今日もまた、ウクライナの話です。世界史が大きく変わる瞬間やと思て、お付き合いください(及川幸久さん調やな笑)。ツイッター界隈では2/27に、ナザレンコ・アンドリーさん(@nippon_ukuraina)が、橋下徹くんのツイートを引用リツイートして「この人の言っていることを聞かないでください」と批判したことから、大騒ぎになっていました。
ナザレンコさんは日本在住のウクライナ人で、このところほとんど不眠不休で発信してはりますね。橋下くんはナザレンコさんが、自分もウクライナに行って(帰って)戦う、と言うたことに対してワケのわからん絡みをしていました。
橋下くんの言い分をめっちゃ大ざっぱに言うと、どうせロシアには負けるんやから、犠牲が大きくなる前に逃げろ、みたいな話です。当然ものごっつい批判が巻き起こって「こんな奴はテレビに出すな」みたいなことになっています。その他にもいつものことながら、意味不明のツイートをしまくって、百田尚樹さんからもまた批判されています。
しもた!橋下くんのことなんかどうでもよかったんや。今も彼は必死になって朝から晩までツイートを続けてるみたいですが、ナザレンコさんの今のところの最新のリツイートをコピペしておきましょう。
橋下さん、連続で投稿していらっしゃいますが、侵略戦争を始めた側に対する批判より、被害者への説得が圧倒的に多いように見えます。家が放火された人に助言しつつ、放火犯の責任に触れないことは、不自然だと思います。人災は災害と違って、責任者がいます。加害者を止めないと自家もいつか狙われます
さて、何もかもがトンチンカンな橋下くんの話はもうやめて、私が入れて貰うてるメーリングリストで、今回のウクライナ戦争について、めっちゃ深く説明してくれている記事が紹介されていました(「プーチンの戦争」真の動機とバイデンの悪辣|山岡鉄秀)。2/28の「有料メルマガ記事」の「特別公開」やそうです。
先に書いておきますと、今はもう世界中で、プーチンはヒトラー以上の極悪人、ということになって来ましたし、それもその通りやとは思いますが、何でプーチンが全面侵攻に出たんかをしっかり理解しとかんと、この先の予測も外れてしまうので、感情的になったらあかんと思いますね。
山岡さんはこの戦争は「プーチンにとっては『祖国奪還戦争』」やと言うてはります。
プーチンはたとえ武力を行使してでも、かつての大ロシアに回帰したいと熱望しています。「プーチンはかつてのソ連の勢力圏復活を目指している」と主張する識者もいますが、プーチンが目指しているのはさらに昔の古代帝国なのです。
この視点がないと、現在の全面侵攻作戦はやはり説明できません。東部親ロシア派住民の保護と治安維持目的というストーリーからはあまりにも飛躍しているからです。
そういえばプーチンもロシア人も、日本で言う「北方領土」は、第二次世界大戦の結果、正当に得た領土やとホンマに思てますからね。条約やら協定やら国際法なんかどうでもええんですね。欲しいと思たら獲りに行くだけの話ですね。
そして、もうひとつのポイントが、ロシアは単にウクライナのNATO加盟を恐れているというよりも、ヤヌコビッチ政権がクーデターで倒れた後の政権自体が、完全にアメリカの傀儡であり、ロシアにとっての脅威であると見なしている、という点です。
ウクライナは地政学的に言うても、ロシアに対しても西側(NATO)に対しても、上手くやりながら、微妙な中立を保たなければならなかった、というわけです。
しかし、ウクライナはそれができませんでした。アメリカ民主党政権によって、ロシアに対する噛ませ犬として使われ続けてしまったのです。また、自らアメリカ民主党政権に自国の安全保障を委ねてしまいました。
そうや、結局「噛ませ犬」やったんや。そして2013年、ウクライナがEUに入ろうとしたことで、バランスが崩れてしもたわけですね。
プーチンはヤヌコビッチ大統領に最後通牒を突き付け、協定を拒否して、代わりにロシアからの150億ドルの支援を受け取るか、制裁を受けるかの選択を迫ります。
ヤヌコビッチが急遽、協定締結準備を停止すると、2014年、オバマ政権に支援されたクーデターが発生し、ヤヌコビッチを退陣に追い込みます。背後からロシアを敵視するグローバリストのジョージ・ソロスの支援があったとも噂されています。
すると、プーチンは対抗措置としてクリミアを併合しますが、オバマ政権は危険を感じるウクライナに軍備を提供することなく、ロシアに対する経済制裁を実施します。
これでウクライナとロシアの対立は決定的なものになってしまいますが、ウクライナはさらにアメリカ民主党政権に追随する道を選んで行きます。
この後、当時オバマ大統領の元で副大統領やったバイデンが、息子(ハンター・バイデン)に、ポロシェンコ大統領から利益供与をさせた、と。さらに2019年には「NATOとEUへの加盟を努力義務とすること」を憲法に書き込ませたりした、と。
さらに、アメリカ国防省の管理下に生物学研究所を置いて、生物兵器を研究させたりとか、トランプ攻撃であるロシアゲートに次いで、ヒラリー・クリントンが主導するウクライナゲートなるキャンペーンにも積極的に関与させられたりして来た、ということにも触れてはります。
2021年9月には、大統領となったバイデンの下で、ウクライナはNATOを中心とした大規模軍事演習に参加し、10月には対戦車ミサイルシステム(ジャベリン)を180基配備しました。
よう考えたらこれって、思いっきりロシアにケンカを売ってるようなもんやんか。
つまり、プーチンが主張するウクライナの非武装化と中立化とは、単にウクライナのNATO加盟を阻止するだけではなく、アメリカの先兵と化してアンチロシアで利用されるウクライナの政権を叩き潰すという意味があったのです。
もちろん、だからと言って今回の侵攻は肯定できるものではないと山岡さんは断ってはります。そして。
しかし、過去何百年にも渡って他国による支配を受けて来たウクライナは、緩衝地帯国家という特殊な立場に居ながら、地理的に遠く離れた悪辣なアメリカ民主党政権に追随し、利用され、あれほど便宜を図ったにも拘らず、梯子を外されて棄てられ、ロシアに蹂躙される羽目に陥ったのです。
言い換えれば、自らの安全保障をアメリカ民主党政権に委ねる賭けに出て、大失敗に終わったということです。
つまりはアメリカ民主党政権に利用されて捨てられただけやというわけですね。そしてその後ろには、ジョージ・ソロスみたいなグローバリストがおるというわけです。ウクライナで一般人が何人死のうが、それこそロシアにしたってこの後、制裁でボロボロになって崩壊しようが、どうでもええわけです。
つまりはわざと世界中で戦争を起こして混乱に陥れることで、自分たちだけは上手いこと儲けて甘い汁を吸う奴らがホンマにおるということですね。ロシアの、ウクライナの、それぞれの人たちが連綿と繋いできた歴史や伝統、民族としての記憶、みたいなもんにはまっっっったく興味もあらへん、ということですね。
プーチンが極悪人やとしても、その後ろにおる戦争が大好きな奴らの方がよっぽど悪辣、鬼か悪魔としか言いようがないと思いますね。今私ら人類が、ホンマに滅ぼさなあかんのは、そっちの方なんとちゃうか。
実は上で書いたナザレンコさんのツイートには、いつも「ディープステート」を批判している馬渕睦夫さんを否定?するようなものもありました。目の前に見えている「敵」「味方」だけを見てたら間違うと思いますね。
それより私ら日本人、この先どないするんや?ということで、山岡さんの記事の締めをコピペしておきましょう。
アメリカに安全保障を依存する日本は、このウクライナの悲劇に大至急学ばなければ、明日は我が身となることでしょう。
【文中リンク先URL】
https://twitter.com/nippon_ukuraina/status/1497910922173562882
https://twitter.com/nippon_ukuraina/status/1500040312382959616
https://hanada-plus.jp/articles/959
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コメント
>それより私ら日本人、この先どないするんや?ということで、山岡さんの記事の締めをコピペしておきましょう。
>アメリカに安全保障を依存する日本は、このウクライナの悲劇に大至急学ばなければ、明日は我が身となることでしょう。
これは本当に本当にそうですね。
流行りのマンガ、鬼滅の刃で言う所の「生殺与奪の権を、他人に握らせるな」
というやつでしょう。
ロシアのウクライナ侵攻も一部を除いて「まさか」という声が多かったようですが、やれると思ったら侵略する国が有る以上は早急に備えが必要ですね、手遅れになる前に。
ハイブリッドで仕掛けてくるそうですので、軍事防衛のみならず、国内治安対策・世論工作対策など。
今いろいろと面白い人たちがNETで発言していますが流れがあるように最近感じるのですが。
STEP1-ウィルスとワクチンによるパンデミックで愚民思考力グレートリセット(専門家が国民代表よりも上にくる専制化を許容。失敗の兆候が表れ一部の国では浮足だってきている)
STEP2-ウクライナの戦争で軍備拡散・核拡散の恐怖を煽って国民主権意識グレートリセット(ドイツも軍備拡大で原発も復活の理由が出来て陶酔状態。世界はリメンパーパールハーバ的になり政治専制化を許す傾向)
STEP3‐金融経済リセットで愚民の富をグレートリセット(第二次世界大戦直後と同じ。金融業界やウォール街が行き詰まり崩壊をチャラにし、負債を体で払うのは愚民。金への投資か共通電子通貨投資話がやたらと盛ん)
思考力⇒主権⇒富 というSTEP展開で認知戦の基本に沿っているから本当のことかも。
ロシアのウクライナ侵攻も一部を除いて「まさか」という声が多かったようですが、やれると思ったら侵略する国が有る以上は、早急に備えが必要ですね、手遅れになる前に。
ハイブリッドで仕掛けてくるそうですので、軍事防衛のみならず、国内治安対策・世論工作対策など。
220306-2
お早うさん ソロです。
>>プーチンが戦っている相手こそ真の極悪
ウクライナの全面侵攻は、プーチンの意思では無かったとワテも思うけど、やってしも多門はしゃあない、のはヒトラーかて同じや、結局2人とも,情報戦に負けたんやと考える他はない,戦前日本と同じでゲッペルスが幾ら賢くても、線チフスの流行なんてハプニングは読めんかったんやろ。
良く考えたらアウシュビッツの話の根拠は殆ど編集可能な写真か映像やった、当時映像切り貼りが一般的で無かったのでアウシュビッツの大虐殺に仕立てあげられた、ユダヤ人組織のSWC「=サイモン・ウィゼンタールC」が戦後必死で世界中のマスコミにバイアスをかけて無理に既成事実化したと言うインチキや。日本でも宝島が廃刊に追い込まれたな。
この処、ブログやって居る人達に共通のバイアスが懸かって居る様な現象が感じられるんやけど、ワテは自分でブログはやって居無いので、正確な処は判りませんね、要は「DSを表に出すな」と言って居るんやと、それで「DSには実体が無いやんか、そんな妄想ばっかり追ってたら、日本に取っての大事な問題が逸れてしまう」とね。
でも、DSを知ってもぅ5年位経つが、妄想なんかやなく、現実に色んな事件が起こっていても、マスコミに揉み消されて「なかった事に」されたり、途中で情報が遮断され他李、香港みたいに実態が隠蔽されて問題が擦り替えられたりしたがジャーナリストで其処を指摘した人は一人もおれへんのもおかしいとワテは思っている。
尤も危機は我が身にも及んでいて、国際法違反の生物兵器攻撃の武漢肺炎感染禍に続く、ええ加減な治験しか採ってないワクチン接種を、結局、医療関係者は自分の事由意思でワクチン接種回避出来へんのが現実やが、是も問題点として挙げるジャーナリストも皆無やった。
昔から「ペンは剣よりも強い」なんて言って居るが現実を考えたら大嘘に決まってる、言論は取り上げられて何ぼのもんやからや、其処にバイアスかけられたら一堪りも無い、出版処かメシが食えん様にされてもぅたら「虻蜂取らず」で干されて世間に沈むやろ。
ジャーナリストなんて、情報戦の手駒に過ぎんから、皆、琴線に触れん様におっかなビックリ書いている。是で報道の自由云々は片腹痛いわww
ウクライナ問題は
利害が絡む両陣営のインテリジェンスとカウンター・インテリジェンスが
世界中に出回って、「
真実は?」深い霧の中の様ですが、
オバマ政権時に親露政権のヤヌコビッチ氏を引きずり降ろしたのが
ジョージ・ソロスとアメリカの上院議員
故ジョン・マッケインと明かされました。
ソロスはハンガリー系ユダヤ人でハンガリーに大学を作り
財団運営をして多額の寄付をしていましたが、
ハンガリーの首相 オルドバンは彼を国外追放、
大学は閉校、破棄しました。
政権交代後に (仏)のデイプロマットの記事には
交代後に受け継いだ政権を後押ししている
政治組織の危うさを指摘する記事が出ています。
プーチン氏が2014年のクリミア併合時にも言ってたことですが、
ネオ・ナチ(UPA)の猖獗が危惧されると・・・
現在はオンラインで有料記事に成っていますが
2016年からその危惧を指摘していたのに
7年間で14000人のロシア系住民が虐殺されているのです。
プーチン氏の怒りの沸点にも思えます。
引用
ウクライナの「英雄」の正体
セバスチャン・ゴベール(Sébastien Gobert) &
ローラン・ジェスラン(Laurent Geslin) 有料記事
米国新大統領ドナルド・トランプ氏の登場をきっかけに、
「ポスト真実」といった言葉がさまざまなメディアを通して世界に広がっている。
しかし一方で、過去の「真実」を直視しない態度や
それを政治的意図で捻じ曲げようとする邪悪な発想は、
もっと古くから問題視されている。
果たして「歴史」は「真実」を意味するのだろうか?
歴史家のティモシー・スナイダーは、
世界が「歴史」の時代ではなく「記憶」の時代に入ったと指摘する。
その場合、「歴史」と「記憶」は「真実」とどう向き合っているのだろうか?
シンボルとしての「英雄」を創り出そうとするウクライナ政府は、
その微妙な境界線をいっそうぼやかしている。
[日本語版編集部](仏語版2016年12月号より)
https://jp.mondediplo.com/2016/12/article733.html
過去の歴史を蒸し返して、あそこは自分達の物だったから取り返すのは当然?
だったら日本は馬鹿者ですね、今こそ北方4島、竹島等々沢山あるから取り返しに行かなきゃ、と思わない日本は大馬鹿者?だね、岸田じゃ無理だろうけど議論もしないんだから。
ロシアを正当化するのは余りにも変。
どこの国だってそれなりの問題を抱えているはず、清廉潔白な国はどこにある?それを持ち出してロシアにも言い分はある?良い人ぶる典型的な日本人?だわ。
ウクライナに「武器を捨てたら我々が守ってあげるから安心しろ」、と言われて時の大統領が捨てた途端に攻め込んだロシアの言い分は当然?ウクライナが悪い?と聞こえるけど。
可笑しくないか?日本は何故ロシアに肩入れする人が多いのか不思議。
スパイが入り込んでいるのは当然だけど、現実を見ろ、と言いたい。
仰ること良く分かります!
ロシアがやったことは、如何なる理由があったにせよ
決して許してはいけないことです。
ロシア寄りの意見が多い事に、私も驚き、その後ろにいるのは誰なのだろう?と考える日々です。
アメリカの大統領不正選挙にも、新型コロナ・ワクチン騒動にも、
騙されているかもしれないことに気が付かない人が沢山いらっしゃいますが、
そんな中で、
「ナニワの激オコおばちゃん」が目覚められていることをうれしく思います。
『本当は何が起こっているのか!?ウクライナ危機 現地”生”情報から分析する!』
丸谷元人氏 松田政策研究所チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=31xYWAEZLaM
【閲覧注意】【年齢制限】ウクライナ・オデッサの悲劇
ハラノタイムズさん
https://www.youtube.com/watch?v=1EZay_KOxJE
「アメリカの言いなりになったウクライナが間違い。NATOとロシアの間で上手くバランスを取るべきだった」…その発想でウクライナを批判するのは間違っていると思います。それだと「日本は米中の間で上手くバランスを取るべき」と言ってるように聞こえます。それは事大主義の朝鮮民族と同じ発想では有りませんか?
ウクライナは、汎スラブ主義のロシアと反スラブ主義のネオコンの生贄にされており、その国土が蹂躙されています。この戦争がどのような決着を見るのか全く先行きが見えず、長期化すれば最も被害を受けるのはウクライナです。
いまや欧州にもアジアにも軍拡が野火の如く広がりつつあり、この雰囲気は第二次大戦前によく似ているような気がしています。
特に、非核三原則に拘る岸田首相と、7%の国防費増額を決定した中共に強い危惧を覚えます。
ナザレンコ氏はかなり信用おけない人物だと思います
アゾフ大隊の関係者との打ち合わせを、公言するような人物ですし、willの動画で語ってましたが、日本で情報戦を行うと発言してます。
結局、ウクライナにもいきませんし。
橋下氏がいんちきなのはご存知だと思います。ナザ氏も同類。
それに乗っかるのは愚作かと。百田氏もこれじゃ大同小異。ちょっと自分の中では評価さがりました。
プーチンさんに関しては、開戦当初、あれー、やっぱ悪人?と思いましたが、今は、そうでもなくなりました。任侠仁義を大切にするヤクザを極悪人とするなら極悪人でしょう
先日の記事で、丸山さんを知れたことはよかった。
匿名さん
ナザレンコさんは行かないのでは無く行けないのですよ、政府が止めています。
信用出来ないと思うのは勝手ですが、自国で苦労した彼の真摯な態度は日本への警告にも出ています、平和ボケな日本人に・・。
この人を信用出来ずロシアを信用する様な人は元々そういう思想を持った人なのでしょうね。
日本人なら判るはずです、日本人ならね。