

いやあもう展開が速すぎて、書こうと思うことが次々と変転してしまい、とても追いつけません。そんな中でも読者の皆さんからは、リアルタイムでご投稿をいただき、有難うございます。あ、何の話?もちろん、アメリカによるイラン攻撃の話ですね。
昨日の山口敬之チャンネルはめっちゃわかりやすかったですね。ははあ、なるほどと思った部分は、今回攻撃した場所はもちろん、メインは「バンカーバスター」で、地下深くの核施設を破壊したことになっていますが、それ以外にも、ミサイルであちこち破壊しています。

実はそれをよく見ると、全部、あの革命防衛隊の施設なんやそうです。イランの革命防衛隊は、単なるテロ組織、武装組織ではなくて、もっと大きな組織、いわば影の政府みたいな巨大な組織なんやそうです。そこが運営?経営?している場所を叩きまくってるわけですね。
つまり、公言もされてるように、基本的にはアメリカはイランの「体制転覆」を狙っているわけではない、ということです。悪いのは「革命防衛隊」と。この視点をいう人は、どうも山口さん以外にはあまりいないようにも思います。
そしていつものことながら、トランプさんのメッセージははっきりしています。2週間、様子を見ると言いながら、その直後にイランが交渉に応じないと公言して実際に動こうとしたので、2週間どころか2日後に攻撃をしたわけですね。しかも非常に用意周到に、緻密に、狙いすましたように。
そして前回書いた、トゥルシー・ギャバードさんが、イランは核開発をしていない、という報告についても、トランプさんは懇々とギャバードさんに諭したそうです。この人、元は民主党やし、今はCIAやFBIを統括する立場でありながら、まだダマされてる、というわけです。ひえーー、ですね。
逆に言うと、「あいつら」はまだまだ一掃されてるわけではなさそうです。コワいですね。それでも流れはトランプさんの思う方向に向いてるように思います。長尾賢さんの「ワシントン・レポート」も参考になりますね(【速報】アメリカがイランを爆撃 ホルムズ海峡封鎖の可能性)。
そしてトランプさんの背後にはもちろん、強力なユダヤロビーがいることは公然の秘密でしょう。全部のユダヤ金融勢力を敵にしたら、トランプさんといえども、絶対に勝てるわけがない、と。そこらへんは全方位で「ディール」をしながら、自分の意に沿う大きな流れを作って行くところはさすが、ですね。
まあしかし、こんな状況になっても、やっぱりアホバカ石破政権ですね。7月の「2+2」をキャンセルはもう、悲劇的な事態ですね。ここは、いかにも日経な「アホになる」記事を見ておきましょう(日本、米の防衛費増額要求に反発 「2プラス2」見合わせ)。
トランプ米政権が日本に対して唐突に防衛費の増額を要求したことを受けて、日本側が米国との高官協議の開催を見合わせることを決めた。防衛費の増額要求が、米国にとってアジアで最も関係が深い同盟国の怒りを買うことになった。
米国のルビオ国務長官とヘグセス国防長官は7月1日、中谷元防衛相、岩屋毅外相との間で「2プラス2」として知られる年次会合の日米外務・防衛担当閣僚協議に臨む予定だった。
この記事はこの後が有料になってますが、読む価値はゼロですね(笑)。たとえば高橋洋一さんなんかは、ずっと前から「第七艦隊を買う」「大リーグ球団を買う」とかの案を出してはります。

ところが驚くなかれ、この案は何も高橋洋一さんだけではなく、何と宮崎正弘さんがもう10年前に本まで書いてはりますね。

まあしかし、財務省の言うがままの石破政権では、まっっっっったく対応不能、ということでしょう。どうせまた「財源がー!」と言うに決まっています。国家の危機にあって、平時感覚で経理のおっちゃんみたいな緊縮脳のままでは、日本は何もできませんね。(画像)

何度も繰り返しますが、安部・菅政権時のコロナ対応では、100兆円を超える金をジャブジャブ使って、つまり国債を出しまくっても、誰も「財源がー」とは言いませんでしたね。高橋洋一さんは当時安部さんから、国債の話は決して出さないで、と釘を刺されていたと明かしてはりました。
高橋さんはネットでは、100兆と言わず、400兆でも全然平気、ハイパーインフレなんかになるわけがない、と当時から言うてはりました。まあ今こそ国家予算自体を増やして、徹底的に防衛予算、いや、軍事予算を出すべきですね。
今、目の前に敵の弾が、いやミサイルが飛んで来そうな状況なんやで、と言うておきましょう。やっぱりここでガツンと言えるのは、高市さんしかおらへんやろ。あ、再婚した旦那さんがいきなり要介護になって、何と介護しながら仕事してはるとか?ちょ、ちょっと何とかならへんのか?と思いますね(高市早苗が漏らした夫の介護の苦労「帰ってきたら、食べこぼしがいっぱいあって…」)。
ちょっと今、神さまはタイミングやない、と言うてはるんでしょうか。もう心配で心配で。
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コメント
イランの革命防衛隊は確かアメリカのCIAと繋がりがあったように記憶しています。CIAは嘗てイランが民主的に選んだ政権を倒し、パーレビ国王を王様として据えて親米にしていました。CIAの狙いは馬英国というより、あっち側に都合の良い政権に転覆することです。過去80年の間世界中でそれを実行してきました。第一期トランプ政権でトランプがドローンで暗殺したイラン革命防衛隊のソレイマニ司令長官(?)もイランの最高指導者にとり厄介な人物でした。
さて、東京裁判史観による洗脳から抜け出し、歴史を事実として理解するためのお役に立てばと思い投稿しておりますのでもう少しだけ場所を貸して下さい。
日米戦争を策謀したのは誰だ(その3)
(承前)
● 西進して大東亜戦争の陸軍と東進して太平洋戦争を主張する永野・山本:昭和17年3月の戦略バトル
林千勝著祥伝社新書「日米開戦 陸軍の勝算」
「真珠湾攻撃を強行したことにより日本の戦略の半分以上が毀損された。だが陸軍はそれでも西進しインド洋の制海権を抑え、イギリスの輸送路を遮断しイギリスのアジアでの植民地を封鎖陥落すれば日本の勝ち目はあるという戦略であったが、それを徹底的に潰し日本を太平洋戦争に引き摺り込んだのが永野と山本だった」(日本の攻撃によりイギリスはインド洋の制海権を失いつつあった)
「今後採るべき戦争指導の大綱」昭和17年3月7日第92回大本営政府連絡会議決定
1 英を屈服し米の戦意を喪失せしむる為、引続き既得の戦果を拡充して長期腐敗の攻勢態勢を整えつつ機を見て積極的の方策を講ず
本来の「腹案」に無かったこの下線部分を永野と山本が無理やり追加させ、それの拡大解釈(東進して太平洋戦争)を行った。
● 陸軍参謀本部第一部長田中新一中将回想録:(要旨)
陸軍の主張は・・・長期不敗の防戦態勢を整えること。その為、太平洋正面において今後危険な大規模な進攻作戦は抑制し、陸海空戦力を培養して大東亜共栄圏における長期的建設促進を優先。この間インド洋地域を重視し、独伊の作戦と呼応し機を見てインド西亜打通作戦を完遂し戦争終末促進に努めようとした。
一方海軍の主張は大東亜戦争の主作戦は終始一貫太平洋正面にあるとの立場に立ち(そうは言ってこなかったのに)、戦争終結の道は一に米国の戦意を喪失させるにあるとして、太平洋正面における待ち伏せ戦略ではなく積極的に米国やハワイ、豪州を攻略が強調された。(ミッドウェー海戦を手始めに)
● 陸軍参謀本部第一部長田中新一中将の日誌:(要旨)
昭和17年3月8日(上記大綱決定の翌日):戦争指導は恐るべき転換を迎えるかもしれない。海軍の太平洋攻勢作戦が戦争指導の主催者になる。
3月10日:太平洋の積極作戦をやれば国力速成の根幹が揺らぐ。不敗態勢の建設を第一義とする要あり。大東亜戦争指導は緒戦の終了と共に岐路に立てり。印度・西亜打通の重視
● 4月15日海軍決定 第二段作戦 (従来は大本営政府連絡会議で決定していた戦略を海軍が勝手に決めてしまった)
1 インド洋のイギリス艦隊を撃滅、セイロンを攻略しイギリス・インド間を遮断し独伊との連携を確保
2 フィジ・ーサモア諸島、ニューカレドニア島を攻略して米豪間の交通路を遮断し、できれば豪州攻略。
3 ミッドウェー島を攻略し、アリューシャン列島の作戦基地を作戦基地を破壊又は攻略してアメリカの作戦企図を封止。
4 ハワイの外郭基地を攻略しアメリカ艦隊に決戦を強要する。状況が許せば陸軍と協力してハワイを攻略する。
林千勝:「永野と山本が東進戦略を掲げ太平洋を主戦場にしアメリカに決戦を強要するという従来計画されていなかった戦略(ミッドウェー開戦、機を見て豪州攻略)をまたもや強行しようとした。この時点で大日本帝国が勝利する可能性は殆どなくなり破滅に向かうことになったと思う。チャーチルとスターリンが恐れていたのは日本軍が西進し中近東に向かい、エジプト経由、コーカサス経由で中近東に向かうドイツ軍と日本軍が繋がること。そうなれば地政学的に彼らの覇権が失われると恐れていた。地球規模で見た場合、太平洋などは構想外だった。永野と山本は日本の西進戦略を潰し、しかも日米決戦まで言い出し、チャーチルとスターリンを助けまるで大日本帝国が敗戦するように戦略を立てたかのようだ。」
● チャーチル回顧録:ルーズベルト大統領に対し「日本が西進して中東をドイツと共に繋がって仕舞えばイギリスは破滅してしまう懸念がある。日本を東に誘き寄せて欲しい」
ルーズベルトからチャーチルへの返事「現段階では具体的には言えないが、その方策は立ててある」昭和17年3〜4月の記録(続く)
訂正:馬英国→ 米国
失礼しました