
歴史/戦史学者であるヴィクター・デイビス・ハンソンが、今トランプが20世紀以降続けられてきた世界をどのようにして変革しようとしているか、という視点で巨視的に見つめ、なぜアメリカで(世界で)反トランプ運動が激しくなっているのかについて冷静に分析した短い動画とその翻訳をお届けします。世間ではイラン国民の観点で語られることは殆どありませんがそれも語られています。ともすれば近視眼的な、感情的なTDS(Trump Derangement Syndrome、トランプ錯乱症候群)が多い中で注目すべきものの見方ではないでしょうか?イランの承認を得てイランに入り込みイラン政府の広報役になっているのはCNNと共同通信です。
トランプと高市さんがタッグを組めば誰にとり不味くなるのかを見極めるための参考となる見方にもなるかもしれません。
戦争反対かそれとも反トランプなのか? ヴィクター・デイビス・ハンソン
https://www.youtube.com/watch?v=-oD_sEJZ6gA
1 イラン戦争ヒステリー
現在のイラン戦争反対運動は反対運動以上のものがある。私から見ればヒステリー集団でありそれにはマスコミの働きが大きい。
マスコミは可能な限り悲観的な伝え方をしている。
2 反戦抗議が過激化
今NYでは反戦デモと言いつつ共産主義者の旗が大手を振って振られている。ソ連の崩壊後は特に鎌と槌の旗はタブーだった。
フィラデルフィアでは中東からと思しき連中とガチガチの共産主義者が覆面をしてアメリカに死をと叫んでいた。
3 マスコミのダブルスタンダード
一体何が起こっているのか?その一因はマスコミが作り出した戦いだろう。
もしこの戦いをオバマやバイデンがやっていればNPR,PBS,NYタイムズ等のマスコミは喝采していただろうということは皆分かっている。
何故なら、オバマはパキスタンとアフガニスタン国境付近で500機のドローンによる暗殺を行ったがマスコミは構わなかった。
それでアメリカ人を若干名殺したがそれも構わなかった。
オバマは目的も明らかにせずリビアを議会の承諾なしに7ヶ月(議会の承認なく可能な戦闘は約2ヶ月)爆撃し続けたがお構いなし。
誰も反対せず、反対運動も起こらなかった。そしてその結果大混乱になった。アメリカ領事館とCIAで多数が死んだ。
マスコミは可能な限り悲観的な伝え方をしている。CNNはイスラム共和国の政府の許可を得てイラン内部に入り込んでいる。
第二次世界大戦時にヒットラーの許可を得てドイツのナチス内部から報道しているようなものだ。だからそれらの全ての情報は疑わしい。
マスコミがヒステリーを助長している。
4 トランプ政治錯乱症候群
ここでTDS(Trump Derangement Syndrome、トランプ錯乱症候群)が登場する。
人々はジョージWブッシュをナチスと呼ぶことはあった。しかし今迄に大統領を殺せと言われたことはなかったと思う。
ところがニュースを伝える人達はトランプを殺すことを冗談だろうが公言している。
反戦抗議者のプラカードを見ればトランプを殺せとはっきりと主張し、民主党のジェームズカービルはトランプは在職中に死ぬと言った。
これらはDOGE無駄削減の時にテスラの販売店が火炎瓶で襲撃された時とも「No Kings」抗議運動とも同じだ。
どうしてこんなにトランプが攻撃されるのか誰も明らかにしていない。
彼は二回も大統領に選出されたにも関わらず二回も弾劾裁判にかけられ、司法を武器化した多数の裁判にかけられた。
だから彼は独裁者でも君主でもないのにそのようなラベルを貼られる。
連邦法の実行の為に不法入国者を取り締まろうとする移民取締局の係官が襲撃され民主党が予算を認めない動きとも同一だ。
その一方で中東から帰化した4人が国内でテロ工作をしたり、軍事レベルのドローンがルイジアナ州のB52基地上空に飛ばされたが電波妨害すらできなかった。民主党が国土安全保障省への資金給付を拒否したのと同時期のことだ。一体何が起こっているのだ?
国内の治安、経済を混乱させトランプ政権を倒したいヒステリーによるとしか考えられない。
5 中間選挙が動機なのか?
その同じ延長線でイラン攻撃作戦も彼らによりヒステリーが起こされ利用されているのではないか?
民主党は今年の中間選挙で下院を4〜5議席ひっくり返せば下院の主導権を取れると踏んでいるが政策での対抗軸はない。
移民取締局抗議運動でも「No Kings」抗議運動でもテスラ襲撃でもできなかったが今回はトランプを仕留める最後の銃弾だとされている。
本当にそうか? 歴史的に見れば大統領就任翌年の中間選挙は大統領側が負けてきた。トランプもそうかもしれない。
だが現実に目を向ければ、下院の435席のうち議席が争われる数は約17であり、その他はいずれかの陣営でほぼ決まりだ。
民主党がその議席を取れるかどうか?私はそうは思わないが、問題は民主党が勝つべきだという予測にパラノイアになっていることだ。
彼らは政策の対抗軸がないから確実に勝利できる自信はない。
イラン反戦運動も効き目がなく経済は好転しており、彼らは勝つべき筈の中間選挙の勝利を疑いヒステリー怒りが満ち、自信喪失している。
6 外国での勝利に対する嫉妬と妬み
(1)このヒステリーの要因となるものがエリートレベルに更にある。トランプは共産主義ヴェネズエラの麻薬王で独裁者のマデューロを拘束したし後続の戦争も起こさなかった、後継政権は麻薬や犯罪者のアメリカへの輸出をやめた。エクアドル、ボリビア、コロンビアを経由しての輸出もやめさせた。中国への(廉価な)原油の輸出も絶ち今では世界の自由市場に輸出できる仕組みにした。
(2)キューバは禁輸措置と経済制裁で疲弊しており人々は政府に苛立っており、共産主義で豊かになるという政府の説得力も低下。誰も救出する見込みはない。中国もロシアもヴェネズエラも。中南米のどの国も同様。キューバ国民同様彼らもキューバ政府を軽蔑している。
トランプはキューバ侵攻して政権交代をしたいだろうか?そんなつもりはない。彼は殻が弾けるまで圧力をかけ続けているだけだ。
それでどうなるか?キューバからの避難民の帰国、投資を受け入れ、共産主義以外の自立した政権を目指すだろう。
そしてキューバは再び風通しの良い豊かな国に戻るだろう。
最後にはイランの問題だ。カーター以降過去7人の大統領はイランを何とかすると約束したが誰も何もしなかった。トランプだけだ。
まだ最終的にはわからないが彼はイランが核兵器とそれを欧州、米国に打ち込めるミサイルを持つ脅威を無力化するだろう。
「国民の生活を無視して何兆ドルもの資金を軍備に注ぎ込み、アラブのテロリストに注ぎ込んできたものが灰燼に帰した」と国民は言おう。
もしそうなれば彼は我々の人生の中で最大の戦略的地政学の変化を成し遂げたことになるだろう。
中国の弱体化、ロシアの弱体化、過激イスラム国家の弱体化、中東における過激的でないイスラム国家とイスラエルとの歩み寄り、アメリカ人を殺し続けてきたテロ国家を罰し、1959年以降どの大統領も成し得なかったキューバ問題の解決等を僅か1年で達成したことになる。
そうなれば凄まじい嫉妬、と怒りを生み出し、そうはさせまいとする様々な努力がなされている。
