毎日ヤバい情報に接するたびに、日本はもうあかんのか?と絶望的になってしまいます。死んではいないけれど、もう何も考えてへん、考えられへん、不謹慎な言い方ですが、脳死状態なんとちゃうか?ということです。
タダのメルマガ「鍛冶俊樹の軍事ジャーナル」を読んで椅子から転げ落ちそうになりました。WEB誌の「大紀元」に寄稿しはった、自分の記事の紹介です。
■日本サイバー防衛の脆弱性に苛立つ米国防総省 想定される「世界有事」の最悪シナリオとも関係か
■日本のサイバーセキュリティはなぜ弱い? 米軍調査団を仰天させた自衛隊の闇
リンクの上が8/9の記事で、下はもう3か月以上前、4/23の記事です。何でまた前の記事まで出して来たかと言うと、「ほら、ちゃんと言うてたのに何も変わってへんどころか、何もしてへんやん、ヤバいで」という話やからです。先日騒がれたニュースはこれですね(中国軍が防衛情報に不正アクセス報道 浜田防衛大臣「情報漏洩の事実ない」)。
え?いやいや浜田くん、米軍が漏洩してるでと発表したやんか、という話ですね。防衛省の浜田くんは、もう何も言われへんような状態に追い込まれてるように思えます。ここは長いですが、鍛冶俊樹さんの上の記事をコピペさせて貰います。
▼米紙ワシントンポスト7日付は、「中国人民解放軍のハッカー部隊が日本の防衛省の最高機密を扱う情報ネットワーク・システムに侵入していた」という衝撃的な事件を伝えた。8日の日本メディアは大騒ぎとなり、浜田防衛相は、記者会見でしどろもどろの対応となった。
▼「個別具体的なサイバー攻撃や対応を明らかにすることにより、防衛省・自衛隊の対応能力等を明らかにすることになるので(詳細は)答えられない」と言いながら「防衛省が保有する秘密情報が漏洩した事実は確認していない」とも述べている。
▼だが報道では、2020年秋に米国家安全保障局(NSA)が、この侵入を察知し、当時の大統領副補佐官ポッティンジャー氏とNSA局長ナカソネ氏は東京に来て、日本の防衛省首脳に直接、伝えた。しかし防衛省の対応は、鈍く不十分で、翌21年、バイデン政権の国防長官となったオースティン氏は「サイバー対策を強化しなければ情報共有に支障を来す」と日本側に警告した。
▼それにもかかわらず、21年秋になっても日本側は十分な対応を取らなかったという。浜田防衛相のいう、「個別具体的なサイバー攻撃や対応を明らかにすること」は出来ないというのは、要するに防衛省は何らの対応もしなかったということだ。
▼また同報道によると、中国軍のネットワークへの侵入は「日本近代史上、最も有害なハッキング」であり「衝撃的なほどひどかった」のだが、浜田防衛相の「秘密情報が漏洩した事実は確認していない」との発言が真実だとすれば、ハッキングされたこと自体を確認する能力がなかったと言う事になろう。つまり、秘密情報が漏洩していないのではなくて、漏洩したかどうか確認する能力すらなかったのである。
鍛冶俊樹さんは、上の2本の記事の中で松原実穂子氏のことに繰り返し触れてはります。「NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジストを務め、『サイバーセキュリティ』などの著作を通じて、言論活動を展開して今年2月にはフジサンケイグループの正論新風賞を受賞された、日本のサイバーセキュリティの第1人者と言える方である。」と。
その松原さんが1月中旬にワシントンDCで、「日米関係の最大のネックは、日本のサイバーセキュリティだ」と言われたときに、反論してはったそうです。日本は東京五輪でもしっかり防御したし、ランサムウェア感染率も身代金支払い率も、他国に比べて低い、とか。
そう言えば私も産経新聞で松原さんのこの話を読みましたね。お、日本はそれなりに頑張ってるんやなあ、と。ところが何と今回は、アメリカに情報漏洩をすっぱ抜かれて、日本の防衛大臣は大恥をかかされてるわけですね。この松原さんも完全にハシゴを外されたような状態、と鍛冶さんは書いてはります。めっちゃ不気味なものを感じますね。
鍛冶さんはリンクの下の方の記事で、もともと自衛隊の予算はずっと据え置かれて来たから、防衛省自体がずっと受け身の状態やったような意味のことも書いてはります。そんな状態で、サイバーという全く新しい課題に、莫大なお金を新たに付けることを、結局この何十年間、誰も言い出されへんかった、ということやと思いますね。
まあいつもの、「諸悪の根源は、財務省の緊縮思想」になるわけですが、とは言え、指導者の意志もめっちゃ重要ですね。そんな岸田くんは以前(昨年12月)にもド阿呆発言をしてましたからね(岸田首相、防衛力強化とは「端的に言えば戦闘機やミサイルの購入」)。この時はいわゆる「財源」の話をするつもりやったようですが、防衛について何も考えてへんことがバレてしまいましたね。
もっと言えば、アメリカの言いなりで戦闘機を買わされ、ウクライナに支援金を払わされてるだけですね。次のアメリカの意図は何なんでしょうか。前にNTT株売却の話もありましたが、もしかしたらアメリカのサイバー企業がNTTを乗っ取りに来るんでしょうか。
ここでいつものように岸田くんを罵倒するのも意味がないですね。最近わかってしもたんです。岸田くんのこのアホさ加減は実は、私ら日本国民を映してる鏡やったんや、と。何も疑問を持たずに、お上の言うがままにマスクをし、ワクチンを5回も6回も射ち、赤ん坊にまで射ち始めてるのを見ると、何も考えてへんのは実は、私ら日本国民自身やんか、と。
9月には内閣改造か、とか支持率が上がれば解散か、とか言われているようですが、どうもそういうレベルやないんやないかと思いますね。そういえば先日、青山繁晴さんが消費税は下げるべき、せめて8%に、とか言うてはりました。うーん、そんなレベルとちゃうで、言うんやったらゼロに、とか3年間停止とか、そういうレベルの話にせんと、何のインパクトもあらへん、と思いました。
現実には消費税は安倍さんでさえ、2回延期はしたものの、結果10%にされてしもたんですから、それは難しいんかも知れません。せやけどそれこそ平時の発想やんか。国家予算一律5割増しで財源は全部国債、とか、自衛隊員の給料5割増しとか、言うてみい、と言いたいですね。一昨年の自民党総裁選の時に岸田くんは「令和の所得倍増」と言うてたやんか。
今から考えたらあれは、他人から聞いた選挙用の言葉、岸田くん自身は何にも意味がわかってへんかっただけでしたね。第三次世界大戦はもう始まってるんやで、と言うてあげましょう。
【文中リンク先URL】
https://www.mag2.com/m/0001690052
https://www.epochtimes.jp/2023/08/166708.html?utm_source=copy-link-btn
https://www.epochtimes.jp/2023/04/145718.html?utm_source=copy-link-btn
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000310660.html
https://www.asahi.com/articles/ASQDJ64FNQDJUTFK01L.html
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コメント
政治家に何人国益の為に働いてる人がいるのでしょうね、利権のため私利私欲、全て金の為。
もう呆れて言葉が無い!
国民の事なんかどうでも良い人達ばかり?の韓国よりも下の政治家達ですね。
平和ボケでは無く、思考能力もない国会議員を選んだのも国民、この国民と言っても日本人は少ないのでは?在や帰化人が多くなって来てるから、「今だけ金だけ自分だけ」の状態だからでしょうか。
カナダから引き揚げて来たのが残念でならない、政府がしっかり管理してるから日本よりは未だマシ。
安倍さん天国から助けてぇぇ!
「日本はもうあかんのか?と絶望的になってしまいます。~」
ホントですね。
政官財学メディアが、資本(お金)と米国圧力に支配されてる感。
「財政破綻論」を30年やって国家衰退、国民貧困化させて来て
未だ精査、検証する気が無いという…
しかもSNSでは、保守っぽいアカウントが、未だ新自由主義(緊縮財政、グローバリズム、株主資本主義、市場原理主義)を肯定してしまっているという。
一体日本の保守は、
経済的損失も然る事乍ら、道義性も含め、どんな世界を望んでるのか?! 国民の支持を得られる思想なのか心配ですね…