安定的な皇位継承は旧宮家の皇籍復帰の一択。「女系天皇/女性宮家/女性天皇」は全部いらん。


 宮内庁長官が天皇陛下のお気持ちを「拝察」して、そのご発言を紹介するやなんて、不敬にも程がある、と私は怒っていました(「陛下は開催で感染拡大しないか懸念と拝察」宮内庁長官)。ただし青山繁晴さんは、西村長官は国士やし、新聞は例によって切り取り報道をしている、みたいなことを言うてはりました(【ぼくらの国会・第175回】ニュースの尻尾「動揺するな 宮内庁長官『事件』」)。

 今上陛下が現在の武漢コロナ禍下の日本国民の苦労を案じられていることについては、私も青山さんと同じく、間違いないと信じたいです。天皇陛下は24時間365日、「おほみたから」である日本国民の安寧を祈られているわけですから、それは当然やと思います。有難い話です。

 せやけど私は、西村長官の今回の発言も、この前の小室君の28ページの文書を評価するかのような発言も、「いらんこと言わんでええのに」と思いました。あるいは「もうちょっと上手いこと言えよ」と。まあ青山さんは、個人的に西村長官のことを知っているので、少し庇ってはるように思いました。

 そして今日、産経新聞では「皇族減少対策へ2案 婚姻後も女性皇籍 旧宮家復帰」という報道がありました。

 政府は30日、安定的な皇位継承策などを議論する有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)の第8回会合を開いた。現在の皇位継承順位を前提とし、皇族数の確保策として女性皇族が婚姻後も皇室に残る案と、旧宮家の男系男子が皇籍復帰する案を中心に議論を進めていくことを確認した。次回会合は7月9日に開く。

 ふうむ。さすがに「女系天皇」の語は消えてるな。しかも産経は「女性宮家」と言わず「婚姻後も皇室に残る案」と言うてるな。皇統のことをちゃんと勉強した人からしたら、「婚姻後も皇室に残る」意味は何やねん?ということになりますけどね。

 そしたら同じ報道でも、共同通信の記事を載せてるYahoo!ニュース(皇族減少対策、2案に限定 女性宮家と男系皇籍取得)では、「『女性宮家』創設など女性皇族が結婚後も皇族の身分を維持すること」と書いていました。何としてでも「女性宮家」の語を残しておきたいんか?

 そしてさすがYahoo!ニュース、記事の後に付いているコメントを読むと、(あ、もちろん工作員もいっぱいいるにしても)マスゴミに毒された平均的な日本人の考えを知ることができそうです。小室さんの件がものごっつい比重を占めていますね。

 これは竹田恒泰さんが何度も言うてはりますが、小室圭さん事件のおかげで多くの人が、「女性宮家」って眞子内親王殿下を皇室に残して「圭殿下」が誕生することや、と気付いてしまったわけですね。ありがとう、小室くん、やな(笑)。そしてほとんどの日本人が、そんなもん絶対許さへんで、と考えている、と。

 まあコメント欄には、そもそも天皇なんかいらんという人もいますから、それはそれで論外ですが、少し残念やなと思うのは、「これ以上税金を使うな」と言う人が多いことですね。ちゃうちゃう、戦後GHQは、何の根拠法もなく皇室財産を一方的に奪ったんやで。

 もっと言えば、旧宮家の財産を差し押さえた上で、宮家の側から臣籍降下を言い出すように仕向けた、と。いったいどこのヤクザやねん、な話ですね。現皇室にしても、旧宮家にしても、私ら日本国民は、GHQが勝手に奪った皇室財産を、まずはきちんとお返しせなあかんと私は思います。

 「安定的な皇位継承」の話が今後うまくいったとしても、恐らく、旧宮家の皇籍復帰に際しては、お金はどないすんねんやという話が必ず出て来ると思います。「財源」は?ということで、ドケチなカン違い財務省が、ロクにお金を出さずに邪魔をする、と。

 違うんや。まずは先に奪った財産をお返ししてからモノを言え、という話ですね。

 この話は自民党としてはこの秋の総選挙の争点にはしたくなさそうで、選挙後の話になりそうな雲行きですが、「グッドジョブ小室くん」の勢いで、旧宮家の皇籍復帰の一択に持って行けるよう、これからも正しい話を広めて行きましょう。

【文中リンク先URL】
https://www.asahi.com/articles/ASP6S54Z2P6SUTIL02L.html
https://www.youtube.com/watch?v=cKF8cF3NntQ&t=3s
https://www.sankei.com/article/20210630-TL33CXEAC5I4PJX5MUEAFMCBTQ/?854112
https://news.yahoo.co.jp/articles/18c9859cb673eca4263d4fc8863fee4bff192a4d


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ナニワの激オコおばちゃん

コメント

  1. あのなのな より:

     ご存じでしょうか、

      横浜では、いっとき、、、ながいこと
       
      山武マーク の車が走っていました。
     
     武 です。

     なんらかの思いを期待します。

     たけし社長どうしてるかなぁ、、、。
     

  2. 梅雨の蛙 より:

    女系はダメだけど女性天皇は良しとする人、結構多いです。男系男子がいるのに、わざわざ女性が即位する理由がないと思うんだけど。道鏡事件で女帝のヤバさに気付き、小室事件で女性宮家のヤバさにやっと平和ボケの国民が気付いた。日本の神々も相当ヤキモキしてると思います。「日本人しっかりせんかい!」と言う声が天から聞こえて来そうです。
    有識者のメンバーに和気清麻呂の子孫の半井さんが選ばれたのは、偶然では無いですね。やっぱり日本は神の国です。

  3. A敦子 より:

    里美です。

    【Das Kaiserreich von OEsterreich und Ungarn】

    最後のオーストリア・ハンガリー二重帝国皇妃ツィタ[Die letzte Kaiserin von OEsterreich und Ungarn Zita] aその1

    Zita – Kaiserin von OEsterreich
    [Der Dokumentarfilm (Buch und Regie: Erich FEIGL). Eigentum (C) 1986 Eine Co-Produktion des ORFs .]
    https://www.youtube.com/watch?v=_DDHKDvji2A

    【注】
    1. 毎日毎日お仕事お疲れ様です。お昼の一時、休憩時間の一時、週末の一時、祝日の一時、祭日の一時などにどうぞ。
    2. ヨーロッパ政治史、国際政治史などの知識の取得にお使い下さい。
    3. ドイツ語の聞き取りの特訓にもお使い下さい。
    4. Zita (09.05.1892-14.03.1989) war vom 21. November 1916 bis zum 12. November 1918 die letzte Kaiserin von OESterreich und Ungarn als Ehefrau des letzten Kaisers von OESterreich und Ungarn Karl I./Karl IV..