ノーベル賞の1つや2つでは足らんらしいで。日本人、望月新一さんの宇宙際タイヒミューラー理論。

 毎日、汚らわしい武漢コロナウイルスの話ばっかりになってしまいそうで、もうイヤになってしまうので、ちょっと面白い話にします(ABC予想証明、異例の長期検証 数学者も「理解不能」)。

 京都大数理解析研究所の望月新一教授(51)が、数学の超難問「ABC予想」を証明したとする論文を公表してから約7年半。「未来からやってきた理論」と評され、世界でも理解できる数学者は10人ほどとされる革新的な論文は、称賛と疑念の7年半を経てようやく検証が終わり、証明が確定した。

 数学界にはもともと「ABC予想」という、何でかわからんけど必ずそうなる、という理論がありました、と。これを誰も説明、証明でけへんかったんですが、2012年にこの望月さんが論文を発表して、自分が長年研究して打ち立てた「宇宙際(さい)タイヒミューラー理論(IUTeich)」を使えば証明できる、と主張しはったんですね。

 その発表からやっと8年目になってこのたび、京都大数理解析研究所が編集し、欧州数学会が発行する専門誌「PRIMS」(ピーリムズ)の特別号に、その論文が正式に掲載されることになった、というニュースです。単に論文を発表することと、それが「出版」されることには大きな違いがあるそうです。つまり出版は、多くの「査読」に耐えた、ほぼ完成された理論、という評価になるみたいですね。

 論文を発表して間もない頃は<英科学誌ネイチャーは「証明が正しければ、21世紀の数学の最も驚くべき業績の一つ」と紹介。米ニューヨーク・タイムズは「数学の謎にブレークスルー」と報じた>んやそうです。えらい期待されたのに、8年近くも棚ざらし状態になったのには訳があった、と。

 簡単に言うと、この「宇宙際(さい)タイヒミューラー理論(IUTeich)」が、あまりに新奇なものであったので、多くの人たちが一から理解するのには、ものごっつい時間がかかった、ということのようです。ところがもう一つの理由は、何と、根拠のない誹謗中傷があったんやそうです。

 私が最初にニュースを見たのは産経新聞でした。その中に、この望月さんはメディアの取材をあまり受けたがれへん人、という趣旨のことが書かれていて、余計に興味を惹かれて、ブログ(新一の「心の一票」)を見に行きました。そしたらもう、めっちゃ面白いです、この望月さん。

 ブログの開設は2016年の11月、それから3年半経つのに記事の数は20件。やらなあかんことがいっぱいあるのに(笑)全部読んでしもたやんか!

 最初に目に飛び込んだ記事は、紅白歌合戦で聴いた、欅坂46の「サイレントマジョリティ」の話です。この歌の歌詞について、何と数学的に、ご自分の解釈を披露してくれてはります。

 あかん、話がそれたわ。望月さんの論文掲載が遅れたもう一つの理由である誹謗中傷について、このブログでもめっちゃわかりやすく、しかも数学的に説明してくれてはります。つまりは人間、思い込みがあるとつい、知らず知らずのうちに、もっとも根本的な部分で自分の都合のええように条件を変えてしまっていて、それに基づいて論理的に反論するもんやから、要はなかなか話がかみ合わへんのや、という話ですね。

 言い換えると、望月さんの新理論を誹謗中傷する学者たちは、自分が今まで信じて来た枠組みの中でしか理解しようとせえへんから、必ずどこかで行き詰まり、せやからこれはインチキや、間違いや、と誹謗中傷してしまう、ということになるんやそうです。そういった、結果的には無意味な論争?をこの7年間続けてきたので、出版がやたら遅れてしもた、ということなんやそうです。

 けっして感情的にならずに、相手の反論の間違いを数学的に証明しながら反論するって、スゴいですね。でもせやからこそ、この「宇宙際(さい)タイヒミューラー理論(IUTeich)」というのは、今まで解決不能やと思われていた、今まではずっと諦められていた色んな「問題」が、次々にこの理論で解決されていく可能性があるんやそうです。

 何かワクワクしますね。そして望月さんのブログに戻ります(2017.11.21「心壁論」と、論理構造の解明・組合せ論的整理術を「心の基軸」 とすることの本質的重要性)。親御さんのお仕事の関係で5才からアメリカに住んだ望月さんは、すでに子供の頃から、「言語だけでなく、古代ギリシャやローマの(「日本と同じ」)多神教に大変強い関心を持っていました」と書いてはります。

 そして話はさらに進んで、「子供の頃から問題にしたいと強く感じているのは、むしろ在日米軍基地関連の問題を含めた「対米従属の文化」全般、あるいは別を言い方をすれば、「日本人の心の中の米軍基地」とも言える、残念な精神構造・「心の基軸」です」と書いてはります。

 ええーっ、米軍基地問題、ですか。そして話は北朝鮮の核問題にまで及びます。

私は軍事の専門家でも、朝鮮半島情勢の専門家でもありませんが、北朝鮮の核兵器の問題を見ても、一見すると「核兵器」が問題の本質のように見えても、本当は「核兵器」も、今我々が生きている時代の様々な「非本質的な技術的な要因」によって偶々浮上した一種の「小道具」に過ぎず、「小国」の北朝鮮が世界の大国を手玉に取る「外交術大国」としての地位を固めることができたのは、「偶々浮上した小道具」の「核兵器」を利用する場面があっても、本質的には(核兵器そのものとは全くの別物である!)
   世界の大国の権力構造を支えている
   論理構造を正確に解明し、その盲点を
   突く技術が非常に高度に発達している
ことにこそ、主たる要因があるのではないでしょうか。

 ひええーーー。数学者の思考の範囲って、スゴいですね。ホンマに、今の世界中のどうしようもない問題を一気に?(笑)解決するカギがいっぱい潜んでいるような気がしてきました。

 私は実は、数学は何となく好きな部分があって、同じ問題の答えでも、人によって証明の仕方が全然違うこともあることに、ものごっつい興奮したこともあります。深いなあ、と。せやけど高校時代は文系のコースを選択してましたから、微分までは何とかついて行けたんですが、ついに積分のところでつまづいて、諦めてしもたんですわ。残念。

 この理論がいかにスゴいのか、日本人の敵、朝日新聞が出してる「AERAdot」なのでちょっと気になりますが(笑)、科学記事では割とレベルが高いらしいので、コピペしておきましょう(「ABC予想」証明した望月教授に「ノーベル賞の1つや2つでは足りない」と関係者)。

 公私にわたり20年以上の交流があり、ABC予想に詳しい東京工業大学の加藤文元教授は「数百年に1回の革命的な成果だ」と賛辞を惜しまない。

「私は世紀の大偉業だと思っている。ノーベル賞を1つや2つあげても足りないくらいではないか」「この数年で具体的になにか影響があるかといえばそれはありません。ですが、例えば今我々が持っているICカードの技術っていうのは、18・9世紀にかけて導き出された楕円関数論に基づいている200年の前のことが、現代に息づいているわけです。今回の論文が、将来の人類にイノベーションを与えてくれる可能性は大いにあるのではないか。それがなんなのかは、難しすぎて予測すらできません」

 いやあ、ノーベル賞の1つや2つでも足らんそうですよ(笑)。スゴいですね。ちなみに、この記事に書いてあった「ABC予想」の説明は一番わかりやすかったです。他人にはよう説明せんけど(笑)。

 もう書ききれませんが、古代ギリシャ、ローマ時代のラテン語の語順は日本語と同じ「SOV型」やという話とか、国境を否定すること(グローバリズム?)はいずれ破綻することとか、これが数学者の話すことかと、もうワクワクします。私ら日本人、人類のためにもまだまだ頑張らなあかんな。

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ナニワの激オコおばちゃん

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