昨日に引き続き、中国共産党大会のことを見ておきましょう。宮崎正弘さんの記事は必読ですね（「宮崎正弘の国際情勢解題」）。めっちゃシンプルです。
事前の予測を覆し、団派壊滅、新執行部は全員が茶坊主、軍事委員会は『台湾侵攻派』が勢揃いとなった。習近平三期目の特色は「暴走皇帝に無能側近、戦争推進軍人」という畸形の誕生である。これで台湾侵攻の時期は早まる可能性がでた。
あはは、「全員が茶坊主」に「無能側近」、強烈ですね。これで習くんを誰も止められず、いよいよ台湾有事が迫って来るというわけですね。あーコワ。そして今日（10/24）の産経の「正論」は文化人類学者、静岡大学教授の楊海英さんでした（中露の「地政学的変動」に備えを）。
楊さんはこの夏、３年ぶりにウズベキスタンを訪ねた、と。そしたらプーチンのウクライナ侵攻後、ロシア人が増えている、とのことでした。ロシアの周辺国の人たちは、昔からしっかりとロシア人を警戒しているそうです。そして
ウズベク人の対ロシア認識を支えているのは、近現代史の真相究明の結果である。首都と全国各地にある「抑圧犠牲者の博物館」には１９世紀からロシアはいかに中央アジアを征服し、抵抗する人々を殺害してきたかとの歴史が展示されている。特にスターリン時代の知識人虐殺とグラーグ（強制収容施設）への強制移住の詳細が明示されている。凄惨（せいさん）な歴史を経験した中央アジア人はロシアへの警戒感を抱かないはずがない。
昔からロシア人は周辺国に対して横暴やったわけですね。そしてそれは何のことはない、「中国」人がしっかりマネしてるというわけです。
中国の対少数民族政策もすべてソ連から導入し、伝統的な中華思想と融合させたものである。古代から夷狄（いてき）よりも中華の方が優れているという華夷秩序の思想は社会主義の発展段階論との相性がよかったから、中国人共産主義者はロシア人よりも優等生となった。そのためソ連崩壊後も、中国は内モンゴル自治区と新疆ウイグル自治区などで苛烈なジェノサイド政策を展開し続けている。
人権弾圧にかけてはロシア人よりも優等生、というわけですね。そして私ら日本国民は、これは、よその国の話やと構えてたらあかんのです。
周知の通り、プーチン氏は、ドンバス地域のロシア人住民が「ウクライナのナチス政権に虐待されている」との口実で、侵攻を開始したのである。将来、「中央アジア諸国がロシア人同胞を抑圧している」との大義名分で侵略してくる可能性は否めない。
そしてこれと同じことを何とロシアは北海道に対しても、ホンマに言うて来たわけですね（北海道侵攻に現実味。ロシア下院「ロシアは北海道に権利」発言の真意とは。「アイヌ民族はロシアの先住民族」と主張するプーチンが自国民保護の名目で乗り込んでくる？）。これは今年４月の、ロシアの国家下院副議長を務めるセルゲイ・ミロノフ氏の発言とか。
とは言え今、プーチンのロシアはガタガタになって来てるようにも見えます。そこで楊海英さんは警告してはります。
中国人曰（いわ）く、「バイカル湖以東は帝政ロシアによって不当に取られた我国の固有の領土だ」。
ロシアの崩壊に乗じて、中国が「偉大な中華民族の復興」を目指し、寸断されたロシア人コロニーを自国領に組み込まない保証はどこにもない。現にシベリアに１５０万人以上の中国人が入植しており、ロシア人と人口の面で逆転するのは時間の問題である。
仮に沿海州まで中国領となれば、北海道も守れなくなる。中国は沖縄と北海道の戦略的重要性を認識しているので、日本を南北から挟撃してくる体制も整う。
ひえーー。シベリアにはシナ人１５０万人以上が入植！？めっちゃヤバいやんか。シベリアが「中国」になってしまうというわけですね。沖縄もヤバいけど、北海道も、と。その沖縄では昨日、那覇市長選があり、何とか知念さんが勝ちました（那覇市長選、政権与党が支えた知念覚氏が初当選…「オール沖縄」が推した翁長氏を破る）。
知事選はデニーに負けたから、どうなることかと思いましたが、なんとか踏み留まってはいるんでしょうか。私ら日本国民、今は国家存亡の危機なんやで、と意識するようにせなあきませんね。
【文中リンク先URL】
https://www.mag2.com/m/0001689840
https://www.sankei.com/article/20221024-AHR6DCRBBJPRLLFDGNKTGLNFEE/?155935
https://www.mag2.com/p/money/1176191
https://www.yomiuri.co.jp/election/local/20221023-OYT1T50225/
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コメント
円安なので北海道の土地を中国人が弥増して買いまくっています。習近平は北海道を一帯一路の起点だとしています。全て超限戦に沿って武器を使わずに侵略、浸透されてるのです。宏池会政権なんて中国の意のまま。大半の日本人は何にも知らないでいる。
満州人・モンゴル人・朝鮮人とアジア系ロシア人を無視して中露国境・シベリアの話をするのは無謀。
中国東北の中国軍は必ずしも漢族の軍隊ではない。
北の人民軍は中国東北の軍とつながっている。
いずれにしてもロシア東部の人口が増えないのはヨーロッパロシア人が
シベリアとかロシア東部に住みたくないのが原因。
中露国境が中国領と言うのは中国の主張ではなくて満州族の清朝の主張。
彼らを飛び越えて中国が何を言おうともそれは詭弁。
孫文・中国共産党は満州族の清朝を中国から排除するために動いた。
その中国とは基本的に万里の長城内の中国。
満州族の清朝を再興するのであれば中国の主張は正しいかも。
彼らは中露国境をうまく治めていたが、それを食いつぶしたのは誰か。
欧米列強と日本である。