元々零細業者には免除されてた消費税を、たとえ赤字でも払わせることになる、残忍なインボイス制。

 私はずっと、消費税はあかん、インチキや、詐欺や、とか言うてますが、知れば知るほど、理解すればするほどホンマにそうやなあ、と思います。そして一方で、いくら何でもそんな国の基本的な政策に「インチキ」(なんて罵詈雑言)はないやろう、というのが多くの日本人、性善説に溢れたお人好しの日本人、の捉え方やと思います。

 今日も残念な話を見ました。このツイートです(take5 @akasayiigaremus)。大阪(関西地区)で放送されている朝日放送テレビ(ABC)番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」の今日(3/18)の放送ですね。藤井聡さんが、今年導入される予定の、消費税の「インボイス制度」について話してはります。

 この「take5」さんはバリバリの保守系で、いつも有用な地上波テレビの切り取り動画をアップしてくれてはります。せやけどめっちゃ残念なコメントでした。

インボイスに関して、藤井聡氏の説明が分かりやすいと思います。ただし、僕はインボイス制度自体に反対の立場ではありません。今まで、私たちが国に払ったと思っていた消費税の一部が誰かのポッケナイナイになっている不公正は改善すべきだからです。

 あっちゃーー。違う、違う。一応私は引用ツイートを入れました。

いや、そこ、違いますね。
消費税は間接税ではありません。
ポッケナイナイも違います。
インボイス制は
ご近所の零細商店さんが
みんな困る話ですね。
それがいずれ、全国民一律に
困る話になります。
いずれにしても、消費税は、
名前からして詐欺です。
実態は売上税、です。
財務省の日本弱体化😡

 そして何とあの有本香さんも「take5」さんを引用ツイートしてはりました(有本 香 Kaori Arimoto @arimoto_kaori)。

そもそも預かり金である消費税を、今まで納めていなかったことがむしろおかしいわけで、それを払いましょうとされることは「地獄」ではないでしょう。藤井さんの発言のうち、前段のインボイスに関する説明は分かりやすいが、最後の「地獄ですよ」は不適切な言い方。

 いやいや、違う、違う。これにはリプ(返事)を付けてリツイートしておきました。

有本さん、違います。
消費税は預り金ではありません。
それは裁判でも示されています。
どうか、消費税の詐欺的な仕組みに
ついてご理解ください。
ようこんなもん考えたなあ、
という天才的な詐欺です。
とりあえず言えるのは、
消費税は間接税ではなく直接税であること、
実態は、売上税、です。

 それにしても、保守系の人たちのいわばインフルエンサーの人たちでも、まだまだこれだけ消費税について間違うた認識が残ってるのがめっちゃ残念ですね。とは言え、リプ、リツイート、引用の中には、正しい認識の人が、かつてよりはずっと増えていて、うんうん、と頷くようなツイートもいっぱいあったことは、ちょっと救いでした。

 せやけど、悪魔のような、鬼のような、このインボイス制度がこの10月に導入されたら、廃業する人がどっと出て来ることは明らかですね。めっちゃ残酷です。そういえばいつも私は「人殺し財務省」と書いてましたね、、、。虚しいですね。

 日本では30年もの間、不景気、デフレが続いて、結果、私ら日本人は当然、貧困化し、結果、将来には希望も無くなり、無関心、非情、残酷、、、、な人が増えてしもたんかと、暗澹たる気持ちになりますね。そういえばここ数年、小中学生の自殺が増えているんやそうです。ぞっとしますね。

 さすがに有本さんも「take5」さんもフォロワー数が大きいので、リプ、リツイートが膨大ですね。その中で、何人もの人が引用してて、私も前に記事で引用させて貰ったことのある、「安藤裕チャンネルひろしの視点」の切り抜きがありましたので、貼り付けておきましょう(令和ピボットサポーターズ00 @rps38_00)。

 ツイッターの仕様で、貼り付けれるのは2分ちょっとなので、全部の理解は無理にしても、大意はつかめると思います。長い動画の一部を切り出す作業はけっこう大変やと思いますが、こうやって多くの人が、その労を厭わずにツイートしてくれてはるのは、心強いですね。

 もちろん上のお二人のリプやリツイートを全部見たわけではないですが、もう一つ、参考になるのを貼り付けておきましょう(MMT太郎🐶日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。 @MMT20191)。そうなんです、実は消費税に関する議論では、れいわ新選組が一番正しいんですよね。悩ましいです。

 逆にそれやから、有本さんや保守系の人たちは警戒してはるんかも知れません。難しいですね。繰り返しますが、財務省の詐欺的手口はもう、天才的です。日本人の心情を知り尽くし、雰囲気と名前とゴマカシで、平気で弱い者いじめをして来ます。

 とりあえずインボイス制度がホンマに導入されると、バタバタと零細業者が廃業して行きます。そしてようわかってへん人たちは、得意の「自己責任や」と言うて、今まで払うてへんかったのが悪い、と筋違いな批判をして知らん顔をする、と。

 ところが数年すると、そのインボイス制度が強制になって、元々零細事業やから免税措置があったのに、それが無くなって、一気に増税が可能になってしまうんです。まあそうなったら、消費税そのものを廃止する戦いをせな、どうにもならんと思いますね。

 せやけど、ホンマに導入して数年たつ頃には、逆に日本経済は底なしのどん底に落ち込んでいて、支那の属国になってるかも知れません。そっちの方も、もっとコワい話ですね。ふうー。諦めたらあかん。諦めたらそこで終わりや。消費税のインチキを、これからもしつこく、しつこく、暴いていくことにしましょう。

【文中リンク先URL】
https://twitter.com/akasayiigaremus/status/1636946152187904001
https://twitter.com/logoslabo/status/1637003013033455616
https://twitter.com/arimoto_kaori/status/1636950287331241987
https://twitter.com/logoslabo/status/1637008987525885953
https://www.youtube.com/@andouhiroshi
https://twitter.com/rps38_00/status/1625007234773299200
https://twitter.com/MMT20191/status/1624738954229710849


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コメント

  1. neo より:

    消費税は、確かに詐欺的であると思います。しかし、売上税という言い方よりも付加価値税([年間売上額ー年間仕入額]×10/110)という言い方の方が直感的に間違いを理解しやすいと思います。

  2. 匿名希望 より:

    今国会の財政金融委員会でも共産党、参政党がインボイス、消費税について質問してますね
    野党でもインボイス、消費税がおかしいことはほぼ常識になりつつあるように見えます
    この財政議論では、国民民主の方が一歩先んじてるようにみえます
    国民民主玉木、参政党松田は共に財務省出身で如何に財務省を説得できるかに苦心してます。
    MMTに関しては、全てを理解した上で、彼ら財務省をMMTで説得しても財務省は動かないと言ってます。MMTを唱えてる限りでは、ずっと平行線。
    自分は理解できなかったけど、玉木、松田はいろいろな案をもっているようであの手この手で説得したいようです。

  3. kyomoko より:

    消費税について裁判でどういう判決がでようが、消費税の名目で10%徴収しておきながら、うちは零細企業なんで消費税は払ってないんですよ、というのがダメなのでしょ。
    零細企業で消費税払わなくていい企業なら最初からうちは消費税払わなくていい企業なのでそもそも消費税は徴収しません、てやってくれたら誰も文句はいいませんよ。
    他人から10%税金の名目で貰っておきながら、国に払わず自分のポケットにいれたらそれは非難されるでしょ。

  4. kyomoko より:

    消費税を国に払わず自分のポケットに入れないとやっていけないっていうのなら、最初から値上げすればいいじゃん。
    消費税なので嫌々徴収しているんですよ、自分のものになるわけではないんですよ、っていう体で実は自分のポケットに入れてるところが消費者としては許せないポイント。

  5. すけきよ より:

    誤解されてる向きには三橋氏の以下のエントリーが判りやすいですね

    インボイス~迫る制度崩壊の足音~

    https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12785645391.html

    (以下、一部引用)

    GGOの記事にもある通り、消費税を負担しているのは(「消費」税と銘打ちながら)事業者です。消費税は事業者の付加価値、つまりは人件費+利益に課せられた税金なのです。
    無論、消費税が増税された際に、消費者物価が上昇する傾向は強いのですが、それは「政府に支払わなければならないコスト」が増えたことを受け、小売業が最終価格に増税分を転嫁しているに過ぎないのです。

    『(引用)消費税法上、事業者が消費税相当額を価格に上乗せしなければならないという法的義務はありません。』

    その通りです。消費税が増税された際に価格を引き上げるかどうかは、売り手と買い手の「力関係」により決まります。
    例えば、消費税が増税された際に、「消費税が上がったので、価格を倍にします」も通るのですよ。力関係に極端な差があるならば。

    ついでに、現在の「輸入物価上昇に起因する」コストプッシュ型インフレにしても、事業者は価格引き上げの義務はありません。というか、「輸入物価が上がったので、価格を引き上げます」が通るか否かにせよ、結局は「力関係」で決まるのですよ。

    消費税が増税される、あるいは輸入物価が上昇した際には「自動的に価格を引き上げられる」と理解している人は、ビジネスをやったことがない人ですね。

    それにしても、GGOの記事で、

    『(引用)この点について、「免税事業者は本来なら消費税相当額を納税すべきだったのに自分のものにするという『益税』が横行していた。インボイス制度は本来のあり方に戻すものであり正当だ」という論調がみられます。「益税」という表現が使われることがあります。
    「ひろゆき」や「ホリエモン」はまだしも、残念なことに、一定程度の理性と見識を持ち合わせているとみられていた知識人のなかにも、一部、制度に関する勘違い、あるいは無理解に基づいて、この立場に与している人がいます。』

    と、あるのには笑ってしまいました。「一定程度の理性と見識を持ち合わせているとみられていた知識人」とは、誰なのでしょうか。高橋洋一氏か、あるいはデービット・アトキンソン氏か。
    まあ、ひろゆき氏や堀江氏にしても、真摯な態度で消費税やインボイス制度について学べば、普通に態度を翻すのではないですか。というか、そうするべきです。

    消費税やインボイスの制度を理解した上で、
    「売上が低い零細な事業者にとって、消費税の納税事務にかかる労力とコストが重く酷であるため、免税措置を講じる」
    という当初の方針と真逆であるにも関わらず、強引にインボイス制度を導入しようとしている日本政府について、
    「零細事業者など、潰れればいいんだ。インボイス導入賛成」
    と、主張したいならば、そうすればいいけど、少なくとも「益税論」といった嘘八百を吹聴することはやめるべきでしょう。価値観が人によって違うのは当然ですが、嘘に基づく批判はダメでしょ。

    消費税が本当に間接税(=消費税は「預り金」)であるならば、そもそも免税措置が存在するはずが無いんですよ。他人から預かったおカネを懐に入れるのでは、それは普通に「横領」というのです。

    免税措置が存在する時点で、消費税は直接税なのです。当然ながら、直接税に益税などないのです。