世界が壊れ始めている中、日本は絶対に生き残らなあかん。出来ることは全部やるんや、岸田くん。

 私は実はかなり早い段階から、「かわいそうなウクライナ、そこだけ見てたらあかん。」とか、「プーチンが極悪人やとしても、米民主党の陰で戦争を起こす奴らの方が、鬼か悪魔なんとちゃうか。」と書いて来ていました。ところが、私が入れて貰うてるメーリングリストでは、「ロシア=悪、ウクライナ=かわいそうやから支援」に凝り固まってる人がけっこういてはるのにビックリしました。ガチガチの保守の人でも、です。

 世界は暴力で支配されてるんやと私はいつも言うてますし、間違いやないと思いますが、けっこうナイーブ、純情な人がいてはるんですね。日本ももっと有効な武器をウクライナに送れ、とか言う人にはちょっと残念な気もしますね。

 実は今、ウクライナに怒涛のように流れ込んでる武器は、必ずしも前線のウクライナ兵士に届いてるわけやないんですね。しかも実は元々、ウクライナって、ドロドロの賄賂国家やったわけですね。これらの武器は横流しされて、将来的にはめっちゃヤバいところに流れていく可能性は、とうにアメリカでも言われてるとか。

 そういえば私が時々読んでる「田中宇の国際ニュース解説」で、「すでに負けているウクライナを永久に軍事支援したがる米国」という記事が出ていました。欧米のマスゴミの転載しかしてへん日本のマスゴミには絶対に無い視点ですね。というより、こちらが事実、ですね。いやあ、世界は邪悪やわ。

 そしたら藤井聡さんが、雑誌『表現者クライテリオン』の広報を兼ねて、ブログに記事を書いてはりました(「ウクライナ」からの教訓~来たるべき“有事”にどう備えるか?~)。

 雑誌中の伊藤貫さんの記事や、金子宗徳氏の座談会での発言などをもとに、こう書いてはりました。

ロシアにとってウクライナは、地政学的に重要な国であるのみならず、ロシアを中心としたスラブ民族の「自決」において必要不可欠なのだと認識しているわけです。
そしてこの発想に基づく国際的、国家的運動は、「英米を中心としたアングロサクソン支配体制」に対抗する、非アングロサクソン国家において普遍的に見られる反発運動なのです。それは、今日の中国にしても、アラブ諸国にしても、そして、かつての「大日本帝国」にしても、そうした運動が繰り返されてきているのであり、そうした連綿と続く、英米・アングロサクソン支配に対する挑戦運動の一つに、今回のロシアのウクライナ侵攻が位置づけられているという次第です。
……
しかし、こうした議論をTV等で展開すると「お前はロシアの回しものか!」「侵略を是認するのか!」といった激しいバッシングが起こるのが、今日の日本の世論環境です。

 うーん、深いですね。テレビ、新聞に、ここまで掘り下げさせるのは無理なんでしょうか。田中宇さんの記事に戻って、最後の一節をコピペしておきましょう。

ウクライナ戦争を続行するバイデンの側近たちは、米覇権自滅と多極化を誘発する隠れ多極主義者である。ウクライナに侵攻したプーチンは、米国の隠れ多極主義に協力しただけだ(両者は隠然とぐるだ)。プーチンの指摘どおり、米覇権体制はすでに不可逆的に終わっている。ウソや誇張ばかり流すマスコミやジャーナリズムを軽信する米国側の大半の人々は、この現状を知らないまま全体的に貧しくなっていく。

 いやあ、今や、世界は壊れていく真っ最中なんですね。何でもええけど、日本、何としてでも生き残らなあかんのや。またアホの岸田くんが、アホな発言をして、ネットでは非難ごうごうです(岸田首相、原子力潜水艦の保有に慎重 「コスト莫大」)。えっ。コストの問題なんですか?と。西村幸祐さんもカンカンですね。

 日本は今、生き残りをかけて、できることは何でもすぐに、最大限やらなあかんのや、という意識を、もっともっと私ら日本国民は持たなあきませんね。

※明日からしばらくお休みをいただきます。予防的意味での治療のためです。

【文中リンク先URL】
https://naniwakawaraban.jp/2022/03/03/%e3%81%8b%e3%82%8f%e3%81%84%e3%81%9d%e3%81%86%e3%81%aa%e3%82%a6%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%8a%e3%80%81%e3%81%9d%e3%81%93%e3%81%a0%e3%81%91%e8%a6%8b%e3%81%a6%e3%81%9f%e3%82%89%e3%81%82%e3%81%8b/
https://naniwakawaraban.jp/2022/03/05/%e3%83%97%e3%83%bc%e3%83%81%e3%83%b3%e3%81%8c%e6%a5%b5%e6%82%aa%e4%ba%ba%e3%82%84%e3%81%a8%e3%81%97%e3%81%a6%e3%82%82%e3%80%81%e7%b1%b3%e6%b0%91%e4%b8%bb%e5%85%9a%e3%81%ae%e9%99%b0%e3%81%a7%e6%88%a6/
https://tanakanews.com/index.html
https://tanakanews.com/220619ukrain.htm
https://38news.jp/economy/22118
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA190FM0Z10C22A6000000/
https://twitter.com/kohyu1952/status/1538741674670628864


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【ナニワの激オコおばちゃん】

コメント

  1. 高橋正泰 より:

    ブログ主様、いつも興味深く貴ブログを拝読しつつ、メディアリテラシーを磨いている、東大阪市瓢箪山出身の中年男です。
    予防的治療の為、明日よりお休みとか。どうぞお大事になさってください。
    更にパワー全開のブログを心待ちにしています。

  2. tbsasahinhk より:

    おばちゃん、岸田君に呼び掛けてもアカンと違うやろか。

    彼は肝心なことは”検討する”いうだけやし、やってもろては困る事には即決で決めるんやから、はよ辞めさせなアカンと思うで。

    今度の参議院選挙で自民・公明党政権に絶対に過半数を取らせてはあきまへん。

    そのためには新保守勢力の芽となる、国守衆、参政党、日本第一党、NHK党などを仰山勝たせなアカンのと違うやろか。

    少し休憩されて、元気になって正論をまくしたてて頂戴な、お頼み申します。

  3. あき より:

    ロシアに夢見ている人の方が、驚愕しますけど、私は。
    色々言ってますが、ウクライナからしたらもう二度とロシアに吸収されるのは絶対に嫌だったんだろうと思うのですが、ロシア系住民の件も国内で独立煽ったりしてきたのでは?反乱分子とも言えると思う。 擁護しているわけでは無くそれが無慈悲な大国に翻弄され虐殺の憂き目に遭わされてきた歴史から来るものではないかと。  支那と関係を結んだのにいざロシアと戦争になって、支那ばかりでなくアメリカや西欧諸国の対応は考えていたのとは違ったんじゃないかと思います・資源のある国、人権人命を全く歯牙にもかけない国wは強い、独裁国、一党独裁国は大変危険です、アメリカ他のグローバリズム?他と闘っている~とかw本当にそうかな~・それは短絡だと思います。
    バイデン~部分は概ねそんな感じかな、しかし、アメリカの覇権体制云々ですが、だからトランプ大統領の時、日本も核兵器を持つべきだとか話が出たんじゃないんですか? アメリカも移民国家で始まったが、その後の移民不法移民で国が疲弊しポリコレが蔓延ってしまいましたし。

    世界が壊れ始めてると言うより、日本が凄いスピードで劣化し、アジア最貧国へ・それも、日本政府の所為で向かっていてそれが、バレ始めてもw政府・自民党創価公明党政権与党は、方針転換しない!国防に対しても、経済禍に対しても、他諸々wwwについても何ら有効策を取らない!!って事を、真剣に考えて下さい。

    今、上のコメント見たが、参政党=自民党補完政党、くにもり=自民党熱烈応援団www、 日本第一党=日本で唯一の保守政党、 NHK党??!!=野党並みにそれ以上に論外だわ!阿呆かw
    日本第一党 一択です。

  4. ナポレオン・ソロ より:

    220621-2
    ソロです。
    >>世界では生き残りを賭けての戦いが始まっている
    こう言う認識を持たなアカンのに、原潜一つ作れんで然も理由が金やというのだから、財務省のポチぶりもエエ加減にせなマジで命を狙われるで、金は国債でええやんか、海外が買うより日本銀行が買い取ったらええだけの話やろ、国がのうなったら財政も福祉もあれへんやろが。

    やっぱ、社会の荒波の中で藻掻いて現実的な危機を味わな、現状認識が甘いままやね。此れは能力やなく経験で得た感受性の問題やから、現場で一人の人間の無力さを知ったものやないと共感でけへん事やね。学業エリートはそう言う現場を知っている人に進んで学ばなアカン。

    数字をいじくっているだけでは現実から感覚が乖離して行くだけやのに、それに気付けない蒙昧さが自分にも染み着いていている事に気付かんと手遅れになるで、国をなくしたら、元も子もない事は分っていても忘れてるやろ、現実は欲と二人連れやから仕方ない面は分る事もあるけどね。

    でも真面目な話、が無くなれば立身出世なんて絵空事で、寧ろ、その重い責任問われるで岸田君。

    命懸けて政治をやってるんか? 先達の我が身を挺しても、日本を護って来た志と国臣があったから今が有るんやで私心を捨て滅私奉公気持ちこそ国民のん党に立つ者として、国民に示さなあかん、タイミングなんやで、今はそれが出来いのなら自ら降りるべきやで。

    処で明日から暫くお休みとか、いいですね、この際やから、徹底的に調べてもろて下さい、俺は5回死にかかったけど、未だ生きてる。人間迎えが来るときは分かるもんやと思うし、生かしてもろ手るんや共思う、未だやり残したことがあれば大丈夫やで、自分の体の現状を正確に知って、覚悟新たに無事のお帰りをお待ちしています。

  5. 八百万の神の自由 より:

     いつも柔軟で貴重な情報、活動、有り難う御座います。
     お身体を大事に、まだまだ御活躍して頂かなければ!

  6. k より:

    参政党についてどう思いますか。原発の主張をどう思いますか?

  7. 留守番犬 より:

    ご無理なさらず
    しっかり養生してちゃっかり休養も取って帰ってきて下さいね
    日本復興の鍵としての一翼を担っているんですから

  8. 弓取り より:

    今回の記事は、全体的に賛同できませんでした。ひとつ引用させてもらってコメントします。

    >英米・アングロサクソン支配に対する挑戦運動の一つに、今回のロシアのウクライナ侵攻が位置づけられているという次第です。

     こういう分析を大所高所からの視点と見做すかどうかでしょう。私としては、当事者の動機が重要だと思うので、国境を越えて軍事侵攻したプーチンに上記の分析が当てはまるのか、甚だ疑問なのです。
     ロシアの時間をかけて軍事バランスの不均衡を作り続けた挙句の軍事行動に、英米アングロサクソン支配への挑戦の意味は見出しにくいです。挑戦もなにも、とっくにロシアは経済、民生などでとっくに敗戦してジリ貧でしたよ。たまたま、非スラブ地域の地下資源がすごかっただけです。窮鼠が猫を噛むのを挑戦と評するのを、客観的とは思えませんね。むしろ旧ソ連CISの非スラブ民族にこそ、スラブ人を無力化させたうえで挑戦させてあげたいくらいですよ。

    プーチンが賢ければ、軍事産業よりも民生の産業の発展にちからを注いで、屈辱でも西側の企業や技術を招いてロシア人(多民族の意味で)の雇用と生活の安定を目指すことこそ、大いなる挑戦だったと思います。
    実際は逆で、傲慢にも味方にすべき国や地域に謀略と侵略を繰り返してきたのです。結果はどうあれ、暴力を使えば将来に禍根を残します。愚かではないですか。これのどこが欧米支配への挑戦なのか。わざわざ自ら負けに行っている。
    今回も、ウクライナを戦場にして殺戮略奪を繰り返して荒廃させれば、むしろ英米アングロサクソンないしDSに好都合なだけです。

     独裁者プーチンロシアの領土的大国主義への時代錯誤な妄執の表れと説明されたほうが合点がいきます。ヒトラーやらナチスやら持ち出していたプーチン自身がそれに近い。プーチンがアホなだけです。
     おまけに、欲しているウクライナの国土を荒廃させてしまえば、戦闘に勝っても経済制裁されて戦後復興がままならず、ロシアは「戦闘に勝って戦争に負ける」ことになります。これでは、いよいよ何に挑戦したのかわかりません。
     要は、プーチンがバカだった、ロシア人は民主主義や自由主義や相互互恵の国際関係を知らなかったというだけではないでしょうか。大きな歴史の流れから読み解くのはもちろん重要ですが、進行を止められないならば、もう少し現場の結果が出てからで良いでしょう。ブログ中の引用でなんとか言う論者が、すでにウクライナは負けているなどと評していますが、スポーツ観戦みたいな呑気さを感じます。
     
    もちろん、中露と隣接している我が国はどうすべきかになるのでしょう。
    中露は日本に対して同時に電撃侵攻すれば、たちまち日本を戦場にして日本人を虐殺して人質にして「戦闘」に勝てるでしょう。日本はウクライナよりも反撃能力は低いですから。(軍事能力だけ言うのではありません。)その時も件の論者は、すでに日本は負けていると論評するのでしょうか。果たして日本は「戦争」に勝てるか。

    • ナポレオン・ソロ より:

      220624-2
      >弓取りさん ソロと申します。
      >>ロシアの間違い
      私見に過ぎませんが、ロシアの暴走は今のロシア社会を見ていたら、起こるべくして起こったものと、推察しています。その理由は貴方も指摘している様に、国民の意識の近代化が出来ていないので、将来の望みが描けない社会だからです。

      先ず、歴史的に民主主義を経験していないし、産業革命も中途半端、軍需産業や宇宙工学で米国と世界一を競ったが、結局、民生技術が産業化できないので、結局、豪州と同じく何時かは枯渇する地下資源を売って
      製品輸入で家電、自動車、PC、産業機器、輸送機械・・を賄っている。

      折角、ソ連時代に、東欧という大きな経済消費圏を持っていたのに全てで成長を止めてしまった。おまけに、白人種の繁殖力の限界が現れて、全盛のアジアでは、嘗ての植民地の国々が、それぞれ億を超す人口をかかえている。

      はっきり言って、白人種に未来は無いのは、何かといえば直ぐ戦争で解決しようとする、過去の2度の世界大戦も、欧州大戦の延長で、中身は
      白人同士のイニシアティブの争奪戦だから、有色人種の日本は当然、是認で潰しにかかった。

      こう言う中身なので、ドレスデンの空襲は非難する癖に、その数十倍の規模の日本の都市空襲や原爆投下をジェノサイドやホロコーストとはいわない、当たり前です、白人の権益を守るのが正義だからです。

      彼らの言う人権擁護は飽く迄「白人」のものです、日本人がつきあうのは、程々にすべきだと考えます、滅びるものは自然の理にソグわないことを止められないのが原因なので自業自得なんですから、放って置くしかないのです。

      日本は日本の国益と国土、国民を大事にして、未来に資するものを一つでも多く子孫に残す為に過ちは糺さねばなりませんね。

  9. けん より:

    近現代史を俯瞰すれば、藤井さんの指摘は正しい、と自分も思います。
    米国のヘゲモニー体制は既に終わり(英国は水平線の彼方に没し)、
    いまは遺産を喰い潰しながら、世界を誤魔化しているだけと観ています。

    この認識を踏まえて、台頭する中国や粋がる北朝鮮をどう捌くかが日本の課題で、
    まずは岸田政権を退陣させることから始めないと、日本は内側から崩されてしまうと思っています。