世界中のメディアが注目した、タッカー・カールソンの、プーチンへのインタビューが公開されました。もちろん、Xで、ですね(Tucker Carlson @TuckerCarlson)。
今まで「西側」のどのメディアも、ウクライナ侵攻後にはプーチンにインタビューして来なかったというのも、考えたら変な話ですね。結局「西側」メディアは一致団結して「プーチン悪者」像を作り上げることが目的の、薄っぺらい奴らやったということですね。
少なくとも戦争当事国の両側に話を聞くのがメディアの役目とちゃうんか?という話やのに、ですね。そもそも自らジャーナリズムを放棄してると思いますね。しかも、公開前からタッカー・カールソンに対して、「裏切者」とかの評を加えたりとか。アホですね、「西側」メディア。
ところがまた面白いことに、この公開とほぼ同時?に、フェイクも流されてたそうです。上の動画はプーチンの発言部分は音声を小さくして、英語の吹き替えが付いています。なのでこれが出たらもう、ウソはすぐバレますね。
それでもなお、バレることを前提にしてでも、ロシア側(と思われる)諜報機関が、フェイクを流したようで、それに引っかかった人もいたようです。
タッカー・カールソンが自費でクレムリンに行き、事前にイーロン・マスクもこれについては「検閲はしない」と言うてたので、その肉声が聞けるとあって、億人単位のインプレッションになっていますね。間違いなく世界のメディアは今、変わりつつありますね。
そしてそんな真実のインタビューの中でさえ、日本人的に言うと「本音と建前」はちゃんとあるというのは当然ですね。言葉尻だけを切り取ってギャーギャー騒ぐ時代は、もう過去のものになりました。今は誰でもすぐに、元音声でチェックできる時代になった、ということですね。
そうなると、ホンマにこれからの「報道」は、「中身で勝負」になるということですね。そこで今回のインタビューについて、「ロシアのことはこの人に聞け」の北野幸伯さんが、メルマガで書いてはったことを読んでみることにしましょう(【裏RPE】★プーチンがタッカー・カールソンからインタビューを受けた意味)。メルマガの申し込みはこちらです。※タダ、ですよ。
北野さんは、産経の記事を参考にしてはります(プーチン氏、侵略を改めて正当化「ロシアだました」と欧米を批判 米元司会者のインタビューに)。北野さんはロシア語ペラペラなので、インタビューでの発言内容の産経の「まとめ」自体は、間違いはないと思われます。その発言に対する真偽、解釈の違いについて、北野さんは書いてくれてはります。
全文引用は憚られるので、プーチンの言い方に無理がある部分の指摘を、コピペさせて貰いましょう。産経の「まとめ」を引いて、それを論ずる形です。
〈プーチン氏は、新たに樹立されたウクライナの親欧米派政権が、政変に反発してウクライナ東部で蜂起したロシア系住民を攻撃し、ウクライナ東部紛争を引き起こしたと一方的に主張。ウクライナは東部紛争の解決策を定めた合意も履行しなかったとし、「ロシアは22年に戦争を始めたのではない。ロシアの目標は彼らが14年に始めた戦争を終わらせることだ」と従来の主張を展開した。〉
これは、どうでしょうか?
まず、最初の部分。
〈新たに樹立されたウクライナの親欧米派政権が、政変に反発してウクライナ東部で蜂起したロシア系住民を攻撃し、ウクライナ東部紛争を引き起こしたと一方的に主張。〉
この部分、知識がない人は、「やっぱりウクライナが悪いんだ!」と信じてしまうのでしょうか?あたかもウクライナ政府が、内戦勃発の理由であるかのような。
しかし、実をいうと、内戦がはじまったのは、ルガンスク州、ドネツク州の親ロシア派が2014年4月に、「ルガンスク人民共和国」「ドネツク人民共和国」の独立を宣言したからです。
国内のどこかの自治体が独立宣言した。普通の国なら、内戦が起こります。ロシアだって、チェチェンが独立宣言したら、内戦が起こりました。
そして、次が一番重要なポイントです。
ルガンスク、ドネツクの親ロシア派は、勝手に独立を宣言したのではない。プーチンが独立宣言をさせたのです。だから、ウクライナ内戦が起こった原因は、プーチンです。プーチンは、自分に都合の悪いことを隠して、巧妙にプロパガンダをしています。
無知なタッカー・カールソンや視聴者は、詳細を知らないので、「やっぱ悪いのはウクライナだ」と思ってしまうのです。
それが、プーチンがインタビューを受けた理由でしょう。
〈ウクライナは東部紛争の解決策を定めた合意も履行しなかったとし、〉ーー
この部分は、そのとおりです。
〈「ロシアは22年に戦争を始めたのではない。ロシアの目標は彼らが14年に始めた戦争を終わらせることだ」〉ーー
この部分は、相当無理があるでしょう。アメリカが、ウクライナの政変を支援した、あるいは主導した。だからロシアは、ウクライナからクリミアを奪った。さらにプーチンは、ルガンスク、ドネツクの親ロシア派に独立宣言をさせ、内戦を勃発させた。2022年2月、ウクライナ侵略を開始した。2022年9月、ルガンスク、ドネツク、ザポリージャ、へルソンを併合した。
欧米がしたことは、「ウクライナの政変を支援した(あるは主導した)ことです。だからロシアはウクライナから、クリミア、ルガンスク、ドネツク、ザポリージャ、へルソンを奪った!?
どう考えても、「かなり変なロジック」であることがわかるでしょう。
しかし、アメリカにも日本にも、知識量が足りない人、思考停止している人がたくさんいて、「プーチンの言っていることが真実だ!」と無条件で信じてしまうのです。
やたら長い引用ですみません。でもこれで、ウクライナ・ロシア戦争が全部わかりましたね(笑)。そして北野さんの独自の言葉をあと二つ、コピペさせて貰いましょう。
結局、カールソンとトランプは、事実上「プーチンの利益のために動いている」といえるのです。
プーチン、カールソン、トランプの関係は、プーチン(ボス)トランプ(部下)カールソン(ボスと部下をつなぐ連絡係)です。
これは、「事実上そうである」という意味です。
うわあ、ですね。そしてもう一つ。
アメリカからの支援が止まれば、ウクライナが敗北する可能性は劇的に高まります。(@とはいえ、ロシアがすでに【戦略的に敗北している】という事実に変更はありませんが。)
北野さんはいつも、「善・悪」で考えるな、「勝ち、負け」で考えよ、と言うてはります。そしてプーチンは、戦術的には今は勝ってるけれど、戦略的にはもう負けてる、と言うてはるわけですね。
さらに私が付け加えるなら、プーチンの行動原理はロシアの「国益」であって、「友好」なんかどこにもあらへんということですね。たぶん、本気で「友好」があると考えてるのは、世界中で、日本人だけやと思いますね。日本以外の全世界は、「ダマされたら、ダマされた方が悪い」の世界なんやと、しっかり認識しましょう。
そして今日のYouTube【ナニワの激オコおばちゃん】です(憲法改正やるやる詐欺。バレてるで、岸田くん。)。
口から言葉だけが出て来るこの人には、もう辟易しますね。日本、さっさと変わらんと危ない!と言うておきましょう。
【文中リンク先URL】
https://twitter.com/TuckerCarlson/status/1755734526678925682
https://rpejournal.biz/p/r/LcJ9oxS8
https://www.sankei.com/article/20240210-XVNXT5HEKVOF7GK3TJCW32IEIA/?992892
https://twitter.com/TRI_since2013/status/1720644539327934757
https://youtu.be/mKY7rhZeamg
人気ブログランキング
↑ プーチンはもう負けてるんやと思う人はポチっとお願いします。
コメント
北野を信じるかね?
完全に工作に負けてるじゃない。
なんで変なところから情報を取るんだろう?
信じられない。
崩壊の始まりオレンジ革命は選挙結果を暴力で覆したもの。
民衆蜂起というけど、それが正しいように見えるのは西側メディアの誘導によるもの。
公正に選ばれた大統領を暴力で引きずりおろしたのがオレンジ革命。
その後の経緯についてはわからないが、
北野の言ってることは前後関係がどうなっているかの検証が必要。
判断は難しい。
言えるのはプーチンが常にDSのターゲットであり続けたこと。
今回の件でウクライナが絶好の武器の実験場になったこと。
常に英米主導で行われている。
僕はまぐまぐニュースに出てくる評論家は8割がた信用していません。
北野の言ってることで腑に落ちたことは無い。
プーチンは歴史の話を30分近くしています。
その中でウクライナという民族が西側、オーストリア、ポーランドの工作で生まれたということ。それが西側ヨーロッパでは常識になってしまったこと。
馬淵先生はソ連がユダヤ勢力によってつくられたと言ってますが、レーニン、スターリンのウクライナ建国の動きはまさにそれに当たるように感じます。
なにか変なことが行われたがプーチンの認識。
レーニン、スターリンは西ヨーロッパの常識を身に着けていた、ロシアにとっては外国人だったようです。
世界はどんどん変な方向に進んでいる。
工作員評論家を信じるからますます混乱する。
評論家はほぼ工作員と思ったほうが良い。
プーチンのインタビューは貴重ですからちゃんと全部聞きましょう。
自分にとっては得心することばかりでした。
全く同感です。
以前たしか激オコさんは「オデッサの悲劇」をHARANO TIMESを引用して紹介していたと思うのですがね。忘れてしまったのでしょうか?
バンデラ主義のネオナチが政権に深く関与しているのも事実。
激オコさん、いったいどうしたんです?
mibuさん
邪馬壹国さん
いつもありがとうございます。
あのう、、、北野さんが「工作」員?とかの言い方はどうなんでしょうかね。
あと、私は北野さんの話は、かなり恣意的に引用してますよ。
でも馬渕さんの話も好きですよ。
プーチンの言い分も、わかる部分もありますよ。
私はこの戦争の一番最初に「アゾフ大隊」の話も書きましたよ。
でも、プーチンの話は「得心することばかり」でいいんでしょうか。
今日の北野さんのメルマガではプーチンが言った
「ウクライナは歴史的にロシアの一地域に過ぎなかった」
について書いてはります。これ、クリミアについても同じことを
プーチンは言うてますね。
でも「歴史的に」って言うならいろんなことが言えてしまうので、
逆に反論も許してしまいますよね。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000336647.html
で、今、日本では北海道が危ないですね。
アイヌは先住民族だった、とプーチンの部下が言うてますよ。
黒か白か、善か悪か、ではないと思います。
そしてプーチンは評論家ではなく、現場の人ですからね。
DSと戦ってくれてはるのは、その通りやと思います。
それについてもしっかり見て行きたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
このロングインタビューをTCNで視聴しました。
公開3時間くらいで400万PVくらいありましたから、全世界が興味津々だったのでしょう。
インタビュー内容にはほとんど目新しさはありませんでしたけど、T・Cが自費でモスクワへ出掛け、プーチン氏にインタビューしたことは大いに意義があったかと。
今回の記事、絶対反論あるで・・と思ってたからね、ちゃんと書いてくれてるね。
そしてこれ⇒「プーチン(ボス)トランプ(部下)カールソン(ボスと部下をつなぐ連絡係)です」・・・これって、まさに売電バックの人たちの主張ではないですか、そうとうやばいんじゃないか。
それにトランプさんやタッカーさんをうましかにしていいんかい?
安倍さんだって「プーチンさんの侵攻は領土的野心じゃないと思う」と。
・・・とにかく、安倍さんやトランプさんをうましかにしてる人多いんじゃ?
(日本でも安倍さんのプーチン評価、殆ど話題にすらせずに無視!)
あまり風貌で語っちゃいけないのだけど、北野氏ってなんか「ほのぼの」してない?(婉曲表現です)単なる感想だけど・・・
あとアイヌの件と、ウクライナの歴史的経緯はやっぱ次元違うんじゃないか?むしろ現イスラエルの歴史的経緯と似てるとこあるんじゃ⇒現在の紛争に直結してる点で(ソルジェニーツインがそのウクライナの歴史的経緯で、現在の悲惨を完全に予言してたように!)
(また日本とアイヌの件はいわばロシア側のジャブみたいなもんでは?)
日本
てるてるお東さん
ありがとうございます。
「ボス、部下、連絡係」のところは「うわあ」と書いたつもりなんですけどね。
いずれにしても、全肯定、全否定、とかはないですね。
「ロシア側のジャブ」も、その通りだと思いますね。
>戦術的には勝っているが、戦略的には負けている
ようわかりまへん(笑)
メディアでは、圧倒的にウクライナが優勢と言ってましたよね?
メディアの伝えてたことが、ほぼ間違っていたというのが。現在確定的ですよねえ?
激おこさんも、トランプ、プーチンに関する産経サイドの報道は、おかしいのはご存知でしょう?
工作員かどうか、勿論私などには、わかりませんが、激おこさんの引用された。北野さんの発言て、mibuさんのおっしゃるように、工作員風と私なども感じてしまいます。それに、テレビ、新聞などで発信している専門家、ちょっとおかしいと感じること多々あります。8割は工作員と言われているのに同感します。
それから、激おこさんプーチンの行動原理はロシアの「国益」であって
という発信!当たり前でしょう?そんなのこちらに集う人たちのの常識でしょう。激おこさんのこの発言は、ブログのレベルの印象を低めたように思います。プーチンに対する新たな発見を促すものでもありませんでした。
再度のコメントお許しください。
肝心のタッカーのインタビューですが。その前にmibuさんのコメントにおいて>まぐまぐニュースの評論家の8割は信用していないという言葉、その8割を脳内変換して評論家の8割は工作員と発信しておられると思ってしまいました。失礼しました。しかしmibuさんの結論は、>ほぼ評論家は工作員と思って間違いないというもので、より同感の意を深くしました。
さてインタビューの件ですが、特別目新しいことはありませんでしたが、ノルドストリーム爆破について、タッカーが尋ねる場面でプーチンが>君じゃない?と言ってる場面をチラっと見て、何冗談言ってるのと思っていましたが、k-Kazumi tanikawaさんの英語版インタビューの発信翻訳が紹介されていましたが、これがフェイクかどうかではなく、プーチンは、タッカーの来歴を知っているということです。ノルドストリーム爆破の犯人は、CIAあるいはNATOだと言っているのです。
犯人はロシアではないということを最初に言っていたのは、トランプさんだそうです。しかしさすがに犯人の名指しをすれば、メディアの猛攻撃にあうのはわかっているから、名指しは控えています。
ドイツだってロシアでないことは、わかっているはず。哀しいかな、敗戦国は、それを明らかに出来ないのです。
タッカーが、今では、親トランプのように思われていますが、来歴を見ればトランプさんがホワイトハウスを去る頃の発言は、トランプディスですよ!なんで変わったのでしょう?
タッカーの父親はCIAでタッカー自身もCIA志望だったのがメディアのフォックスに入った?そうです。
以前にKさんは、タッカーが自分の息子の大学入試の推薦をあのハンターバイデンに頼んでいたということを発信されていました。
とにかくメディアで、えらく持ち挙げられる人間には、気をつけるべきです。
日本を含む西側メディアは、CIAに汚染されているのです。
日本を見ればよくわかるでしょう?
知的だと自他共に認めている人、専門家と言われている人のメディア発信の多くは、洗脳工作だと思っています。トランプも、トランプを支持する人間も、知的でないと発信する人間を信じられません。
知的そうと思われる人の発信よりも、自分の心が感じるものを大事にしましょうよ!ハーバード出身とかいうのを有り難がらないことです。ハーバードそのものがDS洗脳を持ち込む教育機関なのですから。