日本の大新聞は、私に言わせたら「マスゴミ」なんですが(笑)、一応そうは言うても私は昔の人間なので、家では産経新聞を取っています。まあ新聞の宅配というビジネスモデルは、間違いなく衰退していきますね。販売店のおっちゃんも大変やな。そんな「ゴミ」の中でも産経はまだ保守系ということで、ちょっとはマシ、ということですね。それでも桜井誠さんを無視するから、やっぱりゴミですね(笑)。
さて前置きはおいといて、昨日と今日の産経新聞に、やっぱりゴミみたいな記事が出ていたのでコキ下ろすことにします。まず昨日(6/25)の「宮家邦彦のWorld Watch「バイデン大統領」実現したら…」です。前にも批判しましたが、この宮家邦彦さん、アホですね。前にBSフジのプライムニュースに出演してはって、古森義久さんとやり合う場面がありました。
古森さんはようわかってはるんですが、番組の中で、宮家さんがトランプ嫌いなのを揶揄して「(トランプ寄りの)FOXニュースは見ないんですか?」と聞いたら何と、「いやあ、CNNは見れるんですがFOXは日本では見れないんですよね」と堂々と言うてはりました。FOXテレビは見る気もないことが、ようわかりますね。とても情報で商売をしてはる人の言うこととは思えませんね。
そして記事です。あ、この宮家さん、東大法学部を出て外務省に入ったエリートですね。英語もできて、いっぱいお知り合いもいてはるようです。それでもアメリカ大統領選の予測は難しいんやそうです。
普通なら今頃は有象無象の日本人「米大統領選専門家」が大挙して訪米、激戦州での選挙戦や党大会の密着取材記事が日本で氾濫し始める時期だが、今年ばかりは新型コロナ騒ぎで勝手が違う。さぞお困りだろうと同情はするが、たかだか数日間現地を見たところで結局は「枝」ばかり、決して「森」は見えない。これも過去44年間の筆者の経験則。
そこで、自分の見立てを「独断と偏見」と断りながら、書いてはります。
バイデン大統領が誕生したら何が変わるかにつき、論点整理しておく価値はありそうだ。まずは大原則から始めよう。
●トランプ政権は日本人が思うほど日本に有利ではない
●バイデン政権は日本人が思うほど日本に不利ではない
あはは、やっぱりバイデンに勝ってほしそうです。この後の「論点整理」はどうでもええです(笑)。驚いたのは、記事の最後の行です。顎が外れそうになりました。
もしバイデン政権になれば、トランプ時代の例外的な日米「蜜月」は期待できないが、それでも米外交がプロによる予測可能な活動に戻る利益は計り知れない。
ふうん。自分はプロやのに、トランプみたいなワケわからん奴が出てきたら、予測がでけへんから困る、ということやな。スゴいですね、それを堂々と言う、と。自分で自分のことを賢いと思てる人は、平気でこういうことを言える、ということですね。あー恥ずかし。
産経さん、いつまでこんな人にコラムを書かせてるんですか?それにこの人、キヤノングローバル戦略研究所の研究主幹とか、キヤノンさん、大丈夫ですか?こんな人に戦略を研究させるやなんて。
そしたら何と今日(6/26)の「宮崎正弘の国際情勢解題」通巻第6556号の読者の声2でも、この記事に触れた人がいて、それに対する「宮崎正弘のコメント」に、「なぜこのようなヒョウロンカが日本のオピニオンリーダーなのか、不思議です」とありました。爆笑ですね。
そして次は今日(6/26)の1面に掲載の「コロナ 知は語る 収束見据え負担の議論必要 立正大学長・吉川洋氏」です。東大経卒、米エール大院博士課程修了。平成5年、東大教授、22~29年、財政制度等審議会会長と、まあ輝かしいご経歴ですね。記事はインタビュー形式ですが、もうウソが全開ですね。
日本は既に財政赤字が大変な問題になっている。債務残高はGDPの2倍、世界で一番悪い状態だ。
消費税は評判が悪いが、経済的能力がある人に傾斜を付けるという意味ではよくできた税だ。
そもそも消費税は社会保障の財源だ。
よくもまあこんなに根拠不明なことが言えるなあと思いますね。財務省が言うてほしいことそのままですね。何としてでも消費税には手え付けさせへんぞ、という意志を感じます。そしてコロナ後、あわよくばまた増税路線に戻してやるぞ、と。
国が全体として成長せえへんかったら、どこからも税金なんか取られへんで、という子供でも分かるような話を、この人たちはぜっっっったいに認めませんね。自分は賢い、と思い込んでる人はコワいですね。ま、中にはわかってるけど自分の地位が大事やから、ウソでも平気で言えるという人もいる、ということでしょう。それもまた恥ずかしい話やな。
タダで得られる情報の方が正しいやなんて、やっぱりあかんやんか、産経さん。そしてマスゴミさん。時代はどんどん進んでいきますよ。もう遅いとは思いますが、次の次、のことを考えといた方がええんとちゃいますか。
【文中リンク先URL】https://special.sankei.com/a/international/article/20200625/0001.html
https://special.sankei.com/a/column/article/20200626/0001.html
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