ネットではだいぶ「財務省が悪い」ことが知られるようになって来たと思います。私はもっと「日本の政治の諸悪の根源は、財務省や」と言いたいですが、なかなかそこまで言う人は出て来ませんでした。そう、「でした」。はい、状況は変わって来てるんですね。毎日のように書いている安倍さんの「回顧録」の話です。
藤井聡さんが有料メルマガで書いてはりました。
■安倍回顧録に見る『財務省』 ~「自分達が一番偉い」と考え「国が滅びても財政規律が保たれてさえいれば満足」する恐るべき傲慢・最凶官庁~(前編)
■安倍回顧録に見る『財務省』 ~「自分達が一番偉い」と考え「国が滅びても財政規律が保たれてさえいれば満足」する恐るべき傲慢・最凶官庁~(後編)
「回顧録」に出て来る安倍さんの言葉を拾うてはります。
『財務省の力は強力です』
『財務省は常に霞が関のチャンピオンだったわけです』
『彼らは、自分たちの意向に従わない政権を平気で倒しに来』(る)
『財務省と、党の財政再建派議員がタッグを組んで、「安倍おろし」を仕掛け』てくる
そして前にも書きましたが、森友学園「問題」についてはこう書かれている、と。
『私は密かに疑っているのですが、森友学園の国有地売却問題は、私の足を掬うための財務省の策略の可能性がゼロではない。財務省は当初から森友側との土地取引が深刻な問題だと分かっていたはずなのです。でも、私の元には、土地取引の交渉記録など資料は届けられませんでした。森友問題は、マスコミの報道で初めて知ることが多かったのです。』
うーむ。「密かに疑って」とか、「可能性がゼロではない」とか。まさかこの後、ご自分が亡き者にされてしまうことなんか、考えもしてないはずですからね。ホンマは断言しても良かったんかも知れません。2回にわたる記事の2回目では、さらに踏み込んだところの引用です。
『増税先送りの判断は、必ず選挙とセットだったのです。そうでなければ、倒されていたかもしれません。』
『僕なんかよりも財務省の方がずっと権限があるんですよ。でも、僕の手元に権限がやってくる時が一つだけある。それが、選挙に勝った時なんですよ。選挙に勝った時は流石に、財務省も僕の言うことを聞かなきゃいけなくなるんですよね。でも、それ以外だと、全然いうことを聞かない。あっちの方がずっと力があるんですよ』
『予算編成を担う財務省の力は強力です。』
『財務省は外局に、国会議員の脱税などを強制調査することができる国税庁という組織も持っている。』
『「やはり国の財政をあずかっている自分たちが、一番偉い」という考え方なのでしょうね。国が滅びても、財政規律が保たれてさえいれば、満足なんです。』
実はこのような話は、藤井聡さんも安倍さんから、何度も直接的に話も聞いて、知っていた、と。せやけどいくら藤井さんが「財務省がー」と言うても、多くの人は、日本の総理大臣なんやから、何とでもできるやろう、と思っている、いた、ということですね。
やっとホンマの話がこうやって流れて来て良かったとは言え、逆に言うと、殺されてしもてやっと、ホンマの話が明らかにされた、ということやとしたら、悲しい話ですね。それ、ずっと言うて来たんやけどなあ、と言いたいですね。
そうです、財務省は最強、最凶、最狂の官庁なんですね。こういう話を聞くと、それこそツイッター界隈では、「財務省は解体せよ」みたいな話になるんですよね。そしたら今日(2/28)、「『新』経世済民新聞」に、室伏謙一さんが書いてはりました(マクロ経済とその変化が理解できない財務省)。
いよいよ10月の実施?が近付いて来た「インボイス制度」のことですね。今この時期に、強引にこの「インボイス制度」を導入したら、間違いなく大混乱となり、多くのフリーランスや零細企業は、廃業せざるを得なくなる、トンデモ制度なんですね。
しかもその導入を財務省は、シレっと強引に行おうとしている、と。元々フリーランスや零細企業は立場が弱いから、声もなかなか上げる機会も時間もない、と。一方で冷血無比、酷薄無情のザイム真理教と呼ばれる狂信団体、財務省は、まっっったく聞く耳も持っていない、と。
先日室伏さんは、自治労関係の団体に呼ばれてインボイスについての講演をしたそうです。今、自治労のみならず、様々な関係団体がインボイス問題について反対の声を挙げていこう、という機運にはあるようです。ところが。
一方で当の財務省はと言えば、様々意見に聞く耳を持たず、タラタラとわかりにくい説明をした上で、「いずれにいたしましても」と、それまで話したことを「ゼロ」にして、壊れた蓄音機のように「周知徹底に努める」を繰り返すばかり。とにかくインボイスが導入できればそれでよく、どんな悪影響があるのか考えるつもりもなければ、今の日本の社会経済の状況を踏まえれば尚更インボイスの導入などしてはいけないのですが、そんなことにも全く興味関心がないようです。
うわっ、出た、「いずれにいたしましても」。コワいですね。ギャーギャーうるさいわ、もうやることは決まってるんや、黙っとけ、てなもんでしょうか。私は何度か「消費税は詐欺」とも書いて来ました。今からよう考えると、インチキ、ウソがいっぱいあったんですね。
加えて、ネットを中心にインボイスや消費税を巡ってインチキな、はっきり言えば嘘の言説が流布されるようになっています。その典型例が、消費税は間接税であり、消費者から預かった消費税を小規模事業者は本来支払わなければいけないのに、これまで特例的に免除されてきたが、それをちゃんと払えという話になっただけだといった、いわゆる益税論。(論にもなっていないですが。)
実は財務省のことをいつもボロクソに貶してる高橋洋一さんでさえ、このウソに騙されてますね(高橋洋一(嘉悦大) @YoichiTakahashi)。たしか動画では、インボイス制度に反対してるのは「あちら側」みたいな言い方をしてはりました。タチが悪いですね。「高橋洋一 インボイス制度」でググったら、山ほど出て来ます。
みなさん、自分のアタマで考えましょうね。あ、「弱者に寄り添う」サヨクが「インボイス制度」に反対してるのはその通りです。せやけど間違いは間違い、インチキはインチキ、ウソはウソ、なんです。
そしてこの「インボイス制度」はいずれ、全国民を「大増税」の形で襲って来ることになるんです。今ここで止めておかんと、財務省の思うがままにレールが敷かれることになります。コワいですね。え?何べんも書きますが、陰謀論とちゃいますよ、自分のアタマで考えましょう。
話は室伏さんの記事に戻ります。消費税が導入された当初、多くの人が「直間比率の是正」と言われて、わかったような気になっていました。それ、ウソやったんです。消費税は直接税なんです。せやからこそ、本来納めるべき税金を預かったまま利益にしてしまうという意味で言われる「益税」も、ウソなんです。
そのことは、何と裁判でも判決が出ているんですね。「益税 大阪地裁判決」でググってください。そのことを財務省も高橋洋一さんも知ってるんですよ。それでもそれを指摘せえへんのは、不誠実を通り越して、犯罪的ですね。あー止まらへんわ。室伏さんは書いてはります。
こうした嘘は財務省を利することはあっても、日本社会経済にとっては百害あって一利なしです。しかし、財務省はそれを放置し、「預かり金的」といった意味不明な言葉まで使って、あの手この手で、是が非でもインボイスを導入しようとしています。大蔵省時代にはまだ残っていた良識が、財務省と看板を掛け替えて以降は失われてしまったということなのでしょう。
「預かり金的」。卑怯な言い方ですね。「良識」なんか、どこにも残ってへんわ!(怒)。
こんな狂信的なカルト集団のような財務省に、これ以上我が国財政運営、マクロ経済運営を任せておくわけにはいきません。
室伏さんと同じことを、何度でも書くことにしましょう。この30年の間違い、「緊縮・増税」を、何としてでも反転させましょう。
【文中リンク先URL】
https://foomii.com/00178/20230227014053106035
https://foomii.com/00178/20230227200000106036
https://38news.jp/economy/24009
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コメント
図らずも高橋洋一氏は馬脚を現してしまいましたね。
インボイス制度の賛成は、
増税、格差拡大、デフレ進行、外資の狙う中小零細企業(技術)の買収、日本衰退に賛成という事。
彼の言う「積極財政」は何の為だったのか?!と言う事。
最近はWILLやHANADAも貨幣論(財政破綻論)を少しずつ取り上げるように成り安堵してますが、
保守が、格差拡大や貧困、ましてや「新自由主義≒資本家の独裁≒日本経済の低迷≒日本衰退」と言う事に気付かねば、
保守の失墜は免れ得ない事と思います(2.26事件は、日本(地方)経済の疲弊貧困を放置した政府財閥に対する保守の義憤が要因の一つ)。
#STOPインボイス
#ザイム真理教が日本を滅ぼす
安倍さんでさえ勝てなかった財務省。日本のガンですね。皆んなで糾弾しましょう。
会社でも財務部は「決算は黒字にしますか?赤字にしますか?」と聞いて社長の意向通りに数字を纏め、歓心を買って出世していきます。でも彼等はお客様から注文書の一つだって貰ったことのない営業の素人です。なのに会社の経営に主体として参画している錯覚を持っている人が多いのが実態でした。日本の財務省だって大きな間違いに気付かず、あるいは無視して省益のみの穢い動機でのみ仕事をしているように見えます。私は経済学部出身ですが、もともと経済学なんか何の役にも立たないとバカにしていました。しかもマルクス経済学だったので、ロクに勉強せずに卒業しました。高橋洋一さんは分かりやすく説明してくれるのでとても勉強になりました。でも時々間違いもあります。専門外になるとただの初老オヤジの感想です。あ、インボイスは間違っているのか、あるいはわざとなんですかねえ。財務屋さんによくある下層の人達をバカにするきらいが見えます。でも高橋さんや、三橋貴明さんに習った事をもとに誰にでもわかる絵を描いてみようと思い立ち、作ってみました。いくら高尚な理論であっても分かりやすく説明できない限り、大衆の支持は得られず、自己満足で終わってしまいます。この投書に絵を添付出来るようになったので貼り付けさせて頂きます。一言で言うと、正しくお金を回せば日本は世界最強だと思います。それを知っているからこそ米国は日本を隷従させ、中国は虎視眈々と日本を狙っているのだと思います。我々は改めて日本の強さを理解して、しっかり戦って行かなければご先祖様に申し訳ないと思います。