逃げたゴーンの話は、ヨーロッパの方が、報道での扱いは大きいようですね。早速トルコでは7人も逮捕されたとか。親日国やからかな?レバノン政府は逆に、まだ日本が何も言うてへんのに、ウチの国の政府は関わってへんで、と言うたみたいですね。ほら、自分から言い出したらバレバレやんか、という話ですね。
かつてイスラエルのテルアビブ空港で26人を殺害したテロ事件の犯人、日本赤軍のメンバーの岡本公三は、今もレバノンにいるそうです。またかつて日本赤軍の幹部やった重信房子を、日本の引き渡し要請に応じずにずっと匿っていたのもレバノンやそうです。そしてそんな国に、日本はずっと経済援助をしてるんやそうです。すぐストップして、もう国交断絶でええんとちゃうか?
そしたら今日の山岡鉄秀さんの「アメリカ通信」では、「カルロス・ゴーンの逃亡をチャンスと捉えよ!」として、今こそ日本は、国際社会に対して明確なメッセージを発することがいかに重要かを学ぶチャンスや、と言うてはります。
まず間違いなくゴーンは、日本のことを悪く言うてるわけですね(ゴーン被告の声明全文「日本の司法制度の人質ではない)。
私は今、レバノンにいる。
もはや有罪の推定に立ち、差別が蔓延(まんえん)し、基本的人権が無視されている日本の不正な司法制度の人質ではない。
日本では、国際法と諸条約の下で守られるべき法的義務が著しく無視されている。
私は司法から逃げたのではない。不正と政治的な迫害を回避したのだ。
私はようやくメディアに対して自由に話すことができる。
来週から始まるのを楽しみにしている。
よう言うわ、このおっさん、あんたはただの犯罪者や。もし自分に罪がないと思うんやったら、何で保釈されたときに変装して出てきたんや?堂々と何か言うたらええやんか、と思いましたね。
そして山岡さんはこう書いてはります。
ここでぼうっとしていてはいけません。
森まさこ法相ないし、しかるべき政府関係者がきっちりとした反論を行い、毅然とした対応を取る旨を宣言しなくてはいけません。ぼんやりと捜査の進展を待っていては駄目です。私がいつも主張しているとおり、こういうことは「即時性」が必要なのです。
そして、毅然としてレバノン政府にゴーン被告の引き渡しを要求します。当然、レバノン政府は拒否するでしょう。そうしたら、これまでレバノンに与えている莫大な援助をすべて停止しなくてはなりません。躊躇なく、です。ここまで迅速に断固とした姿勢を示せば、世界は「ああ、日本はなかなかどうして、しっかりした独立国なんだなあ」と思うでしょう。
まさにそのとおりやと思いますね。果たして日本政府はそれを言えるんやろか。山岡さんはここで、法務省や外務省が協力せなあかんけど、放っといたら協力せえへんから、官邸が強力なリーダーシップを発揮せなあかん、と言うてはります。「これは国の面子にかかわることなのです」と。
そして私ら日本国民は今回の出来事を、日本が思いっきり侮辱されてるんや、という風に考えることができてるんやろか?ということの方が、私はもっと心もとないような気がします。ゴーンがどうやって出国したかはもちろん、徹底的に調べなあきませんけど、どんな方法であってもそれは違法なことや、返せ、と毅然と言える人が、日本におるんやろか?
そしてそれはやっぱり安倍ちゃんしかおらへんやろ、と思いますね。ところが日ごろ安倍ちゃんの足を引っ張りたい人たちは、こういうことも利用しそうな気がして、いまからもう目がくらくらしそうです。ここで対応を間違うたら、いよいよ安倍ちゃんは日本人から見放されてしまうんとちゃうか?
私は、今の時点で安倍ちゃんを引きずりおろすことには反対です。と言うより、引きずりおろした後に、誰がこのややこしい国際関係の中で、日本が主体的に動く道を作ることができるんや?と思います。国が侮辱されたときに、どういうメッセージを出すか、というのは、目先の利益で考えたら絶対あかんと思いますね。
この先ゴーンという一人のおっちゃんが、レバノン以外の国には出国でけへんようになるとか、そんなことはもうどうでもええんですね。日本からの明確なメッセージ、というものに今、世界が注目してるんとちゃうかと思います。もう八方美人では誰からも信用されへんようになるで。
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