体何をやってるんや、という気がしますね。
それもこれも、憲法に非常事態条項がないからやとみんなが言い始めて、日本国民もだんだんわかってきたみたいやから、長い目で見たらこの武漢ウイルス禍は、将来の憲法改正に向けて、ケガの功名、良かったんとちゃうかと言えんこともないか、とも思います。せやけど今は、そんな悠長なことは言うてられへんことも確かですね。
それでもやっぱり私はこの吉村大阪府知事の「名前（店名）公表」には違和感を持ちます。現に、公表された店も堂々と営業してるわけですね。あ、「公表」を嫌がって営業休止した店もあるみたいなので、効果がなかったわけではなさそうです。せやから余計に中途半端ですね。
そしたら今日の「ぱよぱよ日記」さんが、ちゃんと調べて書いてくれてはりました（ぱよぱよ雑談～20200426）。
パチンコ屋の休業要請について
見込み発車をしたどっかの府知事はさておき、東京都の動きはホント素晴らしいです。まずは根回しとして、こういうことを行いました。
リンク先を見てもらえばわかりますが、経済産業省がコロナ対策として「資金繰り対策の対象事業者を拡大する」ということになったんやそうです。そしたらそれを受けて、東京都遊技業協同組合がすかさず、（パチンコ屋がほとんどやろうと思われる）組合員に対して、「最後通告」を出したんやそうです。
標題につきましては、全日遊連から別紙の通知があり、ようやく、財務省及び中小企業庁の各担当官から、遊技場をセーフティネット等公的融資の対象とする方向で調整を行うとの回答があったとのことであります。
これまでも再三にわたり、現在も営業を続ける組合員店舗に対し、東京都知事からの休業要請について、お願いしてきたところでありますが、一般市民の不安感は頂点に達しており、公的融資の見込みが立った今、これ以上の営業継続は、協同組合の理念である相互扶助の精神に反すると見做すほかないと判断いたしました。
誰がどう根回ししたんかわかりませんが、国から金を借りれるようにしたんやから、休業せえ、という最後通告ですね。この後、「せえへんかったら除名して店名を公表するぞ」と書かれています。これ、大阪かていっしょやんか。これと比べたらやっぱり吉村くんのやり方は乱暴やなあ、と思いました。まあ大阪に東京みたいな「協同組合」があるんかどうか知りませんが、他人に要請、つまりお願いをするんやったら頼み方があるやろうし、色んな根回しもせんかい、という話ですね。
え？維新や吉村くんに厳しすぎる？いやいや、私は維新も吉村くんも怪しいと思てますよ。何と言っても吉村くんは、大阪市長時代に罰則付きの「ヘイトスピーチ条例」を決めましたし、市長が松井くんに替わってからは全国で初めて、自分らで「ヘイトスピーチをした」と勝手に認めた「まとめサイト」の「保守速報」の管理人さんの氏名を公表しました。
維新の言論封殺癖については何べんも書いてきました。右下の「検索」に「保守速報」と入れて見たらズラズラ出て来て笑えました。一番新しい記事は「ウソつきの松井大阪市長、お宅のヘイトスピーチ審査会はヤクザみたいやで。「市外」民も恫喝。」ですね。嫌いなんです、この維新の発想が。一般の人の目にさらして憎悪を煽る、というやり方ですね。
今回の大阪府の休業要請についてはある意味でめっちゃ無責任ですね。政治は結果やとよく言いますが、ほら、結果、アホな大阪のパチンコ屋は営業を強行してしもて、余計に「３密」を作り出してしもたやんか。そしてそれを、一般の府民の憎悪の的にして、府民に取り締まらせるんか？こういうのを分断支配、と言うんですね。
日本人、大阪人、みんなで力を合わせてウイルスを押さえつけよう、みたいな発想はまるでありませんね。まあもともと維新は、ひたすら敵を作って、あ、それもほとんど抵抗でけへんような弱い相手を選んで敵にしてしまい、それをいじめ倒して喝采を得る、というパターンですね。昔、ある市長さんが文楽をいじめたこともありましたね。
まあそういう稚拙なやり方ですから所詮、維新はエゲつないことがわりと好きな（笑）大阪でしか人気があらへんのや、と言われる所以でしょう。あー止まらへんわ、維新のことを書き始めたら。吉村くんはまだ若いし、よう頑張ってると思いますし、他府県のボーっとしてる多くの知事さんたち（失礼）よりはましやと思いますが、ちょっとやり方が間違うてるで、と言うときましょう。
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