少し前に、「グーグル、量子コンピューターの「超計算」成功発表」というニュースが流れました。
米グーグルは23日、量子コンピューターを使い、複雑な計算問題を最先端のスーパーコンピューターよりも極めて短い時間で解くことに成功したと発表した。
ただ、この発表後にすかさずIBMが、その計算問題の設定自体がおかしい、という批判も出て、大騒ぎになったようです。そこで深田萌絵さんの、『量子コンピュータの衝撃 』(宝島社)を読みました。いやいや、私にははっきり言うて、ようわかりません(笑)。どうも、この量子コンピュータというのは、とんでもない高度な計算がすぐにできるらしい、ということはわかります。
コンピュータはここ数十年でえらい進歩したけれど、この量子コンピュータというのは、これまでの進歩の枠組みとは全く違うところでの話のようです。従来のコンピュータの計算の基本は、「0」か「1」かを最小単位にして、それを膨大に積み重ねて計算していくわけですが、量子コンピュータで使おうとしている量子は、物質を構成する最小単位と考えられている原子よりも小さく、「量子もつれ」と言われる、とても不思議な挙動をすることがわかってるんやそうです。
これに注目して、0か1かの計算方法とは根本的に異なる計算ができるに違いない、ということで今、世界中で開発競争が進められている、ということなんですね。ここまで読んで私は前に「ノーベル賞の1つや2つでは足らんらしいで。日本人、望月新一さんの宇宙際タイヒミューラー理論。」を書いたことを思い出しました。
従来の考え方では理解でけへんけれど、たしかにそうなる、という話がここでもあるわけですね。量子の状態が、0でもあり、1でもある、あるいはその間のどこかの状態でもあり得る、ということがたしかにあるみたいです。そのままやったらどうにもならん話ですが、たとえば「絶対零度」に近い環境を作ることで、その挙動を確認しようとしているようです。
めっちゃ複雑な話のようですが、逆にせやからこそ、従来の枠組みではとても計算でけへんかったような、ケタ違いの量の計算ができてしまう、ということのようです。うーん、これ以上はとても説明できません(笑)。
ただ、ある時点で全部が量子コンピュータに取って代わられる、という話ではなくて、時間をかけて現在の「古典コンピュータ」も併用しながら移行していくようなイメージのようです。そして今は、扱いにくい量子そのものではなく、量子でもある?「光」をうまく使って量子コンピュータに近い働きをさせることもできるんやとか。うーん、わからん(笑)。
私が他に興味を持った部分は、深田萌絵さんが「中国」を語る時に、一貫して「青幇(ちんぱん)」に注目して書いてはるところです。
青幇は、戦中に国民党軍、共産党軍、日本軍、米軍など各国の軍隊の間でダブル、トリプルスパイとなって情報を流して資金を稼いできた。・・・(中略)・・・その残党の一部が中国・香港に残り、一部が台湾に渡り、半導体企業として大きくなり、ファーウェイの成長をも支えていたのだ。
習近平が中国共産党内部で自分の立場を固めるために、かつて中国人を裏切った青幇と組んで地盤を固めたことが、習近平とファーウェイの蜜月の始まりだ。
実は今回の武漢ウイルスについては台湾は世界で最も早く対策を講じることで、世界一防疫に成功しているわけですが、何のことはない、台湾政府はファーウェイもしくは青幇から、早々と情報を取り入れていたというわけですね。せやから実は、日本は台湾にも警戒せなあかんというわけです。
かなり絶望的な気分になるんですが、深田さんはちゃんと希望も書いてくれてはります。「量子コンピュータで最大のポテンシャルを持っているのは、実は日本だと考えている」として、具体的なメーカーの名前も数多く上げてはります。
そして先日、「NTT、次世代通信基盤でインテルと共同研究」という報道がありました。これはポスト5G、つまり6Gへの動きで、トランプさんも言及していた話が具体化したもののようです。アメリカの通信企業は5Gでは結果的にCHINAに後れを取ったけれど、これで巻き返すことになるだろうという話ですね。そしてそれは、量子コンピュータにもつながっていく、ということのようです。
深田さんとしては、もし中国共産党がこの先、技術覇権を握ってしまって、全人類の個人データを収集し、言論の自由のない抑圧社会の構築に成功してしもたら、人類の歴史、文明自体が終わってしまう、という危機感を持ってはるようです。それは正しいですね。今こそ中国共産党を、絶対に孤立化させなあかんのや、と真剣に思いますね。
いつも書くことが同じになってしまいますが、相変わらず日本のマスゴミには、まったく危機感がありませんね。私ら一般の日本人、まだまだいっぱい勉強せなあかんことがありますね。
【文中リンク先URL】https://www.nikkei.com/article/DGKKZO51301050T21C19A0MM8000/
https://gekiokoobachan.jp/blog-entry-972.html
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59088920U0A510C2X30000/
↑ 量子コンピュータはCHINAに負けたらあかん、と思う人はクリック!ww
ツイッターもよろしく
コメント