外務省の中に北朝鮮に利することをする奴らがおるんか?拉致被害者は全員、即時一括帰国やで。

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 今では北朝鮮が日本人を拉致してきたことは、事実と認められていますね。故金正日総書記本人が、それを認めたわけですからね。普通で考えたら、「認めたんやったらさっさと返しなさい」というだけの話ですね。こんな、人間社会では当然の話がいまだに実現してへんことが、よう考えたら、いや、考えへんでも、とんでもなく恐ろしい話ですね。

 もう国家の犯罪なわけですが、何とそれに、日本国内の人間がかかわっていることも、もっと恐ろしい話ですね。月刊『WiLL』の3月号で、西岡力さんが書いてくれてはります。コラム「月報 朝鮮半島」の第31回、「拉致問題解決を邪魔する人たち」です。最初の章のタイトルは「共同通信の報道に注意」です。

 昨年12月27日に共同通信は次の記事を配信しました。

 北朝鮮が2014年、日本が被害者に認定している田中実さんら2人の「生存情報」を非公式に日本政府に伝えた際、政府高官が「(2人の情報だけでは内容が少なく)国民の理解を得るのは難しい」として非公式にすると決めていたことが26日、分かった。安倍晋三首相も了承していた。複数の政府関係者が明らかにした。もう1人は「拉致の可能性が排除できない」とされている金田龍光さん。「平壌に妻子がいて帰国の意思はない」とも伝えられ、他の被害者についての新たな情報は寄せられなかった。被害者全員の帰国を求める日本政府にとって「到底納得できる話ではなく、国民の理解も得られない」(高官)と判断した。

 これだけを初めて読むと、ええーっ、政府は日本人に情報を隠してるんか?とも思えますね。ところがこのニュースは実は何度も出されていて、最初は2018年の3月、そして今回が何と5回目なんやそうです。おかしいと思いませんか?今回は、テレビや全国紙はこのニュースを追って報じることはほとんどなかったが、一部地方紙では、一面トップにしたところもあったそうです。

 こんな重大な話をなんで大手マスゴミは大きく報道せえへんのか、という訳は、この話が北朝鮮政府から正式に出されたものやないからですね。もし刈り上げ君がこのことを言うたとしたら、私ら一般の日本人としたら、「ほほう、(何百人のうちのたった)2人の新しい情報を、正直に言うて来たんか。そしたらそれはそれでさっさと返さんかいや」としかならへんからですね。今のところ、安倍ちゃんが頑として原則を守ってくれてるから、小出しのニセ情報では日本政府は動かへんわけです。

 北朝鮮側としては、この問題が一向に動かへんもんやから、2018年3月からこの2人(の拉致被害者)の名前を使うて、揺さぶりをかけてきてるわけです。2002年の小泉訪朝、2004年の再訪朝で、5人が帰って来ました。北朝鮮の公式な立場としては、この5人と、「死亡した」とされる残りの8人が拉致のすべてです、ということになっているわけですね。そしてその8人の中には横田めぐみさんや田口八重子さんが含まれる、と。

 その公表の過程で、ニセの診断書や、他人の骨を遺骨やと言うて送ってきたりとかの、とんでもないええ加減な話がありましたよね。それで追い込まれた北朝鮮としては、あ、調べたらまだ何人か見つかったけど、その人たち本人は日本帰国は希望してへん、とはいうことになっています。そして、まだ納得でけへんねんやったら、国交正常化交渉と並行して日朝合同調査委員会をつくるから、そこで一緒に調査を続けよう、と言うて来てる段階なわけですね。

 せやけど、どう考えても、今さら横田めぐみさんやらその他の大勢の拉致被害者のことを北朝鮮が把握してへんはずがないわけですね。新たに調査委員会なんか立ち上げる必要なんかあらへんで、というのがたぶん、日本政府の立場ですね。

 2018年8月には、当時の北村滋内閣情報官がベトナムで、北朝鮮工作員と接触していたことがワシントンポストにすっぱ抜かれたことがありました。リークしたのは外務省が一番あやしい、ということですが、いずれにしても間違いなく、政府の中から北朝鮮に利する行動をとる奴がおる、ということですね。

 家族会は政府に対して、自分たちの肉親について情報があれば教えてほしいと繰り返し要望してきた。しかし、その前提は、全被害者の即時一括帰国という大目標の妨げにならない範囲で教えてほしいということだ。

 家族は、必死に耐えているのだ。それなのに、なぜマスコミに交渉の内容が日本政府内からリークされるのか。北朝鮮の交渉担当者が、秘密を守れないような相手とは機微に触れる話はできないと判断し、交渉が難航することは十分起こり得る。そうなったら一体、誰が責任をとるのか。政府にはより一層の厳しい情報管理を求めたい。

 最後に西岡さんは書いてはります。

日本国内には異なるゴールを想定し、機密情報をリークしてまで世論を誘導する勢力が存在するのだ。戦いは正念場だが、助けを待っている被害者がいる以上、ぶれずに「全被害者の即時一括帰国」を求め続けていくしかない。

まだまだ、日本国内には敵がいっぱいおるわけですね。私ら日本国民はしっかり注目して、敵をあぶり出していきましょう。

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ナニワの激オコおばちゃん

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