大戦前にソ連に勝てたはずのノモンハン事件。今も昔も政府は判断を誤る。誰が国民の命を守るんや?

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 昨日は日経新聞をボロクソに書きましたが、何と今日も、トンデモない社説を出していました([社説]「選ばれる国」へ外国人基本法を 人手不足に克つ)。こいつらやっぱりアホですね。もちろん、ツイッター(X)でも噛み付かれていました(室伏謙一 @keipierremulot)。

完全に頭がとち狂っているとしか思えない社説。安易な移民の大量受入で大失敗した欧州諸国は、移民との共生は不可能であると悟り、既に逆回転を始めているというのに。技能実習制度が人件費削減のためのものという事実も隠して。

 大企業の経営者が一番、情報弱者になってるのがようわかりますね。こんな新聞が大きな顔をしてられる日本は、まだまだあかんなあ、、、。危機感のない大甘な大企業はもう夏休み中、でしょうか。首相も夏休み、いよいよ今週はお盆、と。産経では「日本人と8月15日」として佐伯啓思さんの記事が出ていました(「終戦の日」は反省の日なのか)。

平成29年8月15日、72回目の「終戦の日」を迎えた靖国神社。この日、首相も閣僚も誰一人として参拝に訪れなかった=東京都千代田区 (納冨康撮影)

 いつも書いていますが私は、戦争をしたことではなくて、戦争に負けたことを反省せなあかんと思てます。もうすぐ第三次世界大戦が始まるかも知れんのに、日本が何で戦争に負けたんかは、しっかり学習せなあきません。当たり前です。

 8月15日は日本人にとって特別な日である。それは、この日が「終戦の日」であるというだけではなく、ちょうどお盆にあたるからだ。お盆、つまり仏教でいう盂蘭盆会(うらぼんえ)は、祖霊信仰という日本の古い信仰と仏教の融合によるいかにも日本的な習俗である。

 たしかにお盆と重なったことで、この日が情緒的な日になってる面もあるんかも知れませんね。そしたら同じ今日の産経の紙面に「佐藤優の世界裏舞台 プーチン氏の戦後戦略」の記事があり、こっちの方が考えさせられましたね。

 第2回ロシア・アフリカ首脳会議が7月27~28日、ロシアのサンクトペテルブルクで行われた。筆者はロシア情勢を36年以上ウオッチしているが、今回のクレムリン(ロシア大統領府)の情報開示は普段と異なっていた。

作家の佐藤優氏(三尾郁恵撮影)

 プーチンは今までになく、めっちゃ詳しく情報開示してたんやそうです。ロシア語カンペキの佐藤さんが、全資料に目を通したそうです。プーチンはもう戦後のことを考えていて、今回、アフリカを取り込みにかかってるんですね。ウガンダのムセベニ大統領が、プーチン氏との会談で話した内容を翻訳してくれてはります。

「新植民地主義や植民地主義のひとつの側面は、アフリカが原材料の生産のみを事業としていることです。例を挙げましょう。世界のコーヒービジネスの市場規模は4600億ドルです。しかし、このうち、世界のコーヒー生産国が受け取っているのは250億ドルに過ぎず、アフリカは24億ドルに過ぎません。これは驚くべき事実です! そして、アフリカ諸国は開発の限界に達し、それ以上の発展は望めないのです。ドイツはアフリカ全体よりもコーヒーから多くの収入を得ています。ドイツはコーヒー市場の68億5千万ドルを占め、アフリカは24億ドルに過ぎません。私がロシアと中国に提案したいのは、アフリカから原材料を輸入するのではなく、付加価値の高い商品を輸入することに重点を置くことです」

 実は戦前の日本の植民地政策はまさに、現地で独り立ちが出来るような産業政策を、道路や学校教育といったインフラ作りから始めてたんですよね。日本が戦争に負けてへんかったら、世界がもっと豊かに、平和になってたのになあ、と思います。

 そしたら時々覗く「ねずさんのひとりごと」のブログの過去記事再録が、「ノモンハン事件と情報操作」でした。ノモンハン事件は戦中からおかしなことが起こっていて、ホンマは勝っててもおかしくなかったし、その後に起った第二次世界大戦の流れも変わったかも知れん話やったんですね。

ノモンハンに向かう兵士たち

ノモンハン事件は、大東亜戦争の開戦に先立つ2年前の1939年5月から9月にかけて、満洲国とモンゴルの国境線をめぐって発生した日ソ両軍の国境紛争事件です。

 ソ連の機械化された最先端の部隊にボロ負けしたことになってるんですが、戦後、ソ連崩壊によって多くの機密文書が公開され、いろんなことがバレて来てる、と。

ソ連崩壊後に、あきらかにされた旧ソ連の内部文書には、
 ソ連の損害 25,565名
 日本の損害 17,405名
と書かれていることが判明しています。
さらに、ソ連の「近代的機械化部隊」などというのも大ウソで、当時のソ連製戦車は、走行射撃ができない水準であり、戦車戦では日本側の速射砲のえじきになって、ソ連戦車は、約800台が破壊されていたことが記録されているのです。
ちなみに日本側の戦車の損害は、わずか29台です。

擱座したソ連戦車の前を匍匐前進する日本兵 Wikipedia

 勝っていたはずの戦いで、日本政府と軍中央は、弱腰になって停戦協定を結んでしもたというわけです。84年前の話ですが、こういうことも今、しっかりと反省せなあかんのですね。せっかくですからねずさんのこの記事の最後のところをコピペしておきましょう。

いつの時代も、共産主義はウソばかりです。
そんな共産主義思想のもたらずウソを真に受けて、日本軍はバカだったとか、負けてもいない戦いで、負けた負けたと宣伝する日本人は、もっとバカです。
そもそも大勇気をもって10倍もの兵力を持った敵に対し、勇猛果敢に戦い、大切な命を捧げられた英霊達に対し、こうした売国反日屋というのは、人の道や人倫を外れた、外道です。
そんな外道の失礼千万な言行、そして彼らの行う情報操作は、世界の平和と安全を求めるすべての人々への無礼な悪行であると申し上げたいと思います。

 私がしつこく、負けたことを反省せなあかんと言うてるのは、まさに今、日本は負けてるからですね。コロナでは世界一ワクチンに金を出して、世界一死者を出して、ウクライナでもガボガボお金を出させられて、支那にはガバガバ土地を買われてるわけですね。戦前のことをエラそうに笑うてる場合やあらへんで、ということですね。

 つい情緒的になってしまうお盆にこそ、日本が何で戦争に負けたんかを、しっかり勉強して反省することにしましょう。

【文中リンク先URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK09AK60Z00C23A8000000/
https://twitter.com/keipierremulot/status/1690633637182767104
https://www.sankei.com/article/20230809-APJKHILUOZO6FNGFFNAOCU7A2Q/
https://www.sankei.com/article/20230813-CWCHRJSY75O6HM2ZZ47BIVF6TY/?384545
https://nezu621.blog.fc2.com/blog-entry-5687.html

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↑ ノモンハン事件に勝ってたら世界大戦の行方も変わってたと思う人はポチっとお願いします。

コメント

  1. mibu より:

    勝つ必要はないと思うけど。
    大陸へ出て行ったのが間違い、北の大地は基本貧しい、多数の人間を養うことなどできない。
    大陸へ出て行ったことで逆に大陸の人間を日本に呼び込むことになってしまった。
    すなわち日本の負け。
    最初から英米に騙されていた気がする。

    ソ連は正確な情報を持っていて日本は持っていない。
    日本軍は強いんだで~って言っても空しい。
    最初から負けています。

    脆弱な情報戦を戦うためにはじめられた中野学校。
    遅かったとはいえ、それなりの結果は出し始めていました。

    戦後日本では日本軍の残酷さを表す象徴として非難され続けています。
    麻薬王関東軍とか、
    阿片が蔓延しているシナで麻薬管理するのは当たり前。
    それを動議的に非難している保守派は保守派にあらず、工作員。

    戦後の価値観、平和平等。
    英米の世界戦略にすぎません、共産主義はその一部分、英国の世界戦略の一端にすぎません、共産主義も。

    騙された末に大量の移民が入り込み日本は日本人の国ではなくなりつつあります。
    政府主導での売国が完全なものになるのは海部内閣から。
    それまでは自民政治家が抵抗勢力として残っていました、一部分にすぎませんが。
    完全にノーガードになるのが海部政権から。
    パパブッシュはDSの頭目と言われています。

    世界中に日本軍の残虐行為を謝罪して回り、天安門事件後の中国に天皇陛下を派遣、尖閣領有宣言をしている最中に派遣。
    宮沢内閣はシナの尖閣領有を認めてしまったと解釈するのが自然。

    完全に放棄するのではなく火種として残している点がさらに悪辣。
    沖縄侵攻の口実に使えるようにしている。
    日本政府は日本人のための政府ではありません・

  2. 右左あんつぁん より:

    一回の記事で多くのことが書き込まれているので、取り敢えず思い付くままに意見を述べさせて頂きます。
    ノモンハン事件については、殆どが結果論で、当時の情報からすれば、日本軍の死傷者数が普通の小競り合い以上の被害だったので、陸軍は負けを認めたと云うものでしょう。更に、ソ連はゾルゲ等のスパイ工作を使って、日本のソ連侵攻を躊躇させたことも分かっていますから、戦術的戦いのみを云々するべきではないと思います。
    また、現代に時間を戻しますと、ウクライナ紛争の特別軍事作戦においても、ロシアは兵士の消耗について、昔と変わらず、それほど気にしていないことが分かります。
    プーチンは「平和は勝ち取るもの」であることを知っているのです。
    そして、ポーランドの動きからすると、ロシアとNATOとはウクライナの東西分割統治の話がついているように感じます。その時は、ゼレンスキーの命は無いでしょうが、、。