警察はどんだけ不自然でも平気で嘘をつくと皆が思い始めてるで、安田さん「自殺」、安倍さん暗殺。

　松野官房長官が「夏休みが明けたら文春は木原をやらないらしいよ」と言うてたそうですが、残念でした、というわけですね。そのことも今週号には書いています（笑）（「スイッチバックみたいにして、血が」木原事件　警視庁担当係長が遺族に語った“自殺の根拠”驚きの中身）。そして木原くんは文春を刑事告訴するぞと息巻いていたのに、どうもまだ告訴はしてへんようです。

　週刊文春としては、「大手メディア」が事件を大きく扱ってこなかったので、松野くんもこの話は終わりにできると読んだ、と見ているようです。ところがどっこい、文春は新しい事実を取材してましたね。夏休み前の号では文春は、「“事件性アリ”の決定的証拠」である２０１８年１２月１２日付けの<捜査メモ>を報じていました。それは、「廊下の血痕」です。

　元々警察の作ったストーリーは、安田種雄さんは自殺、なんですね。第一発見者の安田さんのお父さんは、ナイフは安田さんの右ひざあたりに置かれていたと証言してはります。そもそも喉元から肺に至るまでの傷を残すほど、深く自分を刺した人が、そのナイフを自分で抜いてそれを足元に置くなんて、不思議過ぎますね。

　そこで再捜査の際には、豚の肉まで用意して実験までして、やっぱり自殺ではなく、事件の可能性が高いという鑑定書が出ていた、と。ところがその捜査が途中でプッツリ終わってしもたんですよね。週刊文春のこの「廊下の血痕」報道に焦った警察は、８月９日に種雄さんのお父さん他に対して、この血痕は、遺体を搬出するときに零れたもの、と説明したんやそうです。

　これまで約1500体もの遺体を扱ったことのある元捜査員、記者会見した佐藤誠さんも、警察は遺体は必ず収納袋に入れて運ぶし、死亡推定時刻からの時間経過を考えても、血はとうに固まってるから、血が滴ることは有り得へん、と言うてはります、と。

　どう考えても犯人「Z」が、安田種雄さんを刺して、いったん血の滴るナイフを持って廊下に出た、と考えるのが普通でしょ、と。警察はこの週刊文春の報道に慌てて、遺族に対してトンデモない、ええかげんな説明をしたわけです。つまり警察は今、何が何でもこの事件は本人の「自殺」で終わらせようとしてる、ということなんですね。

　ふうん。安倍さん暗殺の話とおんなじやな、と思いますね。何が何でも山上単独犯で終わらせるんや、ということですからね。この安田種雄さん死亡事件も、再々捜査を始めへん限りは、「自殺」で終わってしまいます。警察には、或いは日本政府には、そんな権限がホンマにある、ということでしょうか。

　安田種雄さん事件で言えば、木原副官房長官の意向、それを任命している岸田首相の意向などを受けて、現在の警察庁の露木長官が指示を出し、再々捜査はさせへん、ということですね。安倍さん暗殺については、間違いなく岸田くんの意向で、何が何でも「山上単独犯」で終わらせようとしてる、と。

　ん？岸田くんは関係ない？そしたら警察が暴走してるんか？誰もがおかしいと思う話、「廊下の血痕」、「山上銃で弾が当たった」という不思議。うるさいわ！誰がどう死んだか決めるのは、警察の権限なんや！とでも言うんでしょうかね。もう、どこの北朝鮮なんや、今の日本は？ですね。

　人の死を、自分（たち）の都合で勝手に書き換えるやなんて、とてもマトモな人間やないですね。警察の仕事は大変かも知れんけど、それでも人として、マトモであってほしいと思いますね。もう日本の警察には、マトモな人は残ってへんのか？空恐ろしくなりますね。

　とにかく声を上げ続けましょう。黙ってしもたらそこで終わりなんや。「今だけ金だけ自分だけ」の、賤しい人間が、のうのうと生き残っていく世界になってしまうんや。諦めへんで。

【文中リンク先URL】
https://bunshun.jp/articles/-/65199

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