せっかく「国体を護持し得た」んやから、世界平和のためにこそ、世界最強にならなあかん日本。

 何かおかしい、と感じ始めてからはもう10年近く、ようやく「自虐史観」から脱却、覚醒できた私としては、その後に知ったいろんなことはホンマに勉強になります。今でも毎日、新しい知識が増えます。せやけど、知れば知るほど、何も変わらへん現実もあって、愕然とすることもありますね。

 一応保守的と思われてる産経新聞に「新聞に喝!」というコラムがあって、何人かの執筆者が書いてはるようですが、今日(3/27)の小谷賢とかいう人(日本大教授)には、がっかりでした(守り続けるウクライナの主権、理念に目を)。

ウクライナ軍があれほどの人命の犠牲を払いながら、なぜ戦い続けるのか、その理由について踏み込んだ分析はあまりみられない。一方、一部のメディアでは人命救助の観点からウクライナ側に降伏を促すような意見も散見される。多くの日本人にとって人命よりも大事なものはないし、戦争といえば太平洋戦争となるので、降伏を合理的と考えるのだろう。

 うん、この問題意識自体はええことやと思います。せやけどその後が。

だが個人的には、これは日本人に特有の考えのようにも思える。確かに太平洋戦争において日本は連合国に無条件降伏し、その結果、旧軍は解体され、沖縄の執政権は失ったものの、戦後日本は見事な経済復興を遂げた。この歴史の一部分だけ切り取ってみれば、一般の国民にとって無条件降伏は僥倖(ぎょうこう)だったと思えるかもしれない。

 ふうん、「太平洋戦争」ですか。そして出た!「無条件降伏」。見事に戦後教育をしっかり信じ切ってモノを書いてはるわけですね。ん?著書に『日本軍のインテリジェンス』?ま、読みもせんと批判するのはやめときますね。

 この人は昭和天皇のいわゆる玉音放送、「終戦の詔書」を読んだことがあるんやろか?いったいどこに「無条件降伏」なんて書いてあるんや?と。たしかにこれは「ポツダム宣言を受諾」したことになっていて、そのポツダム宣言には「軍隊の無条件降伏」とある、と言われますが、それって軍隊のことで、政府のことではないんですがね。

 それよりも、玉音放送で昭和天皇が直接国民に話されたことを、もっかいちゃんと聞け!と言いたいです。陛下は「ここに国体を護持し得て」と言うてはるんや。それを先に持って来んかい、という話です。文書には残ってへんけれど、戦後、天皇を裁いたり、罪に問うたりすることはせえへん、というのがアメリカの暗黙の了解やったわけですね。それのどこが無条件降伏やねん。

 もっと言えば、まだ戦争が終わるはるか前からアメリカは、天皇には絶対に手を触れたらあかん、ということを身をもって、それこそイヤというほど感じてたわけですね。それは何故かというと、日本兵がみな、最後の最後の一人まで、命を惜しまず戦い続けたからですね。

 それが目に見える形で現れたのが特攻隊であり、硫黄島であり、沖縄戦やったわけですね。もう世界中のどこの国よりも格段に強く、最後まで諦めへん、その精神はどこから来てるんやという問いの答えこそが、天皇やったわけです。

 たとえ戦争に勝ったとしても、日本からすぐに天皇を無くすことはでけへん、せやからこそ、何十年もかけてWGIP(ウォーギルトインフォメーションプログラム)を仕掛けて来たというわけですね。今、ウクライナの話をするんやったらそこまで言わんとあかんのとちゃいますか?小谷さん。

欧米では過去何百年も戦争を行い、その過程で主権や個人の自由、また国際法といった制度や理念を築き上げてきた。ウクライナの人々が戦い続けるのは、一義的には目の前の侵略者から自分たちの家族や国土を守るためだろうが、さらに突き詰めていけば、上記のような理念を守るというところにたどり着く。

 これはその通りですね。そして結語です。

 他方、日本は経済的な理由や台湾有事への危惧、といった理由で欧米に追随しているが、日本の政治家や企業経営者、何より新聞をはじめとする報道機関はもっとはっきりと、ウクライナの主権と、そこに住む人々の自由を守るためだと理念を語ってもいいように思う。

 これも別に間違いやないですが、そんなん、わかり切った話とちゃいますか?と思いました。書いてはることに、何の「芯」もあらへんわ。あ、小谷さんを直接知ってるわけでも何でもありませんよ、保守系と思われてる産経新聞でさえこの程度やから、まだまだやなあとがっかりした、というだけの話です(笑)。

 ついでに書いておきますと、小谷さんが書いてはるように、欧米は過去何百年もの間、戦争という殺し合いをして来てやっと最近、主権や個人の自由、また国際法といった制度や理念を築き上げて来たけれど、そんなもん、一人の年寄りの気まぐれで、あっという間に崩れてしまうのを今回、全世界が目の当たりにしてるわけですね。

 やっぱり、この世界で生き残るためには、ぜっっったいに負けへん「力」を持つしかあらへんのとちゃいますか。そしてそう考えると、例えば豊臣秀吉はエラかったんや。当時の日本には、世界中の鉄砲の数の半分があったんやで。朝鮮出兵は、明に対する牽制や。当時世界最強のスペインに対してさえも秀吉は恫喝して、一発かましてたんや。そのおかげでペリーが来るまで、誰も日本を征服しようとは思わへんかった、と。

 さらに付録です。今日たまたま送られて来たダイレクト出版のプロモーションPRで、下瀬雅允(しもせ まさちか)さんの名を知りました。「下瀬火薬」を発明、開発した人で、日露戦争はこれで勝ったようなもんやという話です。当時の世界最先端、世界最強の火薬を何と、日本人が作った、ということでした。

 日本こそが、世界平和に貢献できるんやという自信を、日本国民全員が持てるようになる日は来るんでしょうか。ここは怖れ多くも、明治天皇の有名な御製を書いておくことにしましょう。日露開戦の直前に明治天皇がお詠みになった歌ですね。

よもの海みなはらからと思ふ世になど波風のたちさわぐらむ

【文中リンク先URL】
https://www.sankei.com/article/20220327-LT6O4L4DBZIVHKCTV3KMGBESTE/?176943


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ナニワの激オコおばちゃん

コメント

  1. 日本を愛する日本人からひと言! より:

    昭和何年頃から日本の家庭から日の丸が消えたのでしょうか?私も17年ほど前に覚醒してからも国旗を祝日にあげるのに躊躇がありました。最初は室内旗から初めて玄関に国旗を購入して掲揚するのにそれから2~3年かかりました。
     右翼と思われないだろうかとの心配からです。小名木さんや政治ブログの方のブログを読み勉強してから”日本人は素晴らしい民族だ。GHQに騙されたままではダメだ”と思いました。
     今では国旗を掲揚できない人は残念ながら日本の歴史を正しく勉強していないからだと思っています。日本の家庭から祝日に国旗がはためくようになった時が日本を取り戻せた時と言って良いでしょう。
     今日は参政党の決起大会が東京で行われました。12//22の記者会見後、認知され始め、全国での遊説で党員がうなぎ上りです。党費は月1000円と多分一番高い党費だと思います。でも若い人たちが頑張って加入してくれています。
     神谷事務局長によると1議席100万票は確保した。次の1人目指して全国で支部が誕生した県(現在20支部)すべてに候補を出すと言っています。
     参政党は党員で政策を決定し候補者も党員が投票して候補認定をする新しい仕組みを構築しています。ネット世代の30~50歳代が多いのですが評判の悪い団塊の世代も幾人かは加入しているようです。
     日本を取り戻したいと思っておられる保守の方是非、党員になってご支援ください。クラウドファンディングで寄付いただいても良いですが。。。

     

  2. ナポレオン・ソロ より:

    220328-2
    ソロです、お早うございます。
    >>国を護る心を取り戻す事が人類を絶滅から護る
    この日本大学教授小谷賢さんは、一体何歳で何処の出身なのか知りたいですね、大学教授と言う沢山の若者を育てる公共性の高い職業にあり乍ら、国を護る為に先人が自分を捧げて国に殉じた数多の先人の心を理解していない様は情けなく許しがたい。

    オソラク首都圏で戦後の米国の悪質なWGIPに沿ったアナキズム洗脳教育の洗礼を受けた自力で殉国精神に辿り着けないレベルで厚顔にも「知識人」を職業にする類の、法政大学の山口二郎の様な左巻き害虫と同類だろう。まぁ、山口の様な論外の売国奴よりマシには見えるが。

    日本人は今迄の日本人改造教育の影響下で植え付けられた千年の戦国時代の専制体制で培った個人に対する愛国心の強制手法に倦み始め祖ん反動で生み出された個人主義だから根っこの部分は変わっていない、つまり本質には、何も「気付き」が感じられず、従い進歩していないのだ。

    我々人類も他の地球上の生物と同じ様に「次世代により良き未来を遺す為」に生きているのであって、だから、人間以外は全て、先ず新たな命を少しでも多く後世に残す努力に命を賭けているのだ。

    僅か100年で滅びる自分の命を惜しむ余り、子孫の千年の未来を犠牲にする個人主義が生き物として正しいといえるのか? 自然が仕組んだ理は、その利己的な遺伝子の働きをみればそうではないと分かる。

    この事に気づいた西洋人の先人も多い、なぜドイツのローレンツの観察で起こした、動物行動学で解き明かす「自然の理」の重要性に気づけないのか? なぜ反動でしかない個人主義なのか?

    答えは簡単だ「それでは儲からない」からだ、ならば人類種は、悉く次に来る氷期で絶滅、或いはそれ以前に内コウで絶滅するだろう。