災い転じて福となす、日本人のホンマの強さを見せたろか。財政出動、消費減税待ったなし。

 昨夜(3/30)20時に小池都知事が記者会見をするというので、これはもう緊急事態宣言、ロックダウン、都市閉鎖や!と大騒ぎになりましたが結局、夜のお店に行かないでね、という話でした。いやあ、ものごっつい心配していたのでとりあえず安心しました。つい3日前に「都市封鎖はあかんで。経済を止めたら武漢コロナより多い死人が出る。習近平の高笑い、やで。」を書いたところでしたね。

 私みたいな素人がなんぼ叫んでも誰も振り向かへんけど、ちょうど藤井聡さんが動画を公開してはりましたので、リンクを貼っておきましょう(99%の日本人が知らない自粛要請の罠〜政府が決して言わないもう1つのリスクとは?)。藤井聡さんは理系で元々は土木専門ですから、ちゃんとデータに基づいて、論理的にわかりやすく話してくれてはります。

 ロックダウンやとか言いながら、実はまだ、日本で武漢ウイルスで亡くなったのは50数人ですね。実は普通のインフルエンザで亡くなる数は、例年に比べて6割ぐらいに減っている、という話もありますね。もう既に武漢ウイルスが入って来たであろう時から三か月も経ってるわけで、たしかに今は爆発的感染に移るかどうかの瀬戸際かも知れんけれど、日本はさりげなく、ものごっつい押さえ込んでるやんか、とも思います。

 せやからこそ、わざわざ経済に致命的な打撃を与えるようなロックダウンなんかしたらあかん、と私は思います。それに、緊急事態宣言にしても、実は強制力はなくて、やっぱり要請しかでけへんのですよね。そんなことせんでも、日本人はうまくやり過ごしてくれるような気がします。甘い!という人もいてはるとは思いますが、これは、私のカンです。

 まあこれで決定的に日本人が「中国」人を信用せんようになってきたんとちゃいますか。日本の医療機関に入って来て、自己主張が強すぎて現場が辟易してる、という話が先日の青山繁晴さんの動画(正しく批判するために~国会と選挙制度への誤解を解く、予言的に告発されていた医療現場のチャイナ・リスク、海兵隊の配置と抑止力[桜R2/3/27])への投稿(9分10秒~)に出ていました。

 ちなみに昨日のコメント欄で上の動画を紹介してくれはった(名前不明)さんは、このURLを記して<青山議員「(JDIは)国会の会派にも自民党の派閥にもなりません」(2:50~)>と指摘してくれてはりますが、いやいや、「会派、派閥を目指します」なんて言うてしもたら、アタマから潰されるに決まってますやんか。ちなみに昨日の記者会見の主役の一人の安藤裕議員は麻生派ですね。ボスが財務大臣やのに、ホンマに消費税に斬り込めるんか?と思う人もいるんでしょうし、私も1%ぐらいは「ガス抜き?」なんて思てたりします。まあ政治は結果、とちゃいますか?

 そして青山繁晴さんはブログでも毎日の動きを書いてくれてはります。今朝(3/31)の記事(苦闘千里)では昨日一日の動きを振り返ってくれてはります。もちろん、中の人しかわからん話もあるわけですね。自民党本部の中で、「党本部を出ていこうとする財務官僚のキーマンとばったり鉢合わせをしました」とか。

 そして自民党本部では「午後3時から、武漢熱クライシスをめぐる対策本部の経済分野の議論」が始まった、と。

多くの議員が発言し、実にその9割8分が消費減税派だったという印象です。
自分たちに引き寄せた印象ではありませぬ。しかし党の首脳陣は違う方向へ引っ張ろうとします。苦闘千里、その長年のキーワードが胸の裡 ( うち ) に浮かびます。

 ネットではもう、大規模な財政出動がすぐにでも必要やということは当然の認識になっていて、その上に、消費税もなんとかせえ、という話なわけですね。それでも「首脳陣は違う方向へ引っ張ろうと」していて、それを青山さんは「苦闘千里」と言うてはるわけです。

 もうため息が出ますね。もう戦争中やねんで、と私も何べんも書いてきました。そしたら今日(3/31)の宮崎正弘さんのメルマガのタイトルは<「大不況の結末としての第二次世界大戦は景気回復の劇薬だった」 現在のコロナ災禍を「戦争」と見なす米国歴史家>となっていましたね。

 「ドリス・カーンズ・グッドウィンという女流歴史家」が、TIME誌(2020年4月6日号)のインタビューに答えた記事で、意図としてはトランプさんを批判するために書いてはるようなのですが、その中に正しい部分がある、と。

 大不況の到来は「ニューディール」とかの政府投資で克服できたというのが通俗なルーズベルト評価だが、実態は左翼にばかり有利な予算をつけて、怪しげな財団を作らせ、わけのわからない事業の予算を配分し、左翼全盛だった。だが、庶民は塗炭の苦しみに落ち込んでいた。
起死回生のためには軍事産業を活性化させる。そのためには第二次世界大戦の勃発はアメリカにとって最大のチャンスともなったというのが、おおむね正しい歴史の見方だが、米国左翼はFDRを高く褒めている手前、絶対にこの見解には同意しない。

 それはともかくドリス・カーンズ・グッドウィン女史が続ける。
 「戦闘機を短時日裡に5000機つくるなんてまともな要求ではない。けれどもピアノ工場は飛行機のモーターを、タイプライター工場はライフルを、絹織物メーカーはパラシュートを作ったように、戦闘機製造を挙国一致でなしとげ、企業はそれぞれが変貌した」

 ※誤字脱字修正、FDR=フランクリン・ルーズベルト。
 ホンマや。日本でもシャープにマスクを作らせたり、どこやらに人工呼吸器を作らせる、などの話が出ていましたね。もう戦時中なんやという認識を、私ら日本人は持たなあきませんね。

 大砲や鉄砲の弾は飛んで来やへんけど、武漢ウイルス、チャイナウイルス、中共ウイルスという名の弾をしっかりよけて、この戦争に勝ちましょう。禍を転じて福と為す、やな。

【追記4/1】念のため、上で宮崎正弘さんが引用してはるドリス・カーンズ・グッドウィンさんという人については、宮崎さん自身は、彼女はリンカーンとルーズベルトを英雄視している点で「歴史家」というよりも「歴史作家といったほうが正しいかも知れない」と酷評してはることを付記しておきます。さらに、以下もコピペしておきます。

しかしFDRの歴史観、世界観が間違っており、対日戦争を謀略でしかけた背後にホワイトハウスがコミンテルンのスパイで乗っ取られていた事実などは、アメリカ人歴史家らしく、一切無視している。この議論は措く。

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