ガソリン代がたった3円しか下がらへんでも平気な人でなし財務官僚。減税の方が何倍も下がるのに。


 経済のことに関しては、今まで色んなグラフを見て来ましたが、もう誰が見てもこれはあかんやろ、と思えるようなグラフでも、どうにでも解釈できてしまうんやと思うと、経済学って、何やねん、と思いたくなりますね。

 今日(2/4)の三橋貴明さんのブログ(政府支出とGDP、税収の相関関係が高い理由)に載ってるグラフです。

 日本のGDPはこの19年間、ほとんど増えてへんし、それは先進国中でもダントツの最低やという話ですね。そしてその原因はどうも、ずっと続いてる緊縮財政と消費増税やということはもう、わかりすぎるくらいわかってるはずやのに、財務省に気を遣うて御用学者は誰も言わへん、ということが続いてるわけですね。

 そして御用学者でなくても、自分だけがこっそり儲けたいという根性の卑しいデービッド・アトキンソンみたいな奴が、屁理屈でこの間違いをこの先も続けさせようとしてるわけですね(日本を惑わす「そう見えるでしょう経済学」の盲点)。ニワトリが先か卵が先か、みたいな話に似てるような気もせんでもないですが、三橋さんにかかれば一発ですね。

 因果関係をしっかりと確認すれば、
「政府の支出を増やせば、GDPは成長する」
「所得の合計であるGDPを増やせば、税収は増える」
 が、当たり前であることが誰にでも理解できると思うのですが。
 この状況で、
「政府の支出を増やせばGDPが成長するならば、増税すればGDPが成長するはず」
 などと、因果関係を逆さまにした言いがかりをつけてくるとは。そういうのを、日本語で「詭弁」というのですよ。

 あはは、アトキンソン君は「言いがかり」で「詭弁」と(笑)。やっぱり日本人とはちゃうな。とは言え、そもそも財務省のトップが、我が国の財政は「タイタニック号」などとアホなことを堂々と言うてるわけですから、アタマが痛いですね。そう言えば最近もまた財務省の横暴がようわかる話が出ていましたね。

 ガソリン高騰に対して政府は、ぜっっっったいに税金の話をせえへんかったわけですが、やっとこさ萩生田経産大臣が口にしたわけです(ガソリン高騰続けば、トリガー条項発動も視野…経産相「追加政策が必要なら果敢に挑戦」)。ちゃんと法律があるのにそれを使おうとせえへんかったわけですが、さすがに萩生田くんがやっと言うた、と。

 そこら辺の雰囲気は高橋洋一さんが面白く解説してくれてはります(ガソリン税、岸田得意の卓袱台返しは出ない!Zの言うとおりですから)。財務省の思考回路を完全に把握してる上に、キッシーのこともようわかってるから、高橋さんの言う通り、何も動かへんのでしょうね。

 ガソリン減税のかわりに今やろうとしてるのは、流通に対する補助金で、それやと今、リッター160円とかに高騰してる値段を、せいぜい3~4円下げるぐらいにしかならへん、しかも流通業者がポッポないないしてもわからへん、と。

 ところが減税やと、160円のうちの、何と50円が税金なんやそうです。うち本税が25円、暫定が25円と。エグい話やなあ。財務省にとっては「減税」の語は「禁句」なわけですね。あーあ、こいつらは、仁徳天皇の「民のかまど」の話は知らんねんやろなあ。あ、知っててもオレには関係ない、てなもんですね。

 日本の官僚に期待もでけへんのはもう、絶望的やんか。自分らで作った持続化給付金の制度で、自分でインチキ申請してちょろまかした経産官僚は、さすがに逮捕されて実刑判決が出てましたが、私ら日本国民は、政府の中にドロボーを飼うてたんかいなと、やっぱり絶望的な気分になりますね。

 上の動画では高橋さんは「財政再建至上主義」と笑うてはりますね。「財政再建」ができて国の経済が滅びても、自分には関係ない、と言うのが財務官僚なわけですね。あーアホらし。国会議員にはしっかりと勉強してほしいけど、私ら国民も、みんなが賢うならんとあきませんね。これからも次から次へとアホの矢野康治財務事務次官みたいなんが出て来ることになるわけですからね。

【文中リンク先URL】
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12724955548.html
https://toyokeizai.net/articles/-/508019
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220130-OYT1T50117/
https://www.youtube.com/watch?v=3Kek5oQ3sLk


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ナニワの激オコおばちゃん

コメント

  1. ふじい より:

    >ガソリン高騰に対して政府は、ぜっっっったいに税金の話をせえへんかったわけですが、やっとこさ萩生田経産大臣が口にしたわけです
    >(ガソリン高騰続けば、トリガー条項発動も視野…経産相「追加政策が必要なら果敢に挑戦」)。
    >ちゃんと法律があるのにそれを使おうとせえへんかったわけですが、さすがに萩生田くんがやっと言うた、と。

    >そこら辺の雰囲気は高橋洋一さんが面白く解説してくれてはります
    >(ガソリン税、岸田得意の卓袱台返しは出ない!Zの言うとおりですから)。
    >財務省の思考回路を完全に把握してる上に、キッシーのこともようわかってるから、高橋さんの言う通り、何も動かへんのでしょうね。

    残念ながら萩生田経産大臣は既に発言打ち消しを行っていますね…

    以下NHK報道(一部引用)

    ガソリン価格上昇もトリガー条項考えず 効果的対策検討 経産相
    2022年2月1日 15時39分
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220201/k10013460831000.html

    >萩生田経済産業大臣はガソリン価格が今後も上昇した場合、ガソリン税の上乗せ分の課税を停止するいわゆる「トリガー条項」について、「現時点では考えていない」と述べたうえで、価格高騰が続いた場合、効果的な対策を検討していく考えを示しました。

    (中略)

    >そのうえで、萩生田大臣はガソリン税の上乗せ分の課税を停止するいわゆる「トリガー条項」について、「現時点では考えていない」と述べたうえで、価格高騰が続いた場合、効果的な対策を検討していく考えを示しました。(以下略)

  2. ナポレオン・ソロ より:

    ソロです。
    >>XX至上主義は隠れ蓑や
    私が藤井さんや三橋君をあんまり評価出来ないのは、本当の問題点が分っているのに、それを方法論に拘る事で埋没させている若しくは、議論をズラされているから「暖簾に腕押し」みたいな実効が上がらない現状になっていて、膠着状態のままで結局財務省の思う壺なんやないか?

    と言う疑念を持っているからで、これを解決する手段は、まず自力防衛力を確り持って、現実の世界覇権国の米国に歩調は合わせつつも、日本も世界をリードする主権国家として、デフレと言うぬるま湯から脱しなきゃあかん、と思うんですがねぇ。

    日本が世界でトップを切れる様になったのは、安倍さんの外交の上手さが原因でつい最近の事や、然もその契機は、米国の政治中枢にトランプ氏に拠って是迄とは違う「世界覇権~支配の為ではなく国民の為の政治」が持ち込まれたからやと思います。

    此処で言っている「国民の為の政治」って、誰でもわかる民衆政治の基本ですよね、米国は今迄1890年代の謀略で起こした米西戦争以来の世界覇権の夢を戦略を優先するが故に、最優先事項ではなかった。

    だから、医療制度が国民の高負担のままやし、社会の格差も広がっていて、国家の消費のエンジンである中間所得層が零落し始めているから、これをトランプ氏は食い止める政策を採ったの二、バイデンが既得権者を守る為に台無しにしている。

    つまりトランプ氏は、政治「=金の使い方」の方向を変え様としているから「世界の警察の座を降りる」とか、各地に派遣している軍隊を引き揚げさせたり、海外進出企業も国内回帰させているんでしょう。

    確かに、目先の事も大事やけれど、こうした大きな変化の前兆が目の前で起こってにあるのやから、此処に焦点を当てて、日本の国家として如何にあるべきかを考えなあかんのに、態と気付かないふりをするのは、そろそろ止めようや、と思うんだけどね。

  3. あきあじ より:

    財務官僚、減税の話ですがユーチューブでの高橋洋一氏のお話の中での一言があっていると思います。
    「財務官僚は減税するより、配りたい」ですって。
    なるほどと。
    あと、「高度成長の時、税収が増えてしょうがなくて減税した」と。
    なるほど。

  4. 回天 より:

    もう財務官僚共を狩るしかないですね。