昨日私は、藤井聡さんの近著『なぜ、日本人の9割は金持ちになれないのか』を紹介させてもらいました。まだ全部読んでへんのですが、Q&A風の書き方なので、めっちゃ読みやすいし、わかりやすいです。せやけど読めば読むほど、だんだんハラが立って来ます。あ、財務省に対して、です。
藤井聡さんは京大の工学部で土木工学を研究してはったんですが、研究分野の中には、国がインフラを整備する時に動く巨額の財政で、経済はどうなるんか、という研究もあったんやそうです。経済学は普通、文系なんですが藤井さんは理系で、経済学もわかってる、ということですね。
そう言えば元財務官僚やった高橋洋一さんも東大の数学科を出てはるんですね。せやから文系の東大法学部を出た財務官僚のことはいつもボロクソですね（笑）。そして東大でさえない（笑）一橋大学の経済学部を出たのが現・財務省事務次官の矢野康治さん、というわけですね。
藤井さんの本の話に戻ると、当たり前のことですが、資本主義社会では「デフレ」には絶対になったらあかんのですね。デフレは一言で言うたら「収縮」なので、全体として国が縮んでいく、貧乏になって行くということですからね。
せやのにこの日本では、何ともう四半世紀、デフレから脱却できてへんわけですね。民間の会社が25年も縮んでたら、とっくに破産、倒産やんか。せやのに誰も責任を取らんでええんか？と不思議に思えます。気が付いたら「中国」にはとうに抜かれ、統計によっては一人当たりのGDPは今、韓国にも負けてるとか言われています。
今ここでデフレから脱却でけへんかったら、いよいよ日本は滅亡へまっしぐら、ですね。そして実はデフレ脱却の方法はめっちゃ簡単、とりあえず国が金を出しさえすればええわけです。その話を藤井さんも、三橋貴明さんも、もうずうーっと言い続けてはるわけですね。
この話は私が10年近く前に「覚醒」し始めた頃に知りました。安倍ちゃんが復活した時はめっちゃ嬉しかったですね。せやのに、結果だけを見たら、アベノミクスは３本の矢とか言われたけれど、ちゃんと3本射ってへんかったから実は失敗したわけですね。
射たへんかった矢が「財政出動」ですね。出すお金を絶対に増やしたくない財務省はずっと「国の借金○○兆円」と言うプロパガンダを続けていて、いまだに多くの日本国民はそれにダマされたままで、当然アホのマスゴミはひたすらそれに乗っかるだけ、なわけですね。
結局安倍ちゃんは、一番大事な矢も射たず、逆に消費税を２回も上げてしもて、日本経済をグチャグチャにしてしもたわけです。藤井さんからしたら、裏切られたようなもんですね。それで内閣官房参与を辞して、「消費税１０％反対」の言論活動を始めはったわけです。
話、終わらへんわ。そして先月、極めつけのアホ、矢野康治事務次官が『文藝春秋』11月号に「財務次官、モノ申す『このままでは国家財政は破綻する』」という記事を書いた、と。このことについては私も椅子から転げ落ちそうになって、すぐに「財務省のアホどもへ。論破されつくした古いウソ話で、いつまでも日本を壊すのはもうやめてんか。」と書きました。
国の財政を預かる責任者が、「このままでは日本は財政破綻する」などという暴論を吐いて、まだその職におること自体、異様としか言いようがないですね。せやけどこの矢野くん、一応勉強はできたはずやから、実は「国の借金1000兆円」はウソやとわかってると思いますね。
自分にとっては日本のことはどうでも良くて、財務省の中での出世が一番大事なので、ひたすら省内でウケのええ話をこれまでも、これからも続けてるだけなんとちゃうか、と思います。せやけど矢野くん、わかってて他人、つまりは私ら一般の日本国民に対して明らかに不利益を蒙らせてるって、それ、もはや犯罪と言うてもええんとちゃうんか？
これは誹謗中傷とちゃいますよ。責任ある立場にありながら、超無責任な言論で国を誤らせる矢野くんは、もしアホでなければ犯罪者や、と断言してあげることにしましょう。
あ、そうそう、矢野くんが無責任と言うのは、この中野剛志さんの記事がわかりやすいです（矢野康治・財務次官「論文」、誰も指摘しない“あまりにもヤバい”問題の本質）。
【文中リンク先URL】
https://naniwakawaraban.jp/2021/10/09/%e8%b2%a1%e5%8b%99%e7%9c%81%e3%81%ae%e3%82%a2%e3%83%9b%e3%81%a9%e3%82%82%e3%81%b8%e3%80%82%e8%ab%96%e7%a0%b4%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%a4%e3%81%8f%e3%81%97%e3%81%9f%e5%8f%a4%e3%81%84%e3%82%a6%e3%82%bd/
https://diamond.jp/articles/-/285171
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コメント
筋金入りの安倍信者だったおばちゃんが、ようやく真実に目覚め、安倍晋三の失敗を認めましたね。事実をありのままに認識することは大切ですが、それはどうやら、多くの人にとって大変困難な作業のようですね。好き嫌いなどの感情、思い込み、利害関係、など認識を誤らせる様々なバイアスを捨て去る作業が困難さをもたらしているのでしょうか。
日本が30年間ほとんど経済成長せず、衰退途上国に落ちぶれてしまったという事実、そして、その原因が経済政策の失敗に帰せられるという事実、経済政策の基礎となる貨幣観を多くの人が間違えていたという事実、これらの事実を認識できない哀れなアホども(例えば岸田文雄、麻生太郎、矢野康治、その他多数の御用学者など)がのさばっている限り、我が国の将来は大変暗いと考えざるを得ません。
＞～資本主義社会では「デフレ」には絶対になったらあかん～
その通りですね！
これが国民には、なかなか理解が行き渡らない。
基本､人間は貯蓄性向が在るから、その分、物が売れない→企業の存続不能 となってしまう。
だから政府は弱インフレに留まるように、財政、税制、金融という国家の大権を使って調整する「義務」が在るのに、「財政破綻論」のせいで緊縮財政になる。
こうしてる間にも、弱い国民から倒れ、 日本の虎の子の企業､技術は疲弊し、チャイナ含む外資に買収され、高給採りの外人の下で日本人が酷使され、
「株主至上主義、功利至上(拝金､優勝劣敗)主義、グローバリズム」
の新自由主義が蔓延り、生活必需品は外国で作られるようになり、
政官財学メディアが、金で支配され、 ますます経済安保が悪化し日本が衰退する。
一刻も早く諸悪の根源、「財政破綻論」を始末すべきですね！