80年前の今日(12/8)、真珠湾攻撃で日本は沸き立っていたんですね。せやけどその後の結果を知ってる私ら現代人にとっては、これが破滅への第一歩やったことも、よくわかってますね。この時期になると必ず、「なぜ負けることがわかっている戦争に突っ込んだのか」という話がいっぱい出て来ますね。
ようやく、いろんな事実が表に出て来て、ホンマの意味での「反省」ができるようになって来てると思います。ルーズベルトの演説は、真珠湾攻撃の前日に出来上がってたそうです。真珠湾におった多くの米兵は、日曜日やのに異例の訓練に駆り出されて、文句タラタラやったそうです。訓練は真珠湾から遠く離れたところ、つまり避難させられてたわけですね。
真珠湾で日本軍に撃沈された戦艦は、第一次世界大戦で使われた老朽艦、どうせ鉄くずになるもんやったとか。日本ではいまだに嬉しそうに「トラ・トラ・トラ」とか、「ニイタカヤマノボレ」が映画にもなっていますが、暗号は全部読まれてた話は、だいぶ前から常識ですね。
真珠湾攻撃の英雄、山本五十六は愚将やったんや、とか貶しても虚しいですね。ただのコマやったわけですからね。今の私ら日本人がホンマに知らなあかんのは、もっともっと大きな力がその裏で働いていた、ということですね。
はい、ここまではダイレクト出版の「西鋭夫(にしとしお)の歴史講座vol.4」、「真珠湾攻撃の真実と暗号戦~75年も続く真珠湾の呪縛」の宣伝の動画からの情報です。えらい前置きが長うなったわ。
今日(12/8)の産経新聞の一面に、論説委員長の乾正人さんが「真珠湾攻撃80年 あの日と今日は地続きにある」を書いてはりました。
異論があるのは百も承知しているが、戦時中に日本が掲げた「大東亜共栄圏」と中国の唱える「一帯一路」とは外形上、異様なまでに相似形をなしている。
ええーっ。違うやろ!乾さん!と言うときますわ。
歴史を鑑(かがみ)とするならば、「台湾統一」の野望を隠さない習主席が、開戦に踏み切った東条首相の道を選ぶのか、はたまた民主主義国家と平和共存する道を選ぶのか、答えは一つなのだが、予断は許さない。
これもだいぶズレてるで、乾さん。結局、通り一遍の東京裁判史観の枠からまだ抜け出せてへんように思えました。昔の話は今さらどうしようもないけれど、昔と同じく上辺だけ見てたら、結局、真珠湾と同じ過ちを冒すことになるんやで、と言いたいです。
あの時の日本が今は「中国」に置き換わってるんや、と言いたいのはようわかるし、ある意味でその通りなんですが、今も昔も、裏ではどす黒い話がいっぱいあるんやで、ということですね。今日のどす黒い話は「鍛冶俊樹の軍事ジャーナル」からです。
安倍元総理が「台湾有事は日本有事」と発言して話題となっている。この発言は、一部では「中国が台湾に侵攻すれば、日本は台湾防衛のために戦う」という決意表明のように捉えられている。私もそうであってほしいと願っていたが、残念ながらそうではないようだ。
えっっ?と思いますよね。
安倍氏は、この発言を敷衍(ふえん)して「中国が台湾に侵攻すれば、日本にとって重要影響事態である」と述べている。ところが7月に当時、財務相であった麻生太郎氏は「中国が台湾に侵攻すれば、日本にとって存立危機事態である」という趣旨の発言をしている。
さすが軍事ジャーナリストの鍛冶さん、な話なんですが、安倍「重要影響事態」と、麻生「存立危機事態」とは明らかに意味が違うんやそうです。つまり、「存立危機事態」なら自衛隊は米軍とともに戦うが、「重要影響事態」なら自衛隊は米軍の後方支援をする、ということなんやそうです。
つまり安倍ちゃんは、7月の麻生くんの発言からは明らかに後退してるわけです。おい、こんな大事な話を、なんでマスゴミはせえへんねや!あ、やっぱり「ゴミ」やからか。そして鍛冶さんは、これは何も安倍・麻生が仲悪うて、別のことを言うてるんやなくて、この間のアメリカ側の事情の変化をしっかりフォローしながら発言してると考えられるそうです。
既にアメリカは「中国」に負けてるんか?最後に鍛冶さんはこう締めくくってはります。
昨日の米露首脳会談でバイデンはプーチンに「ロシアがウクライナに侵攻したら経済制裁をする」と述べた。つまり米国は軍事行動を取らない。もはや米軍は戦えないのだ。バイデン政権の安全保障政策は完全に崩壊したのだろう。
ほ、崩壊してるんや。えらいこっちゃ!いよいよ日本、自分の身は自分で守らなあかんのやで。そして、今日(12/8:前日発行)の「宮崎正弘の国際情勢解題」は、バイデン政権がユルユルなことを明らかにしてくれてはります。
米国の対中制裁はかくのごときザル法となった
ウォール街は逆方向、侵入禁止ゾーンへ自ら突入している
というタイトルで、この1年、ウォール街の対「中国」投資がめっちゃ増えてること、「中国」人へのビザ発給制限が実は緩和されてること、半導体製造装置の「中国」への輸出規制をするはずやったのに、逆に激増してること等々、次から次へと逆噴射してる話が出て来ています。
さらに今日(12/8)のもう一つの「宮崎正弘の国際情勢解題」は、田村秀男さんの『「経済成長」とは何か』(ワニブックス)の書評なのですが、その中で、アメリカは「中国」に対してものごっつい有効な武器を持っていて、それは「香港ドルとアメリカドルの交換禁止」なんやそうです。これは実は多くの人が知ってる話ですね。渡邉哲也さんも言うてはりましたね。宮崎さんの書評です。
中国に米ドルがはいらなくなったら中国の軍事外交方面でもどかんと機能が停止する。ドルが入らなくなると中国は国際的には何も出来なくなる。
これが『中国の致命的かつ構造的な弱点』だと田村氏は指摘する。
バイデンはジェスチャーだけは一人前だが、裏では依然としてパンダ・ハガーであり、親中ロビィスト重視であり、しかもお金大好き人間である。
中国経済の死命を制する金融政策、通貨政策の最終武器をバイデン政権は手にしていながらも、それを使うぞとブラフをかけることさえ差し控えている。
ふうー。タメ息が出ますね。ちょうどバイデンのドラ息子のハンター・バイデンの暴露本、「Laptop from Hell(地獄からのラップトップ)」がアマゾンでも扱われ始めたところですね。「中国」が揺さぶりをかけてるんでしょうか。
もう始まっている米中戦争、実はアメリカは押されてる一方なんとちゃうか、という、めっちゃ暗い話でした。あかんあかん、負けたらあかん、諦めたらあかん、私ら日本人、もっともっと賢くなりましょう。
【文中リンク先URL】
https://www.sankei.com/article/20211208-5ENXODPSF5KEPEJE6FMCTRWXJE/?975416
https://www.mag2.com/m/0001690052
https://www.mag2.com/m/0001689840
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コメント
ナニワ瓦版、イチ押し。
有料版まで追いかけきれん、今日みたいなんは貴重。
ね、GSさんが、例のいっちゃんやり手、シフトしてるんですよね、
どういうセットバックなのだ、ハゲたかと言いたいだけですよ、2,50.
外れてもいいから予想のつくかた、教えて。
6,7分割でも本気でするの ? わかんねえよ、やつらのやることは。
くちひらくと寒いの 。。
「重要影響事態」か「存立危機事態」か、法律上はその意の通ずるところは異なりますが、政治家は相手(の状況)を見て、言葉遣いを変えるもんです。
変化球を投げることで、相手を威嚇したり、安心させたりして翻弄するのが手練手管です。
安倍元総理が「重要..」とトーンダウンさせたかに見えても、中共軍による台湾侵攻時には、中共軍がその周辺にも同時侵攻することは軍事上明々白々なので、安倍氏らは”日本領にも入ってくる”と看破しているんでしょう。それは台湾侵攻であり、日本侵攻でもあり、「台湾有事は日本有事」という認識に帰着されます。中共はいきなり図星を突かれ、しかも国際社会に広く衆知されてしまい、さぞムカついたことでしょう。
米国のウクライナ対策は、基本EU任せです。米国は二正面作戦を取れませんし、ウクライナにのめり込めば、北京OLを棒に振っても、中共軍が台湾に電撃戦を仕掛けてくるかもしれません。冬の台湾海峡は相当時化るらしく、台湾侵攻が可能な時期というものがあるそうですが….
以前、モスクワと上海の両都市でプロジェクトに関わっていた方から聴いた話なんですが、ロシア人は話せばなんとかこちらの意図は通じる。が、中国人はメンツに拘って無茶をする、と。
米中の争いではなく習近平、江沢民の争い。
DSは江沢民を代理人と考えているということだと思いますが。
加担すれば損するのは日本。
100年戦争の相手はDSで中国ではありません。
華僑は常にDSの代理人。
それと組むことはできません。日中協力という考え自体が間違っている。
田中角栄が米国を出し抜いて中国と友好条約を結んだことを米国は怒っていたなんて与太話を信じますか?
評論家は常に偽情報で我々をかく乱する。
平成の改革で選挙制度を変えられてしまった日本は復活するのがかなり難しくなっている。
たぶん不正選挙で、民意を受けて当選しているのは世襲政治家くらい。
自分が全く信用しない人たちが保守ブロブの人たちには人気なようです。
高橋洋一は小泉劇場の中心人物、竹中平蔵を支えた官僚です。
自分としては時計泥棒が真実とは思っていませんがDSの代理人であると思っています。