もはや気持ち悪いわ「勤労感謝の日」。GHQに奪われたんやったらさっさと「新嘗祭」に戻そう。

 雨の日には旗は出したらあかんのやて、知ってはりましたか?私は「覚醒」するまで知りませんでした。たしかに「国旗掲揚!」って、雨の日にした記憶がないなあ、というレベルでした。で、本日は雨天につき、我が家では「奉祝 新嘗祭」の国旗掲揚は、しませんでした。

 そうです、何が「勤労感謝の日」や。11月23日はもともとは「新嘗祭」やったのに、戦後GHQに奪われたわけですね。え?そしたら「独立」した今は、さっさと元に戻さんかい、と言いたいですね。おい日本、一体いつまでこんなけったいなことを続けてるんや?と最近はつくづく思います。

 はい、今日はこの話でおしまいです(笑)。で、新聞を見たら、そうそう、文芸批評家の新保祐司(しんぽ ゆうじ)さんが、産経新聞の「正論」にちゃんと書いてはりました(日本文明に基づいた祝日の名に)。さすがに私みたいに、アホやら何やら、下品な言葉ではなく、格調高い文章できちんと書いてくれてはります。

 今日は、「勤労感謝の日」である。祝日法には、その趣旨として「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」とある。明治初年に「新嘗(にいなめ)祭」と定められたものが、敗戦後に名を変えたのである。

 そして、こんなん、変や!という人が、戦後にもちゃんといたんですね。

 福田恆存は、昭和29年に「『勤労感謝の日』といふことばからは、なにか工場労働者の顔が浮んでくる。下手すると戦争中の勤労動員を憶ひだします。官僚的、乃至(ないし)は階級闘争的です。率直にいつて、百姓仕事や商業と勤労といふことばとは、ぜんぜん結びつきません」と語った。

 最初に書いた「国民たがいに感謝しあう」も意味不明ですね。

 福田は、「戦後は、皇室中心主義も神道もいけないといふことになつた。農耕生活も非合理でばかばかしいといふことになつた。そこで過去の祭日は、全部否定してしまつて」、「勤労感謝の日」などのような「奇妙な祭日をでつちあげたわけです」と語っている。

 そうそう、「皇室中心主義」、「神道」はあかん、となったわけですね。さらに新保さんの、福田さんからの引用を続けます。

 正月の四方拝、春季及び秋季皇霊祭、神嘗祭、新嘗祭などの「過去の祭日」については「いづれも皇室の行事に、あるいは祖先をまつる神道に関係がありました。しかし、もつと深く考へれば、(略)それらは日本の農耕生活にもとづいてゐたのであります。むしろ皇室のほうが、それに拠(よ)つたのです」と、それらが日本文明の根底から生まれたものであることに注意を促している。

 お、さすが新保さん、「日本文明の根底」ですね。明治になって整備された戦前の日本の「祝祭日」を、ネットで調べてまとめてみました。
■大祭日(七日)
元始祭、春季皇霊祭、○○天皇(先帝)祭、秋季皇霊祭、神武天皇祭、神嘗祭、新嘗祭
■祝日・四大節
四方拝、紀元節、天長節、明治節

注釈:
1.四方拝 1月1日(現・元旦)
2.元始祭 1月3日
3.(先帝祭)
明治時代は孝明天皇祭で1月30日、
大正時代は明治天皇祭で7月30日、
昭和時代は大正天皇祭で12月25日、
平成・令和時代は昭和の日で4月29日。
4.紀元節 2月11日(現・建国記念日)
5.春季皇霊祭 3月21日頃(現・春分の日)
6.神武天皇祭 4月3日
7.秋季皇霊祭 9月23日頃(現・秋分の日)
8.神嘗祭 10月17日
9.天長節 11月3日(現・文化の日)
(天皇誕生日)明治天皇誕生日は明治節(11月3日)
現在この日は文化の日、天皇誕生日は2月23日として国民の祝日
10.新嘗祭 11月23日(現・勤労感謝の日)

 明らかに奪われて無くされたものは、「神武天皇祭」と「神嘗祭」。残ってはいるけれど、全然関係あらへん名前にされたのが「新嘗祭(勤労感謝の日)」と「明治節(文化の日)」ですね。

 そしてもう一度、しっかり認識しておきましょう。奪われた祭日というのは、神道に関係はあるけれども、そもそもの成り立ちから言えばそれは、日本のはるか昔からの農耕生活に基いた、日本文明の根底から生まれたものなんや、ということですね。

 勤労感謝の日は廃止!新嘗祭を取り戻そう!そして神武天皇祭と神嘗祭も取り戻そう!ですね。あ、あかん、春季皇霊祭も秋季皇霊祭も、その名前を取り戻さなあかんな。新保さんは「名が正しいとは、名と実が合っていることであり、それが、国家の根本なのである。」と書いてはりますね。

【文中リンク先URL】
https://www.sankei.com/article/20221123-4R64VE37MNNZRM755SPJZTPATQ/?594669


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【ナニワの激オコおばちゃん】

コメント

  1. ハナちゃん より:

    こんばんは

    その年に収穫された物に感謝する収穫祭だと聞いてます。
    ハロウインみたいな他国の収穫祭をマスゴミが大々的に放送なんかして

    ハッピーマンデーとかからして日本は堕落してます。
    こんなの左翼や反日が喜ぶだけです。
    ハッピーマンデーこそ無くして元の日に戻すことだと思います。
    その日でないと意味がないですから。

  2. レナード より:

    『吉田茂という病』で、占領終了時点で、憲法改正(廃止)、皇籍復帰、再軍備、大東亜戦争の大義の確認をすべきで、GHQも禁止する権限もなかったのに、敗戦利得者の親玉である吉田がこれらを放置し、再軍備の放棄など自虐的な戦後日本を確定的にした、と分析されています。財務省も法務省(実子誘拐)も、敗戦利得者の継承者として見れば、国民を押さえつけ搾取しようとばかり動いていることも腑に落ちます。納得してる場合じゃないですが!

  3. sana より:

    元号もそうです。
    令和は万葉集からと、皆よろこんでいましたが、それも支那由来です。
    加地伸行先生も指摘しておられました。
    他国の旧い書物からなぜ、自国の年号を選ぶのか。
    暦についても、他国の暦を採用することは、「暦朔を奉ず」といって、
    属国たることのあかしなのです。

    高島俊男先生は、日本語には多くの美しい言葉があるのに、なぜそれを採用しないのか、
    と嘆いておられました。
    例えば、やくも・みづほ・あきつ・・・など。

    こども・子どもは子供でなければならないとか、バカなことを言うひとも、とんちんかんです。

    • キラーT細胞 より:

       あなたは元號は支那由來だから廢止すべきだと考へてゐるのですか。ならば大化の改新や応仁の亂や明治十四年の政變は何と呼べば良いのでせうか。明治、大正、昭和の各天皇の御名はどうなります?
       元號だけでなく漢字も支那由來です。周知の如く假名文字も漢字から創られました。そして漢字假名交じり文が我國語の正統表記となりましたが、是は我國が支那の屬國である證據なのでせうか。
       元號も漢字も我國の大切な文化です。殘念ながら過日鬼籍に入つた加瀬英明氏も「漢字は私たちの心から遠いところにある」「私は漢字を胡散臭(うさんくさ)いものとして、嫌つてきた。漢字は生い立ちが惡い。秦の始皇帝がはじめて中國大陸を統一した時に、各地で異なつてゐた表形文字が用ゐられてゐたのを、皇帝の命令が全國に及ぶやうにつくつた。政治文字である。」などと愚かな事を書いてゐますが、だつたら御自分の御名前も「かせひであき」と假名書きにすれば良いだらうにと皮肉りたくなります。
      https://kase-hideaki.co.jp/?page_id=34
       漢字を使ふべき處を假名表記にするのは幼稚化の印です。むつ市だのいわき市だのつくば市だのと云つた假名表記の市區町村名など實にみつともないです。こども、子どもを子供と書くべしとの意見は至極全うだと思ひますが、如何ですか。

  4. キラーT細胞 より:

     福田恆存の高弟である故松原正早稻田大學文學部教授が著書『天皇を戴く商人國家』(地球社)に次の樣に書いてゐます。
    【皇太子殿下(註・現上皇陛下)は「お祭りだけでなく」萬事に懐疑的で、國民もまたかつての秋期皇靈祭や神嘗祭や新嘗祭の代りに、「敬老の日」だの「文化の日」だの「勤勞感謝の日」だのと云ふ、輕薄極る名の休日を樂しんでゐる。例へば、「文化の日」に吾々は何を思ひ何を念ずるのか。ぐうたら憲法公布を祝つて平和を念ずるのか。平和を念ずる事と文化と何の關係があるのか。「敬老の日」はなにゆゑ九月十五日なのか。「勤勞感謝の日」とは、『國語大辭典』の定義によれば、「勤勞を尊び、生産を祝ひ、國民が互ひに感謝しあふ日」ださうである。だが、いかなる「勤勞を尊び」、何の「生産を祝ふ」のか。朝日新聞の「勤勞を尊び」、好色本の「生産を祝ふ」のか。そんな祝日に國旗を掲揚するのは愚者である。】

     昭和二十七年に獨立を恢復した時點で占領憲法を捨て去り祝日も元の名稱に戻すべきだつたのに其れを怠つたばかりか、更に奇天烈な名稱の祝日を制定する有樣ですからね。「海の日」が出來た時、ビートたけしが其れなら「山の日」も創れと皮肉りましたが、其の後本當に出來て仕舞ひました。洵、今の日本はどうかしてゐます。