昨日紹介した山岡鉄秀さんの本『シン・鎖国論』を全部読みました。
今の今、日本がいかにヤバい状態なんかがようわかります。移民の話、島原の乱の話、WHOの話、コロナやワクチンの話、消費税の話、核武装の話、、、もう論点が多すぎて、とても全部紹介できません(笑)。ほとんど、私がいつも書いてることにつながる話で、めっちゃ参考になりました。
実は日本は戦後ずっと今に至るまで、間違いなくアメリカの属国なんやという現実を、いやと言うほど思い知らせてくれはります。タメ息が出て来ます。そんな中で、重光葵(しげみつまもる)さんに、もっと注目をという話は、私がよう知らんかっただけですが、しっかり認識せなあきませんね。一方で吉田茂は、戦後日本をダメにした元凶や、というのにも深く同意できますね。
この人の名前が教科書に出て来るのは、戦艦ミズーリ号上で、降伏文書に署名するところ、ぐらいでしょうか。敗戦直後の大混乱の中で、こういう人がいたからこそ、日本は何とか「半」独立を保てたんやという話です。
昭和20(1945)年9月2日の降伏文書調印の翌日、マッカーサーは「日本國民ニ告グ」として、後に「三布告」と呼ばれる、GHQの最初の布告を出そうとしていた、と。その内容は
■布告第一号:立法・行政・司法の三権は、いずれもマッカーサーの権力の管理下に置かれ、管理制限が解かれるまでの間は、日本国の公用語を英語とする。
■布告第二号:日本の司法権はGHQに属し、降伏文書条項およびGHQからの布告および指令に反した者は軍事裁判にかけられ、死刑またはその他の罪に処せられる。
■布告第三号:日本円を廃し、B円と呼ばれる軍票を日本国の法定通貨とする。(Wikipedia)
というもので、いわゆる「軍政」を敷くことが想定されていたようです。そんなもん、ポツダム宣言にも反するやんか、ということで9月3日の当日、重光さんはマッカーサーのおる館山に行って、サシで話して猛然と反対したんやそうです。山岡さんの本に戻りましょう(P241)。
知らせを聞いた重光はマッカーサーに面談し、烈火のごとく猛抗議します。
「ドイツは政府が壊滅し軍政を敷いたが、日本政府は壊滅していない。天皇陛下はポツダム宣言の忠実な履行を決意しておられる。そもそも陛下は元来戦争に反対し、平和維持に熱意を示され、戦争の終結にも決定的な役割を演じられたのである」
と、マッカーサーを説得しました。
実はこの時点では沖縄はもう占領されていて「軍政」が敷かれていたんですね。この時の重光さんの働きについて、国際政治学者、歴史学者、京都大学名誉教授の中西輝政さんは、「歴史に残る偉業」と評価してはるんやそうです。
その時マッカーサーは、重光に「今後何かあったらいつでも自分に会いに来るように」と言います。真正面から正論を掲げて議論して来る重光に好感を持ったのでしょう。
堂々と主張する者は、逆に尊敬されるんですね。ところが、
しかし、この後、東久邇首相と木戸幸一内大臣は、マッカーサーの意向を参酌できる人間に外相を代えようと決め、重光を更迭して吉田茂を登用するという致命的なミスを犯します。
あっ。今回、岸田首相が垂秀夫中国大使を更迭したのを思い出しました。それにしても、日本が戦争に負けた直後の話なんか、そもそも聞きたくもないもんですから、私はあんまり調べたこともなかったんですが、実はめっちゃ際どい話がいっぱいあったんですね。
マッカーサーがこの前の8月30日に、厚木飛行場に着いてタラップを降りてくる写真は有名ですが、あの時、彼はビビりまくっていて、お漏らしをしていたという話もあります。実は日本軍はめっちゃ強かったので、もうビクビクやったようです。
重光=マッカーサー会談があった館山は、もちろん先遣部隊が到着していて、付近一帯は「軍政」が敷かれていたようですが、さっきWikipediaを見たら、こんなことが書いてありました。
8月28日から厚木飛行場を手始めに先遣隊が日本に進駐を開始し、同じ8月28日に「アメリカ第8軍の一部が9月1日に館山航空基地に上陸して占領を行う」ことを日本側に通告した。8月30日、館山では基地周辺の一般住民に退去を通告した上で、房総西線那古船形駅以南と房総東線安房鴨川駅以南を運転休止にし、上陸してくるアメリカ第8軍を無事に迎え入れる準備を終えた。
8月31日午前、アメリカ第8軍先遣隊の一部235名が館山に上陸したが、この日に上陸した部隊の風紀はよくなく、9月1日にかけて乱暴狼藉、物品略奪および一般人の拉致暴行が合計36件記録された。
おいおい、何のことはない、アメ公の野郎は上陸していきなり乱暴狼藉、物品略奪、拉致暴行、かいな。やっぱりただの土人やな。いずれにしても重光さんが戦後の混乱期に見事に日本の尊厳を守ってくれはったことは確かですね。
まだまだ私ら日本国民が知らなあかん話はいっぱいありますね。戦後78年、何にも変わってへんやないか、というのが正直なところですね。そして山岡さんの本にはもっともっと、たとえば横田空域の話とかも出ています。
実は日本はまだ、アメリカの属国やんか、ということです、、、。
【文中リンク先URL】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B8%83%E5%91%8A
https://www.dailyshincho.jp/article/2018/08300600/?all=1
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コメント
山岡鉄秀さんは、及川幸久さんや越境3.0チャンネルのカズさん、馬渕睦夫先生、原口一博議員、井上正康先生、ロックバンド「HEAVENESE」さん、チャゲアスの「ASKA」さんらと並んで、今一番「アツイ」インフルエンサーの一人ですね。WHA協定、2024年5月のWHOの「世界保健規則」書き換え、パンデミック条項、2024年9月国連未来サミットの「緊急プラットフォーム承認」、コロナワクチンの薬害にも詳しく、ロックバンド「HEAVENESE」さん動画にも度々出演してパロディドラマに出演もすれば替え歌も歌う。山岡鉄秀さんのWebマガジンは内容が充実していますし、今度11月24日の井上正康先生の動画にも出演されます。
WHOに異議申し立てをするのは11月いっぱいが期限だそうです。原口一博議員が呼びかけてWHOの独裁に抵抗するWCHを支持する「WCH議連」を設立、11月15日には総会があります。海外ではWHOや国連の独裁に抵抗する動きが広まっていて、スウェーデンでもWHOに反対するデモが行われました。日本は島国であり、メディア統制とネット検閲もあってか、日本人は2024年5月WHAでWHOが正式に決定することや、2024年9月国連未来サミットの緊急プラットフォームのことも、それらによる独裁への動きにも気付いていません。それ以前にコロナワクチンを含むmRNA製剤の危険性やDNA汚染、3年弱で40万弱の超過死亡や予防接種法の救済認定数が過去45年を上回ったことすらも知りません。ましてこの11月いっぱいがWHOの独裁法案に反対するための期限だなどとは全く知りません。
しかし、原口一博議員も癌の身体を押して必死に動いて下さっていますし、WHOや国連の独裁に抵抗する団体であるWCH、その日本支部であるWCHジャパンも出来ました。WCH議連も出来ました。一朝一夕でどうにかすることは出来ませんが、MSA協定や日米安保などによる属国制度も含め、地道に日本人に周知して、皆で知恵を出し合って動いていくしかありませんね。
https://nitter.net/mooncave3/status/1720782602653864210#m
https://gettr.com/post/p2uclbn8526
上から3行目の「WHA協定」は「MSA協定」の間違いです。