私が子供の頃は、パプリカなんてありませんでしたね。初めて見たときは、それピーマンの変種か?みたいな。そして私は、韓国産のパプリカは、ぜっっったいに買いません。値段は倍ぐらいしますが必ず国産を買います。イチゴもそうですが、どうせ日本から種を盗んだんとちゃうか?と思うからです。あ、これは調べたわけではないので、違うてたらすみません。要は、嫌いなんです、韓国産が。
そして今、私ら日本人はめっちゃ反省せなあかんと思います。安いから外国で作ったらええねん、ということが、どれだけ危険な事か、今回の武漢ウイルス禍で痛いほどわかりましたからね。昨日もマスクのことを書きましたが、ネットではアベノマスクのおかげで、あるいはシャープの通販のおかげで、高値待ちをしていた怪しげなCHINA製の紙マスクがどっと市場に出て来たようです。
結局私ら日本人は「安物買いの銭失い」をしてしもたんですね。まあどこの世界にも「パチもん」はあるし、元々はそれをバカにしてたはずやのに、日本人の多くはいつの間にかパチもんの方に流れてた、と。そしてそれはデフレと密接に関連してると思います。
デフレが続いて相対的に日本の物価が安くなり、日本人が貧乏になってきてたわけですね。一方で日本以外の全世界で貧富の差が拡大して、特に圧倒的に増大したCHINAの富裕層にとっては、日本は安くて信頼できる物がいっぱいあるということで、「爆買い」が起こり、アホな私ら日本人はそれを「インバウンド」と言うて喜んでたわけですね。
先日「必要火急」の用ででかけた時に、久しぶりに心斎橋、戎橋の商店街を通りました。半年前まではここは「中国」か?と思うくらい、平日の昼間から「中国」人が溢れていました。何と商店街の一等地にドラッグストアが4軒も並んで建て替えられてたんですね。たいてい店には豪華なエスカレーターもエレベーターもあって、商品は大量に陳列されています。
そこに先日は日本人がポツン、ポツン、としかいませんでした。あれだけようけおった「中国」語を話す店員も見当たりませんでした。お店には悪いですが、もう二度とあんな風景は見たくないですね。日本の、いや、大阪の人口からしたら、あそこに4軒もいらん、1軒でも大きすぎるくらいやわ。
リーマンショックの時に世界各国が一気に財政出動をして、経済規模を膨らませて危機を乗り切ったときに、アホな日本だけが緊縮財政を続けて、アホな民主党政権やったこともあって財務省の言いなりになって先進国世界で唯一、負け組になってしもたわけですね。気が付いたら物価水準も下がってしもてたわけです。
大成功したはずの「中国」は、夢よ何度でも、とばかりにこれまたアホみたいに財政出動して人がおらへん大都市、つまり「鬼城」をあちこちに作ってしまいました。結果、国内では鉄もセメントも人までも余りまくってしもたんで、「一帯一路」と言うて、今度は世界中に、人も含めて自分とこの金で鉄、セメント、人を送り出したわけですね。そして最後にばら撒いたのが武漢ウイルスやった、と。
また話がそれたわ。で、これからの私ら日本人は、値段が倍でも日本製を買わなあかんのや、ということに気いつかなあきませんね。たとえ倍になっても給料が倍になったらそれでええわけやんか。そしてそれに近づくための第一歩、一番手っ取り早いのが、今回の「一律10万」の支給なわけですね。元々は困窮対策のつもりやったし、所得水準のかさ上げ、という意味では、まだまだ全然足りませんけどね。
ところがまた困ったことに、国会議員はこれを受け取らへんとかいう動きがあるようです。ある意味ではめっちゃ日本的なんですが、実はそれはあかん、と言いたいですね。さっさと貰うてさっさと全部使わんとあかんのや、と。そうやってお金が回ることで、みんなが同時に豊かになっていくということなんですけどね。「我慢して頑張ってます」みたいなポーズなんか、今はいらんで。お金はさっさと回さんかい、や。
前にも書きましたが、10万では全然足らん、100万でもええくらいやと思います。ただ、いわゆる供給能力の問題もありますから、ホンマは徐々にやっていくのがええわけですね。よう考えたら、年配の人やったら覚えてると思いますが、1960年に池田隼人首相が始めた「所得倍増計画」は、10年で倍増という計画やったんですが、実際に10年後の国民の消費支出は2.3倍になっていた、という話でした。
バブルはあかんけど、年間2%程度のインフレがちょうどええ、と誰もが言うてるのに、それさえも30年間、日本はできてへんわけですね。そりゃあ、ずっと政策を間違うてたからやと考えるのが普通でしょ、財務省さん。ホンマに諸悪の根源、財務省やな。もうええかげん、ちゃんと反省してほしいですね。ま、プライドだけは十分に高いエリートには無理かな。
もう話が止まらへんわ。100万円でもええ、なんて言うと、いつの間に日本人はそんなに賤しくなったんや、みたいなことを言う人が必ずいます。ちゃうちゃう、このお金は日本国民のものやねん。誰かに恵んでもらうようなもんとちゃうで。国家は自分で自分のお金を発行できるんや。思いもかけへん災害で、国の経済がズタズタになって、目の前で人が死んで行くのを何とか助けるために、自分で自分の手当てをしてるんや、誰に遠慮するもんでもあらへん。
逆にお金は積極的に使うてお金を回して、みんなが豊かになれるのに協力せなあかんねや、ということやで。せやからこれはもう、価値観の話とは違いますね。これがわからへんかったら、また落ち着いた頃に、「では返してもらいましょう」と言うて、悪辣な財務省から税金を取られますよ。気いつけなあかんで。東日本大震災の時に、「震災復興税」を新設した「前科」がありますからね、財務省は。
これは返さなあかんお金とちゃいますからね。赤字国債はいずれ将来世代にツケが回る、というのもウソです。あ、この話は長くなりますから、またにしましょう。「赤字」とちゃいますよ、とだけ言うときましょう。
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