ヤクザが集まって恫喝し合い落とし所を探る「北戴河会議」。習近平は盤石やで。間違うたらあかん。

 「オレのものはオレのもの、お前のものもオレのもの」と言うてる「中国」は、ただのチンピラヤクザですね。国際法も、国連も、条約も歴史的事実も、何も関係ありません。え?そうでしょ?「中国」政府は、尖閣どころか沖縄も「中国」のものやと正式に表明してるんですよ(中国政府初の公式声明)。

 せやから基本的に、こいつらはドロボウやと認識してかからんと、盗られる一方になってしまいます。ねえ、河野太郎くん、林芳正くん。国内随一のチャイナウォッチャー、遠藤誉さんの一昨日(8/22)の記事を見てみましょう(北戴河会議と習近平第三期)。

 遠藤さんて、満洲生まれで今は筑波大学名誉教授、理学博士、何とリケジョなんですね。スゴい人やな。「中国」語もペラペラとか。Yahooにオリジナル記事を定期配信してるってのも、スゴいですね。今回の記事は、注目の「北戴河会議」の結果についてです。

 正式ではないこの会議の結果が実は、今の「中国」の最高意思決定になるというのもおかしな話ですが、いやいや、チンピラヤクザ同士が恫喝し合うて、落とし所を見つける場やと考えたら、めっちゃナットクしませんか?(笑)。最後はみんな暴力なんですわ、あはは。

 正式発表が一切ないこの結果をめぐって、多くのチャイナウォッチャーが、その後に起こったことを基に、いろんな推論を組み立てているのですが、今回遠藤さんは、2人の「間違い」を指摘してはります。一人はこれも日本国内有数のチャイナウォッチャーの福島香織さんがJBpressに寄稿した「「北戴河会議」で習近平が炎上? 李克強とのパワーバランスの行方 一帯一路もコロナ政策も失敗、追及される習近平の責任」です。

 福島さんは、「北戴河会議」後、李克強の報道が先行したことをもって、習近平はヤバいんとちゃうか、と書いてはりますし、他のチャイナウォッチャーにも同じ見方をする人もいます。けれど遠藤さんは、現地情報をしっかり把握したうえでこれを否定してはります。

 たしかに李克強に関する報道は8月16日にあった。李克強に関しては8月18日にも報道している。しかし文字数はいずれも1200文字ほどで、写真も前者は1枚、後者は2枚だ。
 一方、習近平に関する報道はやや速報的に8月17日に3本(17日の1本目、17日の2本目、17日の3本目)あり、18日には2本あり(18日の1本目、18日の2本目)、19日にも2本(19日の1本目、19日の2本目)、最終的には8月18日に非常に本格的に編集した総合バージョンが報道された。

 もちろん、報道の先行だけが「習近平ヤバし」の理由ではないのですが、その他の論点についてもきっちり事実をもって反論してはります。他の論点はいくつかあって書ききれへんので、遠藤さんの記事を是非お読みください。

 また、「間違い」のもうお一人は、澁谷司さんが「Japan In-depth」に寄稿した記事「中国北戴河会議(続報)」なんですが、これも省略させて貰います。習近平の「ゼロコロナ政策」が否定された、というのは間違いで、正式には誰も表立って否定はしてへん、ということやそうです。それより私が遠藤さんの記事で面白いと感じたのは次の部分です。

◆李克強もバリバリの中国共産党員、習近平を倒しても中国は変わらない
 日本には、何としても「習近平より李克強の方が高く評価されている」と結論付けたがる「チャイナ・ウォッチャー」が数多くおり、あたかも習近平さえ引きずりおろせば、中国は中国共産党による一党支配体制から逃れられるような勘違いをしている場合さえ見受けられる。
 これは習近平憎しから来る「錯覚」に過ぎない。

 習近平政権が誕生してざっと10年、ナンバー2を維持している李克強は、めっちゃかしこいんです。団派と言うて、かしこい子だけを集めて作られている「共産主義青年団」出身者の派閥やというわけですね。

 それに対し、習近平は太子党、お父ちゃんがエラかった子の集まり、二世の集団というわけですね。お父ちゃんの習仲勲は革命第一世代で、文化大革命を生き残った鄧小平らと並んで、「八大元老」と呼ばれているエラいさんです。

 で、最近の習近平の「ゼロコロナ政策」などの迷走で、やっぱり二世はあかん、かしこい李克強がええんとちゃうか、という空気がチャイナウォッチャーにも流れているのかも知れません。せやけど、「中国」では結局、政治家はかしこくてもヤクザはヤクザなんですね。遠藤さんは上の記事の最後に、こう警告してはります。

このような習近平否定願望を煽ったところで、実際の中国の現状は何も変わらず、日本に利するとは思えないので、注意を喚起したい。

 あはは、これが全てですね。期待したらエラい目に遭うで、ということでしょう。私はいつも言うてますが、今や世界は、食うか食われるかの時代になってるんですね。間違うたらあかんで、ということですね。

【文中リンク先URL】
https://www.cas.go.jp/jp/ryodo/taiou/senkaku/senkaku02-02.html
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20220822-00311424
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71438
https://japan-indepth.jp/?p=69073


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【ナニワの激オコおばちゃん】

コメント

  1. ボンちゃん より:

    1日本人として思う。直ちに国防予算を4倍、5倍にしなければ国が滅びる。専守防衛とは本土決戦と云うこと。国民の生命、財産が守れる訳がないだろう。敵基地を破壊しなければ意味が無い。その議論さえ大っぴらにされない。平和ボケもたいがいにしろ。中国、ロシアに占領されたらと想像も出来ない程、日本の政治家は馬鹿なのか?。共産党や立糞民族党は9条を守れとか喚いているが、敵国の工作員としか思えない。自分は助かるとでも思っているのか? 工作員か本物の馬鹿である。自分達が今何もしないで殺されようと奴隷にされようとも自業自得だけれども、子や孫達にも苦しみを味あわせるのか? 日本人よ覚醒しろ。今こそ立ち上がれ。もう時間も余り無い。日本国内だけでなく、俯瞰した眼で世界を見なければ次世代の未来は無い。中国は経済的に滅びる。人民の不満を逸らす為に必ず仕掛けて来る。日本は独立してても自立してない。国連も米国も核保有国にはへっぴり腰で役には立たない。社会保障も何もかも国が無くなれば全て無くなる。

  2. ナポレオン・ソロ より:

    220825-2
    ソロです。
    >>どう転んでも最早シナに復活の道は在れへん
    チャイナ・ウォッチャーの方々のご意見は一面的なものとしては真実やろけど、シナの問題は、12年迄続いたD/R一派に拠るシナ支配の余韻がどれ程残っているかやないのか?と思うので、習近平は19年11月以降は唯の飾り物だと思いますね。

    D/Rが失脚した12年6月以降の14年に権力を握った習近平が、任期切れ寸前の19年11月に起こった香港騒動の最中、トランプ大統領と、2度目の米中協議をやって、DS一派の追放以降の米中関係について、具体的な話をしていた。

    其処で決まったのが、上海閥の資金源になってた香港の香港ドルに拠る仲介の利権を消すために、香港の金融特権を廃止してもうたが、此れが共産党OBで成る北載河会議を激怒させて、一遍にDS支配が復活してしもた。

    だから、香港は予定通り金融拠点のメリットを失ったのに、以後は米中会談は一回も開かれてへん、此れ可笑しくない? マスメディアは、香港の自由が死んだとか騒いでたけど、香港は悪の巣窟の一面があったやないんか? 其処への言及がない時点でDS支配下のマスコミやジャーナリズムは一切信用でけへん。

    せやから、以後シナの内部情報が出てケえへん様になった今、出てくるのは、木で鼻を括った様な趙立堅以下、中級幹部以下の煽情的なコメントのみ、実際の内情は分らへんが、昨年の3月のアラスカ会談でブリンケン国務長官と決裂して以来、音信不通だったのに、7/26に突然緊急で、天津で米中会談開催の要請があった。

    此れは7月の初旬に亦もや長江流域に大雨が降って被害甚大、調査したら、とても冬は越せないが、食糧の買い付けは全て終わっている。すると、頼めるのはDSのバイデン政権しかないけど、米国のDS内でも、2月に異変が有ってネオコンが主導権を握っている。だから、アラスカ会談が決裂した訳やけど、此処は一番泣きを入れるしかない。

    処が、8月になっても大雨は止まず、今度は黄河流域に千年に一度の2000㎜/hと言う超豪雨が降って中原地域の鄭州市の地下鉄を水没させて、オソラク万単位の死者を出して居るし、小麦の穀倉地帯やから被害も大きかった筈、今冬の五輪開催が危ぶまれたが、秋に金庫をはたいて、7億トンもの食料・飼料を買い込んだ。

    此れだけでも財政へのダメージは大きすぎるのに、今年も長江流域の大雨は甚大な被害を出して居るが、天気図を見てると、今年も黄河流域に大雨が降りそうですね。

    此れだけの内憂を抱えていて、台湾侵攻? そりゃあ、国民の関心を逸らす何時も手口にきまっているやんか、大体、習近平に与えられている権限で出来るのはそれ位なもの。日本が本気になって、残っている日系企業も全部撤収したら、金が入ってくる処が無くなるから、この前日本政府の松葉と王毅が逢って、日本侵攻迄は考えてへんと言っている

    まぁ情報は遮断状態なので、仄聞情報程度しか入って来ないから、マスコミも四苦八苦しているんやろうけど、謂わば、騒ぎすぎやで、市場を失った貿易立国は衰退するし、新たな市場が見つからんかったら消滅するのは、歴史の必然や。

    拠ってシナは亡ぶ、その後ドゥなるのかは全く分からへん今言えるのはそれだけや無いのかな。

  3. より:

    ソロさんの話、なんとなく納得して読んでしまいますが、
    今年は干からびてることが多いようです。情報の遅れではすみませんよ。
    事実誤認のレベル。みんな大好き、気がかりな三峡ダムもいつもと違い、
    ひたすら放流のご様子。SNSには干上がった川、湖を歩く姿がいくつも
    上がっています。大雨も来るときには来るのでしょうが、こうも極端だと、
    農作物への影響は大なのでしょうね。

    DSてき誰がいようがいまいが、あちらの自縄自縛ぶりも見事なものです。

    グレートリセットなんでしょうか。

  4. あき より:

    韓国発反日カルトと連携している、自民党、自身がカルト政党創価公明~こいつらが政権与党・・・まずこれを排除して行かないと話にならない。
    他の政党もどんどん出てきてますが、まあそうでしょうねっていう感じです、だから全然利権の無い新しい政党(日本第一党しかないと思ってます)が必要だと訴えているんですが。

    やたらと参政党がwwwwとか、宣伝ネットコメが居るけど全く信用出来無い。
    やってる事をよく観察するべきです。

  5. ボンちゃん より:

    いきなり20倍カレーを口に持ってこられても、食べれない。まずは3倍、4倍カレーから。日本第一党が支持が少ないのはそこらへんではないでしょうか。私は支持してますが。