最近あんまり本は読めてへんかったんですが、久しぶりにやっと、それも一気に読ませて貰いました、『橋下徹の研究』百田尚樹さんです。今、世間の人は何を気にしてるんか、みたいなことにかけては天才的な嗅覚を持つ百田尚樹さん、毎年出す本が百万部超えとか、スゴいですね。
大ざっぱに控えめに言うてもたぶん、毎年印税が1億円超え、こりゃあもう、裁判で6億円勝ち、さらに「Colabo」問題のカンパでは数週間で8千万円を超えてる暇空茜さんも真っ青な「無敵の人」ですね。あかん、お金の話はやめとこ。
どういうわけか「ナニワの激オコおばちゃん」のツイッターアカウントは、この百田さんにもブロックされてるので、サブアカウントでツイートは読むことにしてます。あ、ツイッタージャパンにはまだサヨクが隠れてるように思われる現象が時々あるようです。
で、この本のことです。百田さんは、かつては橋下くんとは仲が良かったこともちゃんと隠さず書いてはりますね。せやけど最近の橋下くんはあまりにもおかしい、ということでこの本を書きはったわけですね。ネタ元としては、橋下くんのツイートと、そのテレビ番組での発言が中心です。
最後の謝辞にありますが、やっぱり出版社(飛鳥新社)の編集者が、膨大な橋下くんのツイートと、テレビ出演時の発言の文字起こしをしてくれてはるんですね。これで百万部売れたら、その手間も安いもんや。あかん、また金の話になるわ。
ウクライナ戦争に関して橋下くんが、異様なロシア擁護をしたり、ウクライナ人は逃げろ、政治的に妥結しろ、などとツイートしまくってた話から始めてはります。橋下くんの「ウクライナ関連」のツイート数は、
■3月 625
■4月 257
■5月 57 計939回
なんやそうです。ひえーー。
私も彼の言動は気になるのでたぶん、ほとんど読んで来てると思います。あー、意味のないトンデモツイートに、えらい時間が取られてしまうわ、といつも思いつつ、フォロワー270万人の影響力は無視でけへんなあと忌々しく思いながら読んでいます。
あ、最近は「大小」というアカウントが橋下くん本人とちゃうか、と言われていますが、こちらは裏も取れないので、本では書いてはりませんね。そして橋下くんは、フォロワー270万にしては、「いいね」やリツイートの数が異様に少ないと百田さんは書いてはります。その通りですね。
ただ、百田さんの憂慮は、たとえネットでどれだけ叩かれようが橋下くんは、例えば2021年は、1年間で約250回以上もテレビ出演した、というデータもある(橋下徹「テレビ大量露出」のウラにある巧妙な戦略とは 政治的中立性を巡り毎日放送が調査)(週刊新潮 2022年1月27日号掲載 特集「『橋下徹』不偏不党ではない『テレビ大量露出』に疑義あり」より)、というところなんですね。
ネット全盛の時代にあっても、テレビというのは日本では最大の”洗脳装置”です。その放送は一度に数百万人、時には一千万人を超える人々が視聴するのです。つまりワイドショーを熱心に観ている層にとっては、橋下氏は、今、日本で最も影響力のあるコメンテーターの一人ということになります。
つまり、ネットでどれだけ叩かれようが、テレビでは圧倒的な露出をされてることを甘く見たらあかん、ということですね。
ウクライナ戦争に関するツイートでは橋下くんはとにかく「妥結しろ」「戦う一択ではダメ」と言い続けていました。百田さんはこれを、「敗北主義」と言うてはります。人の人生論としての「敗北主義」は別にかまへんけど、戦争ではあかん、と。
私の目には、橋下氏の一連の発言は、この国の国民に「敗北主義」を広めようとしているようなものに映ります。
橋下くんは2022年3月7日の「日曜報道 THE PRIME」では高市早苗さんと対談し、「中国に頭を下げてでもこっちに付いてもらう必要はないのか」と聞いて即座に「どんな譲歩ですかあ、中国に対して、、」と返されていました。これ、私も視ていて、のけぞりましたね。
すぐ後の3月13日の「日曜報道 THE PRIME」でも橋下くんは櫻井よしこさんに「政治的妥結を」とわめいていて、逆に櫻井さんから完膚なきまでに反論されてしまい、悔しかったのか、3月15日のツイートで何と、
中国をこっちに引き寄せるには、お願いかお土産が先やろ。
と書いていました。先に書いてしまうと、百田さんは橋下くんは「中国」の代弁者や、と言いたいわけですね。あ、そうは書いてはりませんよ、訴訟リスクもありますからね(笑)。
そして橋下くんがずうーっと言い続けている、靖国神社の問題も取り上げてはります。さらに、何と山口敬之さんの取材からの引用で、「上海電力」問題も、わかりやすく説明してくれてはります。さらに、橋下くんの書いた『沖縄問題、解決策はこれだ! これで沖縄は再生する。』の話も。これは沖縄と日本を離間させる魂胆やろう、ということです。
これらの話を全て、オープンになっている情報のみで書いてはりますし、念のため、弁護士にもチェックして貰うたそうです。
そして圧巻が、最後の9章「元教諭の証言」と、付録「ある女性の告白」です。あ、これも既に過去にオープンになった週刊誌情報とかからの引用がメインですが、百田さんの考察が面白いですね。そこは是非、買うて読んでください(笑)。
そして話はちょっと戻りますが、結局橋下くんは、高市さんや櫻井さんに論破されようが、百田さんにこんな本を出されようが、相変わらずテレビには出演を続けています。実はコワいのはそこやという話を、百田さんは言いたいんやと思いました。テレビの制作者側でずっと仕事をして来はった人ですからなおさら、テレビの力がようわかってはるということですね。
ネットでボロクソに貶して喜んでても、実は何にも変わらへん部分もあるんやと、悔しいけれど、しっかり認識せなあきませんね。
【文中リンク先URL】
https://twitter.com/hashimoto_lo
https://twitter.com/eeN1f4hSLGHUrhE
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/02010557/?all=1
https://www.youtube.com/watch?v=ZtoNgHgkqus
https://twitter.com/hashimoto_lo/status/1503639932509642753
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コメント
わたしは橋本徹は嫌いですし、彼のウクライナ戦争に関する発言は知りません。しかし、世の中の風潮であるロシアは悪、ウクライナ可哀そうという意見には同調できません。先に手を出した方が悪だとすると、太平洋戦争で真珠湾を先制攻撃した日本は悪、という話になります。真実は日本がはめられたということではありませんか?ロシアの場合もそのような見方ができます。
それと、日本の国家利益という観点からも、資源国ロシアとの敵対はできるだけ避けるべきと考えます。アメリカに対しては面従腹背でいくべきです。さらに、ロシアを追い詰めれば必然的に中露の結びつきが強くなります。中国こそ主敵であると私は考えます。将来の第三次世界大戦を見据えれば、ロシアと中国の間にくさびを打ち込むべきではないでしょうか。バイデンは愚かです。
はじめまして。実は最近の河野デマ太郎が愛知大村知事応援演説に行った時の
産経新聞の河野持ち上げ記事から前回のアメリカ大統領選挙の時の悪質な産経のトランプdis記事を思い出し、産経アメリカ支局 黒瀬で検索してこちらにヒットしました。
当日の知事応援演説場所で先に近くで演説をしていた末永氏の邪魔をしたのは、
大村陣営なのですよ!その上に反ワクなどと世界的にはつかうべきでないと言われているレッテル張りの言葉を使い、ワクチン接種被害に全く触れない記事を
おかしいと思いました。
百田さん、最近ワクチン接種被害の問題を結構多く時間を取って発信されていますね!
橋下、上念司、それから青山繫晴、初めは意見を同じくしていたと思われていた人たちと
袂をわかつようになりましたね?私も百田さんと同じ思いです。青山繫晴氏のメディアに
登場した頃の意義はそれなりに認めますが、>一般の人はオールドメディアや新聞の報道に
触れない方がいいと言いながらトランプさんについてはオールドメディアの報道のままに
発信されています。前回の大統領選挙予想の段階でバイデンと言っていました。高橋洋一もそうですね!バイデンを支持するというより、アメリカジャパンハンドラーズからの日本の政府、外務省?に入ったバイデンで行くというような情報をそのまま発信しているのではと思ってしまいます。彼が接触しているインテリジェンスというのは結局ネオコンサイドとしか考えられません。
ただ百田さんにも同調出来ないところもあるんですよ!
最近は聞きませんが一時ウクライナ問題に関して馬渕睦夫氏のことをディスっていましたね?
実は私、氏の発信を2016年ぐらいから聴いていますが、目から鱗でした。
世界も日本も氏の言われた通りに動いています。メディアのおかしい報道も氏の受け売りではなく自分で判断できるようになりました。
氏は常々仰っていました。政治家というものは厳しい選択をせまられている。
51パーセントを取るために49パーセントを捨てなければならない。安倍首相は日本のための51パーセントを取ろうとしているとして、一貫して安倍さん支持でした。残念なのは安倍さん以外にはいないとも言われていました。安倍さん亡き今の日本をみるとしみじみそうおもいます。
このあたりは百田さんと同じ思いだと思うのに残念です。
それから百田さんはソルジェニツィンの本によって共産主義の恐ろしさを知ったと発信されていましたが
プーチン大統領と彼は親しくしていて彼の著作はロシアの学校の教科書にも採用されている
そうです。(伊藤貫氏の発信より)また彼はゴルバチョフを嫌っていたそうです。
日本の報道ぶりとは違いますね!
ある愛国保守団体の幹部のかたは馬渕さんの主張を非常に高く評価しておられます。
ロシア悪の一色に染まったなかで。
ロシアやプーチンが好きでカタを持つということとはまったく違いまして、
フラットな視線で正しくモノを見る、ということかと。
そういうかたもいらっしゃるということで。