専守防衛は政治用語。今世界は何でも有りになってしもた。拉致被害者は自衛隊が救出できるんやで。

 昨日(10/9)紹介させて貰うた産経新聞の二つの記事のうちの一つでは「専守防衛」についても書いていました(国防解体新書(7)自衛隊の対処力奪う 「証文」の失効が急務)。

 専守防衛という用語が国会で初めて使われたのは昭和30年だ。当時の杉原荒(あら)太(た)防衛庁長官が「専守防衛、もっぱら守る、これはあくまでも守る」と答弁した。前年に発足した自衛隊の戦力は憲法第9条のもとで許容される「必要最小限」だと説明する文脈で使った。
 その後、昭和45年に防衛庁が初めて刊行した防衛白書は「わが国の防衛は、専守防衛を本旨とする」と明記した。

 この「専守防衛」の語一つでたぶん、本が書けるやろうと思いますが、この記事の言うように、

 そもそも専守防衛は軍事戦略の用語ではなく、政治用語というべき概念だ。

ということですね。これまで多くの日本国民は、憲法では軍を持つことはでけへんから、自衛隊は撃たれるまではこちらから先に撃ったらあかんのや、と考えていたようですが、ウクライナを見て考えを変えた人はきっと多いと思いますね。

 ミサイルなんてJアラートが鳴るか鳴らへんかの間に飛んで来てしまうんや、と。さらにサイバー攻撃では、先にやられたらそれでおしまい、ということやそうですね。どうしても「専守防衛」を言いたいんやったら、「専守防衛のためにも、先に撃てるように準備しています」と言うたらええだけの話ですね。「政治用語」なんやから、上手いこと言うたらええねん。岸田くん、わかってへんやろな。

 もうええかげん、戦後ずっと続く「専守防衛」のごまかしはやめて欲しいですね。そしたら青山繁晴さんが参議院選挙の真っ最中に収録・公開していたショート動画(北朝鮮に拉致された人は何で帰って来ないんですか?)で、端的に今までのごまかしを指摘してはりました。

Q:北朝鮮に拉致された人は何で返って来ないんですか?
A:取返しにいかないからです。元々、なぜ北朝鮮のような小さな国が、大きな国の日本の国民を好き勝手に拉致できたかというと、あらかじめ取返しに来ないって分かっているからです。
日本国憲法にそれがはっきり書いてあるから、だから安心して拉致していった。
助けにいけないんだったらどうするか。交渉するしかない。交渉っていうのは正体は、お願いするしかない。
ということは北朝鮮にとって、北朝鮮の内情を知ってしまった日本の方々を返すのがいいのか、日本からもらうものが大きいほうがいいのか。
でも本当は中国がどんどん裏からくれる。だから返さなくてもいい。
まあこれだけのことです本当は。
そこを打ち破るには、日本人を助けにいくぞ、自衛隊が行くぞっていうことを、憲法を変えてわたしたちが示すことです。

 今日(10/10)、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」から、10月23日の国民大集会のお知らせが来ました。会長の西岡力さんが前に書きはった「産経新聞」の記事や、雑誌『正論』の記事の一部が採録された文書が入っていました。

 よう考えたら拉致問題は、安倍ちゃんが首相になってから、格段に解決へ向けて進んだんですね。ついにはアメリカ大統領まで巻き込んで、世界的な問題にまでレベルを上げることができたわけですね。それでも結果的には5人が返って来て20年たつけれど、それ以来、ただの一人も返ってきてはいないわけですね。

 私は改めて、拉致問題解決を妨害する敵は、日本国内にうじゃうじゃおるんやと言うことが明らかになってるんやと思いますね。今日の救う会の文書でも、2001年に返って来た5人を「それは一時帰国の約束なんで、北朝鮮に返すべき」と言うた田中均氏(当時、外務省アジア大洋州局長)の話も出ていました。

 また、安倍ちゃんが小泉首相と訪朝した際に、わざと、盗聴されていることが想定されていた控えの部屋で「金正日が拉致を認めて謝罪しなければそのまま帰りましょう」と小泉氏に言うた話も出ていました。拉致問題に関しては、外務省は明らかに敵、ですね。そしてそれは今も、と。

 先頭に立って引っ張ってくれた安倍さんがいなくなって、私も含めて多くの日本国民ががっくりしてしまいますが、ここで負けたらあきませんね。西岡力さんが書いてくれてはります。

 ある時には、陪席していた外務省の局長ら役人の大部分を退席させて(政府拉致対策本部事務局長だけが部屋に残ることを許された)、安倍さんが私を含む家族会・救う会役員だけに救出戦略を熱く語ったこともあった。それを聞きながら私は、同じことを考えているなと驚くと共に強い感動を覚えた。経済制裁と米国をはじめとする国際圧力(軍事圧力も含む)によって北朝鮮政権を危機に追い込んで日朝首脳会談の場に引き出し、2002年に一方的に死亡と宣告した横田めぐみさんら8人を含む全被害者の一括帰国を迫るという戦略だ。

 この救出戦略に自衛隊が関わるのかどうかはわかりませんし、そんなことは、全部が終わってから明らかにされることやろうと思いますが、安倍さんのことやからきっと、必ず実を結ぶ策を考えてはったんやろうと思いたいです。西岡力さんの結びの言葉です。

安倍さんが私たちのそばにいないことは残念だが、全ての拉致被害者の即時一括帰国実現のための戦いを続け、安倍さんが播いた種を必ず実らせると心に誓っている。

【文中リンク先URL】
https://www.sankei.com/article/20221008-IZKO4U6LFVLIBMSWMTT4327YGM/?175004
https://www.youtube.com/shorts/6NWjXYkh0_4


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