男系継承という伝統を二千年以上も持ち続けられたんは、日本人の「信じることのできる力」や。


 私は「覚醒」するまでは、特に皇位継承にも関心はありませんでした。ホンマに恥ずかしい話ですね。そんな大事な話はもう決まってるんとちゃうんか?というぐらいの気持ちやったと思います。皇位継承の話がめっちゃヤバかったのは、今にして思えば、小泉政権時の「皇室典範に関する有識者会議」が、平成17(2005)年の11月に、「女性天皇」「女系天皇」なる面妖な語を含む「報告書」を出した時ですね。

 Wikipediaによると、全国紙で懸念を表明したのは産経新聞だけやったみたいですね。そして何と寛仁(ともひと)親王殿下(ヒゲの殿下)がこの報告書を批判して、旧皇族の皇族復帰とか、養子の話、宮家の再興の提案をしてはったようですね。うーん、知らんかったわ。

 で、平成19(2007)年1月に悠仁親王殿下がご誕生になったことで、この議論は沙汰やみになったわけですね。そらそうや、皇位継承者がいてはる前で、なんでそんな話をせなあかんねん、というわけですね。紀子妃殿下、グッドジョブ!やったわけですね(軽い言い方ですみません)。

 そして改めて、こんなおぞましい、「女性天皇」「女系天皇」の語を平気で報告書に書かせた奴は誰なんや、という話にせなあかんと思います。私は当時の宮内庁長官の羽毛田信吾(はけたしんご)氏がめっちゃ怪しいと思てます。何の根拠もありませんが。

 さてめっちゃ前置きが長うなってしもたわ。今日はこの皇位継承に関する話で、ずっと疑問に思てたことが一つ、解決した話です。色んな人が色んなことを言うてますし、私が入れて貰うてるメーリングリストでも、時々論争があって、めっちゃ勉強になります。

 そんな中で、遺伝子やらDNAの話をする人が必ず出て来ますね。挙句にはDNA鑑定をしたらええ、とか、とんでもないことを言う人もいます。たしかに親子、親族のホンマの関係は、今ではかなりの程度、鑑定できるようですね。「万世一系」とエラそうに言うんやったら、調べたらええねん、ということでしょうか。

 私は、「そんなことしたらあかん」もしくは「そんなことせんでもええ」と言いたいです。理屈はありません。そんな恐れ多いことをよう言えるな、という感覚です。とは言え、百田尚樹さんも、『日本国紀』の中で、「私は十中八九、〇〇天皇の時代に断絶があったと思う」などと軽いことを書いてはります。

 何がウケるか、に関しては天才的に鋭い人やし、所詮、人の書き物、「話としては面白い」というレベルで読み流してたらええやんかとは思いますが、正式にこれを追及するためにDNA鑑定なんて、絶対にして欲しくありませんね。

 そしてその感覚が正しいことを、私が入れて貰うてるメーリングリストの論争の中で、ある人が書いてはったんです。私的なメーリングリストなのでコピペするわけにはいきませんから、私が理解した書き方でお伝えします。

 「男系継承」は理屈ではなく、結果的に二千年以上続いてきた「伝統」やというわけです。もし、「間男」がおったら男系が途絶えるなんて、昔の人だって考えたはずや、と。せやけど日本人はずっと、天皇家にはそんなことは有り得へんと、ずっと信じて来たんや、ということですね。

 せやからこそ日本では、「中国」からは何でも取り入れて来たけれど、「宦官制度」は取り入れへんかったんや、と書いてはります。他人を信じることがでけへん国と、信じることのできる日本との違いですね。もし不義の子がおったとしても、そのことを全員が知らんかったら、それは存在せえへんかったことになる、存在せえへんもんは、「意味がない」ということです。

 そうなんです。せやから、DNA鑑定は「意味がない」んです。なるほどー、と感服した話でした。うーん、一つだけバラしましょう、そのことを書いてはったんは、谷田川惣さんです。『入門 「女性天皇」と「女系天皇」はどう違うのか 今さら人に聞けない天皇・皇室の基礎知識』を、竹田恒泰さんと共著で出しはった人ですね。

 「万世一系」は、まさしく、私ら日本人の「信じることのできる力」によって二千年以上にわたって受け継がれ、それが伝統になって来たんやということですね。こんな素晴らしい伝統を持つ日本という国を、ぜっっっったいに「中国」なんかに蹂躙させたらあかん!


人気ブログランキング

 ↑ 励みになります。一日一回、ポチっとお願いします。

ツイッターもよろしく

ナニワの激オコおばちゃん

コメント

  1. 匿名希望 より:

    前記事ですが、良いリンク先を発見させて頂きました。
    感謝の意味も添えて書き込ませて頂きます。

  2. 匿名の中道派 より:

    これ言うとおばちゃんとかはものすごく気分悪くするんでしょうけど、あえて言わせてもらいますね。これ何も答えになってないんですよ。
    問い:皇室が「万世一系」だということを証明しなさい。
    答え:伝統だから。すべての国民がそのことを信じているのだからそもそも設問が不適である。
    ・・・・いやー会話になってませんね。これだものそりゃ皇室不要論者を説得できないし、何も考えてない所謂中間層にも「何言ってんだこの人・・・」と思われても仕方ないでしょう。理屈に対して感情や思想で返すのが今活動している保守の方々の弱点な気がします。この問いに対してどう返すのがいいのか、個人的には
    「初代天皇の遺伝子情報を用意できない以上証明は不可能。よって解なしであり設問は不適当である。」ってとこですかねぇ・・・。